北野誠のズバリ

話題の『VIVANT』も!愛知県豊橋市がロケ地に選ばれる理由

愛知県豊橋市では、映画やドラマのロケ誘致を観光につなげる「ロケツーリズム」が軌道に乗っています。

現在放送中のドラマ『VIVANT(ヴィヴァン)』(TBSテレビ)の中で、主人公の乃木の同期の山本を警視庁公安部が尾行するシーン。ドラマでは「大宮駅前」の設定でしたが、実際は豊橋駅前で撮影されていました。

9月6日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、『日本経済新聞』の記事からドラマのロケ誘致について語りました。

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『VIVANT』のロケ地は?

豊橋市では、映画『みんな!エスパーだよ!』や、TBSテレビの日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』『陸王』でロケが行われています。
また豊橋だけでなく愛知県の至るところでロケが行われています。

例えば現在放送中の『VIVANT』では、阿部寛さん演じる警視庁公安部の野崎が大使館で手料理を振る舞うシーンは「愛知県庁」。
FBIの職員が野崎と電話をするシーンは「名古屋市役所の廊下」。
経済産業省の入札会場は「名古屋商工会議所」。

以前のドラマ『華麗なる一族』(TBSテレビ)でも、名古屋市役所がロケ地として使われていました。

愛知県、豊橋市や名古屋市は、映画やドラマの製作スタッフと強い信頼関係があるようです。

製作スタッフとの交渉役

豊橋がロケ地として選ばれる理由のひとつに、ドラマの製作スタッフと役所と交渉や調整をする一般社団法人「とよはしフィルムコミッション」の存在があります。

中心となってロケ誘致を行っているのは、専務理事の鈴木恵子さん。

「とよはしフィルムコミッション」が掲げる三か条は、

1.不可能を可能にする
2.ノーと言わない
3.かゆいところに手が届く

です。

豊橋や名古屋の良いところは、東海道新幹線のちょうど真ん中あたりということ。新幹線が停車する都市であることもポイントです。

「正気の沙汰ではない」

『陸王』では、マラソンのシーンで国道1号線が使用されました。
鈴木さんが警察から最初に言われたのは「交通量が最も多い国道1号で何を考えているんだ」ということ。「正気の沙汰ではない」とも言われたそうです。

それでも通い詰めて許可を取り、さらに沿道で応援をする観客のエキストラを5,000人集めたというから驚きです。

丸1日かけて、わずか5~10分ほどのシーンを撮影しました。

北野誠が面白いと思ったのは、『VIVANT』で堺さん演じる乃木が自衛隊の諜報特殊部隊の面接を受ける場面。
建物のロビーのタイルの色について尋ねられた乃木が「白と黒の市松模様でした」と答えるシーンを見た北野は、「これって大阪府庁で撮ってるのちゃうかな?」と思ったそうです。

ロケ地を知る楽しみ

北野「大理石みたいな手すりがあって、白と黒の市松模様の階段上ってるのは、大阪府庁で撮ってる。たぶんですよ」

映画『ブラック・レイン』でも使われた、特徴的な階段に見覚えがあったというのです。

北野「一度使わせてくれるところは、もう本当に使いたいのよね」

ロケ地の聖地巡礼をしたりなど、さらにそのドラマに愛着が湧くことも。ロケ地を知ることは、ドラマを見る楽しみのひとつでもあるようです。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2023年09月06日13時18分~抜粋

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