北野誠のズバリ

ミシンの貸出サービスが好評?カラオケボックスの多様な使い方

コロナ禍で苦境に立たされているカラオケボックス、テレワークやライブビューイングなどカラオケ以外の用途を模索しています。

そのような中、カラオケ配信サービスの大手JOYSOUNDでは、一部の直営店でミシンを貸し出すサービスを行っているとのことです。

不思議な組み合わせのように見えるカラオケとミシンですが、なぜこのようなサービスを思いついたのでしょうか。

9月26日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、株式会社エクシング新規事業推進グループの水口裕香さんに、パーソナリティの松岡亜矢子が電話で話を伺いました。

[この番組の画像一覧を見る]

なぜミシンの貸出を始めた?

昔と比べてミシンを使う機会は減りましたが、体育祭や文化祭、ハロウィンの衣装など、決まった時期には必要になったりします。

そのため、宅配レンタルを利用される方もいらっしゃると思いますが、家で騒音や振動が気になったり、少しだけしか使用しないのでレンタル料が割高に感じたりするといった悩みがあるようです。

そのため、防音対策という店ではカラオケボックスがピッタリですが、他にも大きな音が出る作業があるなかで、なぜミシンに着目したのでしょうか。

水口さん「われわれカラオケメーカーなんですが、親会社がブラザー工業株式会社という、ミシンをまさに製造しているメーカーになります。

『親会社のミシン×カラオケのJOYSOUND』というのが、すごくグループシナジーにもなりますし、ミシンというのは防音個室空間というのがマッチします。

結構昔から『やってみては?』という話は社内で出てたんですけど、コロナ禍が最後の後押しになって、実際に進めてみようというきっかけになったので、逆にピンチをチャンスに変えてできた企画かなと思っております」

防音というメリットだけではなく、ファブリックを販売しているのは駅近のお店が多いことや、何人かで作業をする時に集まりやすいなど、便利の良い場所にあるカラオケボックスは、場所としてもピッタリなようです。

気になるサービスの内容は?

ただ、レンタルしやすいといっても、気になるのはミシンの性能やお値段です。

テレビショッピングのような流れになっていますが、実際の値段はカラオケボックスの利用料に1,000円上乗せするだけ。

個室を何時間利用しても、ミシンのレンタル料金は変わらないそうで、機種も最先端の10万円以上する刺しゅうミシンですので、さまざまなデザインのものを縫うことができます。

また、ミシンだけではなくアイロンやチャコペン、布切りバサミなども貸し出してもらえますので、手ぶらで行くことが可能。

水口さん「作業台としてもカラオケボックスの机はすごく広いので、みなさまにアトリエとして使っていただきたいなという、担当としての気持ちもありますので、何で使っていただいても、何時間使っても一律料金の1,000円で貸出をしております」
9月現在でこのサービスを行っているのは、名古屋にある名駅三丁目店、東京の池袋西口公園前店、川崎にある溝の口店、大阪は天王寺アポロ店の4店舗。

水口さん「1番最初に始めたのが東京の池袋になりますので、そちらはコスプレイヤーさんの衣装作りという形で、作りたい衣装の映像を観ながら制作できるというのが、すごく良いんじゃないかなと思っていたので。

ご利用もそちらの方が1番多い感じになってます。

あとはお子さま連れでいらしたお母さんが、お子さんがカラオケで歌っているのを見ながら安心してミシンを使っていただいたりとか、学生の方々がわいわいグループ制作をする中で、一緒の個室で楽しんでいただけるというのは、見ていてうれしいなと思います」

ミシンをかけている中でこどもが安心して見られるというのは、個室ならではの良さではないでしょうか。

今後もカラオケ以外のサービスというのを企画されているとのことですので、新しい使い方が増えそうです。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
この記事をで聴く

2022年09月26日14時43分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報