レポドラ日記

海がない岐阜県でバナメイエビの養殖が成功!

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CBCラジオのレポートドライバー、石坂窓花です。
岐阜県瑞浪市の「ハイランドファーム東濃」にお邪魔しました。



こちらへお邪魔した理由は、バナメイエビの養殖に成功したということなんですが…そもそも、岐阜県には海がありませんよね?
海のない県でバナメイエビの養殖に成功したのは、日本でここだけなんだそうです。
どうやって海のないところで、エビの養殖に成功したのでしょうか?

詳しいお話を「ハイランドファーム東濃」プラントマネージャーの伊藤 浩さんに伺いました。



バナメイエビは、アメリカやタイなど、主に海外で生産されているエビで、私たちが生活の中で一番口にしているエビなんだそうです。

例えば、茶碗蒸しや海老フライ、天ぷらなどお店で出てくるのは、ほとんどがバナメイエビなんだとか。

海外から日本に輸入する時はすべて冷凍になっているため、普通は生では食べられないんですバナメイエビ。
本当は生で食べるのが美味しいそうで、「生でバナメイエビを食べてほしい」という思いから養殖を始めたそうです。

バナメイエビを海のない岐阜県で、しかも生食で提供するには、やっぱり新鮮な状態で出荷する必要があるので、養殖という形になるんですよね。

岐阜県の水はとても綺麗で、エビを育てるために重要なミネラル分がとても豊富なんだそうです。

ミネラル分が豊富な水の中で育ったバナメイエビは、甘くて、とてもプリプリなんです。
食べさせていただくと、本当にプリップリで甘エビみたいに甘かったですよ。



これはバナメイエビの赤ちゃんですが、本来バナメイエビは白っぽい色なんだそうです。

なぜハイランドファーム東濃のエビは黒いのでしょう?
実は、調理した時に綺麗な赤色になるように工夫されているんだとか。

ブラックタイガーと比べても引けをとらない商品に高めるために、餌や水槽に工夫をしているそうです。
餌は独自に調合したものを使い、薬剤は一切使用していません。
そして水質の保持、栄養分の保持、季節による温度管理にも気をつけているそうです。

そしてハイランドファーム東濃は、生産から販売までを一貫して行っているため、値段づけから逆算して、エビを育てているそうです。

多くの人に美味しいバナメイエビをお手頃な価格で生で食べてもらえるよう、沢山の工夫がされていますね。

現在は岐阜県内外のスーパー、約10店舗で生のバナメイエビを購入することが出来るんですが、今後もっと多くの方に食べてもらえるよう、こういった施設を増やしていきたい、と話してくださいました。



沢山の方に届けられるようにこれからも頑張ってください。
伊藤さん、ありがとうございました。
(石坂窓花)
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