CBCラジオレポートドライバーの松本結花が、愛知県大府市へ向かいました。
74歳の鈴木康吉さんを訪ねるためです。
この鈴木さん、なんとリアカーで日本一周し、6/21に出発地点の大府市に戻ってこられたのです。
偉大なる中二魂、60年で結実

鈴木さんが日本一周を夢見たのは、なんと今をさかのぼること60年前。
中学二年生の時に図書館で、伊能忠敬の伝記を読んだのがきっかけでした。
伊能忠敬は、江戸時代に足かけ17年で『大日本沿海輿地全図』を完成させた測量家です。
なぜ70歳になって、改めて夢を叶えようと踏み切ったかというと、歳をとるにつれてできることも減っていくため「今しかできない」と思ったそう。
なぜリアカーを選んだの?
こうして日本一周を始めたのですが、クルマでもバイクでも自転車でもなく、わざわざリアカーを選んだ理由を伺いました。
「より伊能忠敬に近い条件で達成したかったから」
確かに、伊能忠敬の時代は徒歩ですもんね。
そんな鈴木さんの相棒となったリアカーがこちら。

伊能忠敬のイラストも描かれ、オリジナリティに溢れています。
気になる重量ですが、荷物を積むとおよそ50キログラムとなるそうです。
このリアカーを引き続け、12,202kmを期間ごとに分け、およそ2年間(延べ473日)で日本一周を成し遂げたのです。
リアカーならではの苦労も

これほどの距離を移動したわけですから、当然のことながら、リアカーのタイヤはどんどん摩耗します。
日本一周の過程で、計30本近く交換したそう。
そのタイヤを購入するのは自転車店ですが、なかなか同じサイズの在庫がなく不安に陥ったこともしばしばあったとか。
リアカーはもちろんですが、私は鈴木さんの体力が心配でした。
しかし、体調を崩すことは一切なかったそうですし、足が痛くても寝れば翌日にはすっかり良くなっていたとか…
本当にパワフルでお元気ですよね。
もちろん日本一周ともなれば、危険と隣り合わせになることも。
北海道を移動中、地元の方に「この辺は熊が出るから気をつけて!」と言われたこともあったそうです。
そんな鈴木さんの冒険話は本当に尽きません。
現在はお世話になった方にお礼状を送っているそうで、今後は各地にお礼参りの旅に出る予定もあるとか。
その時はさすがに車で行かれるそうですが(笑)。

鈴木さん、お疲れ様でした。今回はありがとうございました。
(松本結花)
関連記事