北野誠のズバリ

息子の婚約者を詐欺師だと思い込んだ父、枕元でハサミを…

11月8日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)、この日のテーマ「聞いてよかったアドバイス・聞かなきゃよかったアドバイス」には、「父が自分の婚約者を美人局(つつもたせ)だと疑っていた」という投稿が寄せられました。

出会って2週間で結婚を決めたことや、彼女の実家の場所などから、なぜか「息子は騙されている」と思い込んでしまった父。
そんな父が起こしたトンデモ行動とは?

[この番組の画像一覧を見る]

熱海=温泉=反社会勢力?

「職場の先輩から紹介された子とすぐに打ち解け、とんとん拍子に話が進み、出会って2週間で結婚を決めました」(Aさん)

まさに幸せの絶頂のAさん。
すぐに互いの両親に報告し、新居や結婚式の計画を立てようとした3週目、悲劇は起こったのです。

「突然親父が『こんなうまい話があるはずがない。美人局だ!すぐに土地も貯金も取られてすってんてん。俺はこれからどこで寝たらいいんだ!』と、連れてきた彼女を疑う始末」(Aさん)

Aさんの父が彼女の素性を疑う理由は、他にもありました。

「彼女は熱海出身なんです。親父は熱海=温泉=反社会的勢力いっぱい、と」(Aさん)

謎の偏見に「どういう思考回路?」と混乱するパーソナリティの北野誠と松岡亜矢子。

ハサミを持って枕元に…

「それからはそんな言動ばかり。朝飯の時はもちろん、自分が風呂に入っていると脱衣所から『詐欺グループに決まっとる!お前にはわからないのか!この節穴が!』と叫ぶ父。夜、何か気配で目を覚ますと、ハサミを持って枕元に立つ父がいました」(Aさん)

妄想で完全におかしくなってしまったようです。

Aさんの行動を細かくチェックし始めた父。
すっかり参ってしまったAさんは、「悩みがあったら何でも聞いてやる。石頭の親父を俺が説き伏せてやる。いつでも相談においで」とたびたび言ってくれていたおじさんの存在を思い出しました。

「すがる思いで仕事場からおじさんの家に何度も電話。何度かけても留守番電話でつながりません。自分の携帯番号を録音機能に入れても、返信もきません」(Aさん)

埒が明かないと思ったAさんは、休日におじさんの家をアポなしで訪れることに。

そこでようやく話ができたおじさんから、思いがけない一言が飛び出したのです。

「何でも相談に乗る」はウソ?

「それ聞いたけど、俺は何もすることはできん」

どうやらAさんよりも先に、父親から連絡が行っていたようです。Aさんからの電話になかなか出なかった理由はこれかもしれません。

「玄関に立ち尽くしていると、おじさんはもう一言『まっ、そういうことだから。諦めな』と言って部屋に戻っていきました」(Aさん)

「何でも相談に乗る」というおじさんの言葉を信じたAさんでしたが、あえなく撃沈してしまったのです。

「自分と母親が父の疑惑を払拭して、なんとか結婚することができました」(Aさん)

北野「おじさん役に立たんね。兄貴に頭上がらんかったんやな」

松岡「『そういう時は言ってこい』って言ってて頼りにならない人には、二度と何も相談しないし(笑)。信用がもうないわ」

父に疑われ、おじに裏切られながらも、なんとか結婚できたAさん。諦めなくて本当によかったですね。
(minto)
 
北野誠のズバリ
この記事をで聴く

2023年11月08日13時54分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報