高価格帯のシャンプー「YOLU(ヨル)」がZ世代に人気です。シャンプーは1,000円以上で「高価格帯」とされますが、「YOLU」の定価は1,540円。それでも売れているのには理由があります。
5月23日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)、「世界まるみえこ」のコーナーでは、「YOLU」の人気の秘密に迫りました。
高いのになぜ人気?シャンプー「YOLU(ヨル)」の秘密に迫る
進むシャンプーの高価格帯化
昨今、シャンプーの高価格帯化が進んでいます。
2017年~2021年までの4年間で価格が11%上昇。詰め替え用の1リットル当たり2,500円以上のカテゴリの売上構成比も、約2倍に拡大しています。
使用しているシャンプーの価格帯についてのアンケートでは、最も多いのは「1,000円未満」で59.5%。しかし「1,000~1,500円未満」と、「1,500~2,000円未満」を足すと39.9%。高いシャンプーを使う人も多くいることがわかります。
不景気なのに、なぜ高いシャンプーが人気なのでしょうか?
2017年~2021年までの4年間で価格が11%上昇。詰め替え用の1リットル当たり2,500円以上のカテゴリの売上構成比も、約2倍に拡大しています。
使用しているシャンプーの価格帯についてのアンケートでは、最も多いのは「1,000円未満」で59.5%。しかし「1,000~1,500円未満」と、「1,500~2,000円未満」を足すと39.9%。高いシャンプーを使う人も多くいることがわかります。
不景気なのに、なぜ高いシャンプーが人気なのでしょうか?
美容院を減らして高いシャンプーを
例えば美容院でヘッドスパをすると何万円もかかります。佐藤いわく、その頻度を減らすかわりに、「家でいいシャンプーを使おう」という考えの人が増えているのでは、ということです。
「YOLU」を手がけているのは、株式会社I-ne(アイエヌイー)。シャンプー業界には大手の製薬会社や化粧品会社が多い中、こちらは社員300人の新しい会社です。
ボタニカルシャンプー「BOTANIST(ボタニスト)」を大ヒットさせたことで、注目を浴びました。
最近では、リラクゼーションドリンク「CHILL OUT(チルアウト )」を、日本コカ・コーラと設立した合同会社で販売しています。
「YOLU」を手がけているのは、株式会社I-ne(アイエヌイー)。シャンプー業界には大手の製薬会社や化粧品会社が多い中、こちらは社員300人の新しい会社です。
ボタニカルシャンプー「BOTANIST(ボタニスト)」を大ヒットさせたことで、注目を浴びました。
最近では、リラクゼーションドリンク「CHILL OUT(チルアウト )」を、日本コカ・コーラと設立した合同会社で販売しています。
ありがちでは「大手には勝てない」
「BOTANIST」に続くヒットシャンプーとしてI-neが開発したのが「YOLU」です。この2商品でI-neは、ヘアケア市場で企業別シェア2位に躍り出ています。
「YOLU」の特徴は「ナイトケアシャンプー」「夜間美容シャンプー」ということ。夜に一生懸命ヘアケアをしても、翌朝には広がったりうねったりしてしまうのはよくあること。
しかしこの「YOLU」は、寝ている間にヘアケアするのがコンセプト。
社内でアイデアを募集後、市場調査をした結果、「ナイトケアシャンプーは」実は2位でした。1位は“ありがち”なアイデアだったため、「大手には勝てない」と却下。
「今までにない、とがった方向性で行こう」と、このナイトケアシャンプーを打ち出したところ、これがウケたというわけです。
「YOLU」の特徴は「ナイトケアシャンプー」「夜間美容シャンプー」ということ。夜に一生懸命ヘアケアをしても、翌朝には広がったりうねったりしてしまうのはよくあること。
しかしこの「YOLU」は、寝ている間にヘアケアするのがコンセプト。
社内でアイデアを募集後、市場調査をした結果、「ナイトケアシャンプーは」実は2位でした。1位は“ありがち”なアイデアだったため、「大手には勝てない」と却下。
「今までにない、とがった方向性で行こう」と、このナイトケアシャンプーを打ち出したところ、これがウケたというわけです。
勝負は「SNS」で
「YOLU」のもうひとつのこだわりは「ビジュアル」。「BOTANIST」は透明な容器に、黒字で商品名が書いてあるシンプルなものです。シャンプーで透明な容器は珍しいと目を引きました。
「YOLU」はアート風のオシャレで高級感のあるデザインです。見た目のこだわりも大手との差別化をはかっています。
そして最大のポイントは、「SNSで勝負をかけている」ということ。大手のシャンプーといえば、テレビCMでよく見かけるイメージがありますが、「YOLU」はインフルエンサーに使ってもらうことで宣伝をしています。
実際に「いいものしか紹介しない」ことで有名なインフルエンサーが「サロンを超えた!」とツイートしたことで、人気に一気に火が付きました。
「特に女性はインフルエンサーの投稿をよく見ている」と佐藤。「使ってよかった」という生の言葉は、CMよりも信憑性があります。
本当にいい商品は「高くても買おう」という気持ちになる、と佐藤。
「YOLU」はアート風のオシャレで高級感のあるデザインです。見た目のこだわりも大手との差別化をはかっています。
そして最大のポイントは、「SNSで勝負をかけている」ということ。大手のシャンプーといえば、テレビCMでよく見かけるイメージがありますが、「YOLU」はインフルエンサーに使ってもらうことで宣伝をしています。
実際に「いいものしか紹介しない」ことで有名なインフルエンサーが「サロンを超えた!」とツイートしたことで、人気に一気に火が付きました。
「特に女性はインフルエンサーの投稿をよく見ている」と佐藤。「使ってよかった」という生の言葉は、CMよりも信憑性があります。
本当にいい商品は「高くても買おう」という気持ちになる、と佐藤。
「良ければ高いものを買いたい」
「BOTANIST」を販売した際、「こんな高いシャンプー売れないよ」と、ドラッグストアになかなか置いてもらえないという問題があったそうです。
シャンプーはそれまで利益が少ない商品でした。ドラッグストア側も高いシャンプーが売れることは大歓迎。現在は高価格帯のシャンプーがいい場所を占めているそうです。
この状況を大手も指をくわえて見ているだけではありません。
花王は「エッセンシャル ザ ビューティ」という高価格帯のラインの販売を開始。資生堂は人気のTSUBAKI(ツバキ)シリーズから、高価格帯の「黒TSUBAKI」を販売しています。
佐藤が実際に使っているのは、「スカルプD ボーテ」の3,500円の育毛シャンプー。
「“良ければ高いものを買いたい”というのが、ある意味トレンド」と佐藤。
昨今、さまざまなシリーズが売り出されているシャンプー。ドラッグストアに行ったら、ぜひシャンプーコーナーをのぞいてみてください。
(minto)
シャンプーはそれまで利益が少ない商品でした。ドラッグストア側も高いシャンプーが売れることは大歓迎。現在は高価格帯のシャンプーがいい場所を占めているそうです。
この状況を大手も指をくわえて見ているだけではありません。
花王は「エッセンシャル ザ ビューティ」という高価格帯のラインの販売を開始。資生堂は人気のTSUBAKI(ツバキ)シリーズから、高価格帯の「黒TSUBAKI」を販売しています。
佐藤が実際に使っているのは、「スカルプD ボーテ」の3,500円の育毛シャンプー。
「“良ければ高いものを買いたい”というのが、ある意味トレンド」と佐藤。
昨今、さまざまなシリーズが売り出されているシャンプー。ドラッグストアに行ったら、ぜひシャンプーコーナーをのぞいてみてください。
(minto)
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