石塚元章 ニュースマン!!

高さ46メートルの滝を「うなぎのぼり」するウナギを発見!

「精の付く食べもの」として知られている「ウナギ」。
この考えを裏付けるような、パワー満点のウナギの存在が確認されました。

『石塚元章 ニュースマン!!』、今週起こったニュースにちなんだ数字をCBC論説室の特別解説委員・石塚元章が解説する「石塚トレンドザ・ナンバー 今日の数字」のコーナー。

8月28日の放送では、ウナギが到達したであろう「46メートル」という驚異的な数字を取り上げました。

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リスナーの予想合戦

石塚の数字発表の前に、まずはリスナーによる予想合戦です。

「今週の数字はやっぱり『7年8か月』じゃないですか?安倍総理の在任期間。次の日本のリーダーの顔、ピンときません」(Aさん)

日本国民が、今最も関心のあるニュースのひとつかもしれません。

「『2023年』ではないでしょうか。SkyDrive(スカイドライブ)社が2023年に空飛ぶ車の販売を目指しているというニュースからです」(Bさん)

近未来は渋滞知らず?

「今日の数字は『7回』だと思います。アメリカで黒人男性が警官から7回撃たれた事件、いろいろとボイコットの動きなどもありましたね」(Cさん)

さまざまなニュースがあった1週間でしたが、石塚が選んだのはウナギに関する「46メートル」でした。
 

15階建てのビルを登る!

「変わったネタで恐縮でございますが」と、石塚が数字の解説を始めます。

「ウナギが登るんですよ、滝を。『うなぎのぼり』っていう言葉もありますけど」と説明する石塚に、渡辺美香アナウンサーは「ほぉ!」と感心した様子。

ウナギがある程度滝を登るというのは知られている話ですが、九州大学の望岡典隆准教授(魚類学)らの研究グループは、天然のニホンウナギが「高さ46メートル」の滝の岩壁をよじ登った可能性があると発表しました。

石塚「46メートルだからね、ウナギだよ?」
渡辺「ビルに置き換えると、15階建てぐらいのビル。一棟3メートルとすると」

ビルに置き換えてみると、そのニホンウナギのパワーの凄まじさがよくわかります。
 

渡辺美香アナの「ぐねぐね」

この研究グループは、鹿児島県いちき串木野市の八房川で、ウナギが滝を登っている姿を発見しました。

46メートル登っているところを最初から最後まで観察していたわけではありませんが、放流されたわけではない天然の若いウナギを滝を超えた上流で発見したことから、ウナギが滝の岩肌を「よじ登った」という結論に達したのです。

「水の中を泳いで登っていくっていうことよりも、岩肌に張り付いてぬめぬめで」と、身体の特徴を活かして登っていくと解説する石塚に、「ああー引っかかりながら、うまいこと」と納得の渡辺。

石塚「美香さんウナギの格好してますね」
渡辺「もだえてます、スタジオで」

石塚「テレビなら見ものでしたね」
渡辺「はっはっはっはっ」

どうやら渡辺、ぬめぬめで岩肌を登る様子をぐねぐねと身体で表してみた様子。
 

「ウナギ恐るべし」

これまで環境省の調査では、高さ40センチ以上の物があると遡上に支障が出るとされていましたが、「こいつは46メートルの岩肌を登った可能性があるぞ」と石塚。

渡辺は「すごーい!」と大興奮です。

渡辺「やっぱり精力があるんですよ(笑)」
石塚「それを僕らはね、スタミナをいただく」

その滝は岩肌に亀裂や湿り気があり、研究チームによれば「移動に適している岩肌」なんだそう。

望岡准教授はウナギの知られざる能力に驚きを隠しきれない様子で、「実際にどういうルートをどうやって、どのぐらいの時間をかけてウナギが滝を登るのか、様子を見てさらに研究を進めたい」とコメントしています。

「『ウナギ恐るべし』という数字でございました」と、まとめた石塚でした。
(minto)
 
石塚元章 ニュースマン!!
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2020年08月29日08時40分~抜粋

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