木曜日の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)で、山内彩加アナウンサーが毎週気になるサブカルチャー作品、音楽やマンガなどを紹介するコーナー「山内彩加のあやカルチャー☆」。
11月10日の放送では、SNSで話題のマンガ、たかたけしさんの『住みにごり』(小学館)を取り上げました。
読んでいることを隠したい!?人間の恐ろしさが際立つマンガ『住みにごり』
万人には勧めづらいマンガ、でも…
新しいマンガを手に取る理由として、「話題だから」「スマホの広告で気になった」などが挙げられますが、山内は2つの条件が揃った時に買うとのこと。
「信頼している人が紹介してくれた」ことと、「最初の10ページほどを試し読みして面白かったら買う」ことの2つです。
『住みにごり』の帯にはビートたけしさんと麒麟の川島明さんの名前が出ていたのに興味を持ち、ネットで試し読みをしてみると、非常に怖くて面白いと感じて購入。
山内の感想はひと言、「ちょっと気持ち悪いマンガ」。
実は北野も読んだそう。
「幽霊ではなく人間の怖さが出ている」といい、家族の気味悪さが出ていて、あったかいファミリーとは真逆の話のようです。
そのため、山内は「ホラーが好きな方にはお勧めします。全員にはお勧めしません」と断りを入れました。
「信頼している人が紹介してくれた」ことと、「最初の10ページほどを試し読みして面白かったら買う」ことの2つです。
『住みにごり』の帯にはビートたけしさんと麒麟の川島明さんの名前が出ていたのに興味を持ち、ネットで試し読みをしてみると、非常に怖くて面白いと感じて購入。
山内の感想はひと言、「ちょっと気持ち悪いマンガ」。
実は北野も読んだそう。
「幽霊ではなく人間の怖さが出ている」といい、家族の気味悪さが出ていて、あったかいファミリーとは真逆の話のようです。
そのため、山内は「ホラーが好きな方にはお勧めします。全員にはお勧めしません」と断りを入れました。
最初の10ページで心をわしづかみ
『住みにごり』のさわりを紹介する山内。
主人公は29歳の男性末吉くんで、会社から長めの夏休みをもらい実家に帰省していました。
その実家に住んでいるのが、酒癖の悪い父親と寝たきりの母親、離婚したばかりの姉と、怪物っぽい兄で名前はフミヤ。
フミヤは35歳無職、体型が大柄で体重が100kg近い男性。
いつもムスッとした仏頂面で身なりにかなり無頓着、家ではパンツにTシャツ姿で外出する時もヨレヨレのシャツを着ている有様です。
ただ、舌はかなり肥えていて味にうるさい性格。
これだけだと、そこまで怪物っぽいとはいえないのですが、末吉くんが恐れている理由は最初の試し読みの時点で出てきます。
末吉くんは兄フミヤが実家の前で通り魔殺人をするという夢を見て、「いつか正夢になってしまうのではないか」と思いながらビクビクして実家に帰るというところから、物語が始まるのです。
主人公は29歳の男性末吉くんで、会社から長めの夏休みをもらい実家に帰省していました。
その実家に住んでいるのが、酒癖の悪い父親と寝たきりの母親、離婚したばかりの姉と、怪物っぽい兄で名前はフミヤ。
フミヤは35歳無職、体型が大柄で体重が100kg近い男性。
いつもムスッとした仏頂面で身なりにかなり無頓着、家ではパンツにTシャツ姿で外出する時もヨレヨレのシャツを着ている有様です。
ただ、舌はかなり肥えていて味にうるさい性格。
これだけだと、そこまで怪物っぽいとはいえないのですが、末吉くんが恐れている理由は最初の試し読みの時点で出てきます。
末吉くんは兄フミヤが実家の前で通り魔殺人をするという夢を見て、「いつか正夢になってしまうのではないか」と思いながらビクビクして実家に帰るというところから、物語が始まるのです。
登場人物にハラハラ
とっかかりが変な状況のマンガですが、山内がそこで惹かれたのには、3つ理由があるといいます。
1つ目が最初の10ページの時点で、すでに兄に怖いイメージが植えつけられたこと。
末吉くんと同じ目線で兄を見るようになるので、その後登場する度にビクッとするそうです。
さらにこのフミヤがひと言も発さないので、行動する度に「何か悪意があるのではないか」と思わせるところも気になるポイントです。
2つ目は家族みんなが変であること。
乱暴な父親がおかしいというのもありますが、穏やかな母親もときどきすごい顔をしているコマがあるそうで、これも何かありそう。
また、末吉くんは会社を辞めて実家に帰りたいと思うようになっているのですが、実家を出たいと思って就職したはずなのに、なぜわざわざ戻って来ようと思うのかも不明です。
そして姉もクセが強いということで、家族に何かが起きそうな、嫌な雰囲気が漂っているようです。
山内は「この家族はお母さんがジェンガでギリギリ保つためのパーツのような役割で、お母さんがちょっと変なふうに行くとバラバラってなりそう。そのドキドキ感もあるから面白いんじゃないか」と考察しました。
1つ目が最初の10ページの時点で、すでに兄に怖いイメージが植えつけられたこと。
末吉くんと同じ目線で兄を見るようになるので、その後登場する度にビクッとするそうです。
さらにこのフミヤがひと言も発さないので、行動する度に「何か悪意があるのではないか」と思わせるところも気になるポイントです。
2つ目は家族みんなが変であること。
乱暴な父親がおかしいというのもありますが、穏やかな母親もときどきすごい顔をしているコマがあるそうで、これも何かありそう。
また、末吉くんは会社を辞めて実家に帰りたいと思うようになっているのですが、実家を出たいと思って就職したはずなのに、なぜわざわざ戻って来ようと思うのかも不明です。
そして姉もクセが強いということで、家族に何かが起きそうな、嫌な雰囲気が漂っているようです。
山内は「この家族はお母さんがジェンガでギリギリ保つためのパーツのような役割で、お母さんがちょっと変なふうに行くとバラバラってなりそう。そのドキドキ感もあるから面白いんじゃないか」と考察しました。
近所の女の子も気になる
最後の3つ目が、末吉くんの幼なじみの女の子、森田さんの存在も気になるポイント。
みんなに対して分け隔てなく接する子なのですが、フミヤにも普通に接するのが逆に違和感を感じる上に、「フミヤが森田さんに何かしでかすんじゃないか」とハラハラする要素もあるようです。
また、「私のお家では、一番位の低いこどもがみんなのご飯をよそおわなくちゃいけないルールがあったんだよね」という森田さんのセリフもあり、その意味も謎です。
現在、まだ2巻までしか発売されていませんが、これからどんどん闇の部分が明かされていくのではないかと見られています。
なかなか人には勧めづらいかもしれませんが、気になる作品です。
(岡本)
みんなに対して分け隔てなく接する子なのですが、フミヤにも普通に接するのが逆に違和感を感じる上に、「フミヤが森田さんに何かしでかすんじゃないか」とハラハラする要素もあるようです。
また、「私のお家では、一番位の低いこどもがみんなのご飯をよそおわなくちゃいけないルールがあったんだよね」という森田さんのセリフもあり、その意味も謎です。
現在、まだ2巻までしか発売されていませんが、これからどんどん闇の部分が明かされていくのではないかと見られています。
なかなか人には勧めづらいかもしれませんが、気になる作品です。
(岡本)
関連記事