レポドラ日記

忍者食が洋菓子に!?三重県名張市の「かたやき小焼き」

伊賀市と並んで「忍者の里」として知られる三重県名張市。
奈良や京都にも隣接し、伊賀忍者の修行場があったと伝えられる赤目四十八滝でも知られてます。

この名張市に忍者食をモデルにしたお菓子があると聞き、ケーキ・お菓子やさん「Mon Pactole・モンパクトル」にお邪魔しました。

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お話を伺ったのは社長の大石さん。
お忙しいところありがとうございました!



とってもおしゃれな洋菓子店モンパクトルの店内。
ここで売られている「かたやき小焼き」こそがその商品です!

「忍者のお菓子」をアレンジ!

伊賀地方の銘菓に「忍者のお菓子」とも言われている「かたやき」という、木槌で割って食べるおせんべいのようなお菓子があります。
モンパクトルではその「かたやき」を洋菓子にアレンジした「かたやき小焼き」を販売していましたが、今回忍者食を研究している三重大学の久松教授と共同でさらに忍者食に近づけようと開発したそうです。

従来の「かたやき小焼き」に、忍者の保存食「兵糧丸」(ひょうろうがん)のエッセンスを加え、さらに進化させたんです!

忍者の知恵が現代にも役立つ?

武田信玄の軍師、山本勘助の書物に「兵糧丸」のレシピが載っているそうです。

その材料は、もち米、うるち米、連肉(れんにく:ハスの種)、山薬(さんやく:長いも)、桂心(けいしん:シナモン)、ヨクイニン(はとむぎの種)、朝鮮人参、氷砂糖。

味は、ニッキ飴のようなイメージで、今回の「かたやき小焼き」は兵糧丸と同様の材料構成にしているとか…!?

兵糧丸は、ストレス緩和効果のある砂糖に滋養強壮や疲労回復などの効果があるとされる生薬を配合した保存食。
忍者たちは、強いストレスを感じた時に、この兵糧丸を食べて心体のバランスを回復させていたそうですよ。

そこで「忍者の知恵は現代のストレス社会にも役立つ」と考え、忍者の携帯食をイメージするお菓子を作ったんだとか。
かつては伊賀のお茶の間の定番だった貴重な食文化を単なる観光土産でなく、生きた食文化として次世代や後世に継承したい…という想いがあったとのこと。

いただきました。

材料的に食べるのが少し不安でしたが、食べてみたらとっても美味しいんです!



袋を開けた時からシナモンのいい香りがしますし、香ばしくて食べやすいです。
噛むことでストレス解消にもなりますし、食べると心身ともに忍者のように強くなれた気がしました(笑)。
三重大学の学生さんや留学生など、たくさんの人にヒヤリングして出来上がった商品なので味は間違いありません。



この「かたやき小焼き」はモンパクトルの店頭かホームページ、または三重大学で購入できます。
忍者の気持ちになりつつ、おいしい忍者食味わってみてください。



お店の皆さん♥
温かく迎えてくださってありがとうございました!
(松本結花)
レポドラ日記
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2018年05月24日16時46分~抜粋

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