北野誠のズバリ

オール巨人が語る、さんま、紳助、ダウンタウンの芸

7月22日放送の『北野誠のズバリ』で、北野誠が「師匠」と仰ぐオール巨人さんが出演しました。

明石家さんま、島田紳助、ダウンタウンのデビュー当時の貴重な話を披露する巨人さんの話に、思わず引き込まれる北野誠と大橋麻美子です。

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同期で最初に売れたのは…

巨人さんが吉本興業に入った時の同期は明石家さんま、島田紳助、桂小枝。
さんまさん、紳助さんは4月、巨人さんは7月に吉本入り。
わずか3ヶ月とは言え、上下関係の厳しい世界ゆえ、巨人さんは2人を「兄さん」と呼んでいたそうです。

このうち最初に売れたのがオール阪神・巨人だったそうです。
実は巨人さんは年齢も上のため、同期では最もベテランのように見られましたが、実際には後輩にあたります。

阪神・巨人に続いて売れたのが、明石家さんまさん。
野球の小林繁選手のものまね芸でブレイクし、その後紳助さんも松本竜介さんとコンビを組んでから売れました。

そして『ヤングおー!おー!』(MBSテレビ)で巨人さんは、さんまさん、紳助さんと一斉にお茶の間の人気者になりました。

今でも紳助さんとはゴルフで会うという巨人さん、「今も面白い。(紳助さんには)勝てない」と言います。
現在の紳助さんは悠々自適で、芸能界に戻ることは全く考えてないそうです。

ライバルを分析していた島田紳助

当時、紳助さんのマンションに行くと、壁に折れ線グラフ、棒グラフがいっぱい書いてあったそうです。
「この芸人はここがいい」「ここがダメ」と分析していたとか。
そして「俺はそこにないもので生きていく、隙間芸人だ」と言っていたそうです。

巨人「全然隙間ではなかったけどね(笑)」

紳助さんに「オール阪神・巨人は野球選手に例えると誰だ?」と尋ねたところ、「ヤクルトの大杉。実力はあるけど客は呼べん」との答え。
思わず「こらーっ!」と怒鳴った、と巨人さんは笑います。

漫才ブームでさんまが自己分析

「漫才ブーム」の頃、北野誠が偶然さんまさんに会った時、「この時代はオレの時代やないねん」と言われたとか。
「いまちゃうねん誠、オレあんまり出ていったらあかんねん、漫才ブームやから」と続けたそうです。

「売れてる芸人はそれぞれ分析している」と語る巨人さん。

巨人「僕らは漫才だけしか生きられないと思って、今も昔もそう思ってやっています。新しいギャグ漫才が流行ったときもあって真似したけど、やっぱりできなかった。普通のしゃべりの漫才に戻って、それしかできませんね」

NSC設立

次にできたのがNSC(吉本総合芸能学院)です。

巨人「あれ作ってよかったよね。なかったら芸人になりたいと思っても、ハードルがぎょうさんある。誰かの弟子にいかなあかん。
それがなくなった。NSCができてから、お金を払ったら入れます」

北野「面白かったら、売れていくしね」

巨人「歌手の皆さんは巧かっても売れなかったりするけど、お笑いは面白かったら絶対売れます。会社が放っておかないし、世間は放っておかない」

衝撃のダウンタウン

このNSC一期生から大ブレイクしたのがダウンタウンです。

巨人「ダウンタウンだけは最初から全然違った」

当時の彼らはまだ19歳か20歳くらい。

巨人「影響は大きかったですよ。紳助もダウンタウンが出てきて、『もう僕らの漫才の時代は終わったな』と言ってやめました。

その後、ダウンタウンくらいの衝撃を受けた芸人はなかったですね。
ただ、紳助とさんまと会った時『絶対この2人いける』と思った」

実は紳助さんとさんまさんもオール阪神・巨人が売れると思っていたそうです。

北野「圧倒的な力で、ダウンタウンを見た時にみんなが売れると思った。それで第一線でずっとやり続けられるのもすごいですね」

この後、弟子入りしていた有吉弘行さんを「円満破門」した話などが続きました。

巨人さん自身もすごいですが、その周りの芸人たちとの関係も興味深い話がたくさん聞けました。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2022年07月22日14時22分~抜粋

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