現在、王将戦で将棋の藤井聡太五冠に挑んでいる羽生善治九段。
1月25日の時点では1勝1敗の引き分けで、勝負の行方が気になるところですが、対局の状況とともに報じられているのが、棋士の摂る食事、いわゆる「将棋メシ」です。
藤井五冠の将棋メシがよく話題になりますが、実は羽生九段の将棋メシが最近変わってきているのです。
1月25日放送『北野誠のズバリ』では、お笑いコンビ米粒写経のサンキュータツオが、将棋メシについて調べたことを報告しました。
藤井五冠と勝負!羽生善治九段の将棋メシが激変!?
100期目をかけた大勝負
将棋メシのお話の前に、まず羽生九段に関する現状についておさらいしてみましょう。
羽生九段は2017年に竜王というタイトルを獲得したことで、7大タイトルすべてで永世という称号を獲得し、永世七冠を達成。
しかし2018年以降、すべてのタイトルを失ってしまい、現在は「◯冠」という呼び方ではなく、「九段」という呼び方になっています。
そのため、今回の王将戦はタイトルを再び得られるかどうかというのはもちろんのこと、現在までのタイトル獲得数は99期で歴代1位、あと1つで100期となるという大事な対局なのです。
さらに羽生九段は現在52歳ですが、50代でタイトルを獲ったことがあるのは過去3人しかいないということです。
羽生九段は2017年に竜王というタイトルを獲得したことで、7大タイトルすべてで永世という称号を獲得し、永世七冠を達成。
しかし2018年以降、すべてのタイトルを失ってしまい、現在は「◯冠」という呼び方ではなく、「九段」という呼び方になっています。
そのため、今回の王将戦はタイトルを再び得られるかどうかというのはもちろんのこと、現在までのタイトル獲得数は99期で歴代1位、あと1つで100期となるという大事な対局なのです。
さらに羽生九段は現在52歳ですが、50代でタイトルを獲ったことがあるのは過去3人しかいないということです。
結構濃い食事のメニュー
勝敗予想は専門家にお任せするとして、今回タツオが指摘するのは、羽生九段が摂る食事に最近変化が表れてきたということ。
先週、大阪の高槻で行われた王将戦第二局2日目の際に、羽生九段の昼食は、藤井五冠と同じ高槻野菜たっぷりソース焼きそばで、さらに梅おにぎりを追加。
この焼きそばには目玉焼きと唐揚げ、みそ汁もついていて、50代の食事としては結構濃いメニューです。
スポーツニッポンが対局が行われた旅館の山水館の女将・長山さんに話を伺ったところ、「炭水化物ばかりじゃなくて、野菜も食べなさい!という、男の子のこどもを持つお母さんのような気持ちになってメニューを考えました」とのこと。
つまり「高槻野菜たっぷりソース焼きそば」というメニューは、羽生九段ではなく、もともと藤井五冠を想定していたようです。
また、朝はたまごプリンとオレンジジュース、午後はもなかとホットコーヒーもいただいていたのだとか。
先週、大阪の高槻で行われた王将戦第二局2日目の際に、羽生九段の昼食は、藤井五冠と同じ高槻野菜たっぷりソース焼きそばで、さらに梅おにぎりを追加。
この焼きそばには目玉焼きと唐揚げ、みそ汁もついていて、50代の食事としては結構濃いメニューです。
スポーツニッポンが対局が行われた旅館の山水館の女将・長山さんに話を伺ったところ、「炭水化物ばかりじゃなくて、野菜も食べなさい!という、男の子のこどもを持つお母さんのような気持ちになってメニューを考えました」とのこと。
つまり「高槻野菜たっぷりソース焼きそば」というメニューは、羽生九段ではなく、もともと藤井五冠を想定していたようです。
また、朝はたまごプリンとオレンジジュース、午後はもなかとホットコーヒーもいただいていたのだとか。
最近のメニューにも変化が
では、今まで羽生九段はこんなにボリュームのある食事を摂っていたかというと、必ずしもそのようなことはなかったそうです。
以前は好物にリンゴ、そばと答えられていたそうで、あっさりした印象。
2015年に戦った前回の王将戦でのメニューは、そばやカレー、サンドイッチといった軽く食べられるものが中心でした。
急に食べ物の好みが変わったような印象ですが、第二局の2日目だけたまたまなのかもしれません。
ところが初日のメニューを調べてみると、なんと厚さ2cmの脂身がついたトンテキ定食。
さらに午前中には雪うさぎというケーキも注文しています。
また第一局に遡っても対局の前日はステーキ、初日の昼食は豚のトマト煮込み、2日目はうな重と、こちらも濃いメニューが続いています。
ここまでくると、あえて重いメニューを選んでいるようにも見えます。
以前は好物にリンゴ、そばと答えられていたそうで、あっさりした印象。
2015年に戦った前回の王将戦でのメニューは、そばやカレー、サンドイッチといった軽く食べられるものが中心でした。
急に食べ物の好みが変わったような印象ですが、第二局の2日目だけたまたまなのかもしれません。
ところが初日のメニューを調べてみると、なんと厚さ2cmの脂身がついたトンテキ定食。
さらに午前中には雪うさぎというケーキも注文しています。
また第一局に遡っても対局の前日はステーキ、初日の昼食は豚のトマト煮込み、2日目はうな重と、こちらも濃いメニューが続いています。
ここまでくると、あえて重いメニューを選んでいるようにも見えます。
命の危険が生じてチェス大会が中止!?
羽生九段はなぜこれだけの食事を摂っているのか、タツオはそのヒントが1984年のあるチェス大会にあるといいます。
ソビエトのカルポフという選手がこの大会の期間中に10kgも体重が落ちてしまい、大会が中止されたことがあるそうです。
スタンフォード大学のサポルスキー教授によりますと、チェスの棋士が消費するカロリーは1日平均6,000kcalと、なんと成人の約3倍。
これは極限まで頭を使うためにエネルギーが必要だからというわけではなく、実は2019年にサポルスキー教授の研究結果によって、チェスを指している最中に呼吸が通常の3倍まで速くなって筋肉も収縮し、血圧が上昇していたためと推測。
緊張が消費カロリーを増やし、精神的な重圧による食事量の減少や、大会期間中の不規則な食生活により10kgも体重が減少したのではないかと結論づけています。
そのためか、最近のプロのチェスの棋士は、フィットネストレーニングやジョギングを生活習慣に取り入れていて、対局中に体力を削られないように気を遣っているそうです。
ソビエトのカルポフという選手がこの大会の期間中に10kgも体重が落ちてしまい、大会が中止されたことがあるそうです。
スタンフォード大学のサポルスキー教授によりますと、チェスの棋士が消費するカロリーは1日平均6,000kcalと、なんと成人の約3倍。
これは極限まで頭を使うためにエネルギーが必要だからというわけではなく、実は2019年にサポルスキー教授の研究結果によって、チェスを指している最中に呼吸が通常の3倍まで速くなって筋肉も収縮し、血圧が上昇していたためと推測。
緊張が消費カロリーを増やし、精神的な重圧による食事量の減少や、大会期間中の不規則な食生活により10kgも体重が減少したのではないかと結論づけています。
そのためか、最近のプロのチェスの棋士は、フィットネストレーニングやジョギングを生活習慣に取り入れていて、対局中に体力を削られないように気を遣っているそうです。
おやつを食べるのも仕事
その研究結果を受けてタツオは、若い頃とあまりカロリーの消費量が変わっていない羽生九段は、年齢を重ねて疲れやすくなることもあって、あえてカロリーを多く摂っているのではないかと推測しました。
ちなみに羽生九段の趣味はチェスですが、先程のカルポフのエピソードを知っているのかもしれません。
対局で体重が落ちるという過酷な勝負の中で、棋士の方は戦っているということで、おやつをたくさん摂るのは、単にお昼の楽しみというわけではないようです。
(岡本)
ちなみに羽生九段の趣味はチェスですが、先程のカルポフのエピソードを知っているのかもしれません。
対局で体重が落ちるという過酷な勝負の中で、棋士の方は戦っているということで、おやつをたくさん摂るのは、単にお昼の楽しみというわけではないようです。
(岡本)
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