CBCラジオでは今週「ラジオを聴いてナゴヤを満喫!」と題してラッキーウィークを開催していますが、『丹野みどりのよりどりっ!』では名古屋だけでなく、愛知・岐阜・三重も満喫しようということで、おいしいものをレポートしました。
6/13は、三重県伊勢市の名物「伊勢せきやのあわびごはん」を紹介します

今回は憧れの「伊勢せきや」にお邪魔しました。
お話を伊勢せきや本店の中北知枝さんにお聞きしました!

伊勢せきや本店は、木を基調とした建物で、中に入ると高級感溢れる吹き抜けの高さに驚きます。



伊勢せきやは創業1957年で、6年前にこの場所に本店が移転したんだそうです。
古く日本書紀にも「美(うま)し国」と詠まれてきた伊勢。
美味しいものがたくさんあるこの伊勢の特産品の中でも「あわび」は別格です。
天照大神に祀られて以来、伊勢神宮へのお供え物や朝廷への貢物として、そして結婚式や記念日の特別な品として大切にされてきました。
伊勢せきやを代表する品といえば、なんといっても憧れの「参宮あわび」です。

「参宮あわび姿煮」は、採れたままのあわびの殻と肝もそのままに、磯の風味のまま食卓で楽しめるよう作られた逸品。
そのままスライスして頂くことができます。
そして「参宮あわび・脹煮(ふくらに)」。
こちらは厳選されたあわびを、伊勢せきや自慢のたれで手間と時間をかけ、独自の製法によりふっくらと柔らかく煮上げたもの。
そのまま薄切りでも頂けますし、わさび醤油・バター焼きなどで食べても絶品!!
魅力的なお品がたくさんありますが、このあわびを使った「ごはんの素」があるんですよ。

参宮あわびを炊き込み用に薄切りにあしらった「あわびごはんの素」をはじめ、ご家庭の食卓を彩る「ごはんの素」がご自宅用やギフトとしてとっても人気なんだそうです。
あわびを炊き込みご飯に入れること自体、本当に贅沢なんですが、もっともっと贅沢なお品があるんです!
それが「姿煮あわびごはんの素」!

炊き込みご飯というと、具が細かく裁断されているイメージがありますが、これは「姿煮」の名の通り、あわびそのまま!
魚介のだし、そしてあわびのうまみが凝縮された蒸し汁で炊き上げるんです。
殻ごと炊き上げることで、香り高い磯の風味が溢れるあわびの身、ほろ苦くコクのある肝など、素材が生きた贅沢な味をご家庭で堪能できますよ。
炊きあがりがこちらっ!

炊飯器を開けた瞬間に磯のいい香りがふわっ!とします。
幸せな香りです…

よそったお茶碗を動かす度に香りがするんです。
一口いただくと…あわびがやわらかいっ!
やわらかいけど、しっかりと歯ごたえもあって、噛めば噛むほど口の中にあわびの旨味が
ジュワ~っと広がります。
旨味が凝縮されたダシで、炊かれたお米も旨味が溢れて本当に美味しいです。
この「姿煮あわびごはんの素」は、この伊勢せきや本店や内宮前にある直営店などでも購入できますが、名古屋市内なら松坂屋栄店、JR名古屋高島屋などでも販売されているそうですよ。
そして、この伊勢せきや本店2階にある「あそらの茶屋」では、こうした伊勢せきやの味を楽しむことができるお食事処があるんです!


伊勢せきやならではの食材や各種酒肴珍味の品を使った朝かゆや炊き込みごはん、釜飯などが食べられる「あそらの茶屋」。
伊勢神宮では毎朝「朝御饌(みけ)」といって、神様にお食事を調理し奉納するお祭りをおこなっています。
あそらの茶屋ではその古来よりの儀式をモチーフにした「御饌の朝かゆ」が食べられます。

あわびをはじめ5種類の朝かゆが!
契約栽培の奇跡の稲と言われる奉納米「イセヒカリ」で作った特製のおかゆ。
小鉢には海山の幸を取り揃え、神聖でヘルシーな朝食が体験できます。
おかゆは特製たれをたっぷりかけて。
ランチタイムの「昼げ」ではいろいろな炊き込みご飯や土鍋を使ったあわび釜飯など、季節にあわせた御膳が。
釜飯はやわらかい鮑を味わっていただくことはもちろん、そのままでおこげの香ばしさを味わったり、出汁をかけていただいたりといろいろな食べ方を楽しめますよ。
伊勢せきや「あそらの茶屋」では朝もお昼も!あわび、海の幸が食べられるんですね。
早朝、外宮さまへのお参りの帰路に是非お立ち寄りくださいね。
伊勢せきやの皆さん、ステキな方々ばかりでした。 ありがとうございました!!


(石坂窓花)
伊勢せきや本店
三重県伊勢市本町13-7
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