北野誠のズバリ

間寛平GM、「若手に吉本新喜劇の歴史を教えたい」

7月2日放送の『北野誠のズバリサタデー』、話題の人にインタビューする「ズバリこの人に聞きたい」のコーナーには、お笑い芸人の間寛平さんが登場しました。

「吉本興業110周年感謝祭」の一環として、吉本新喜劇のGM(ゼネラルマネージャー)に就任した寛平さん。吉本新喜劇への熱い思いや、寛平さん扮する人気キャラクターのモデルについて語ってくれました。

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「新喜劇をもうちょっと良くしよう」

「寛平GMプロデュース公演 新喜劇出前ツアー2022~寛平ちゃんがグングカッカ、グングカッカポッポ~♪あなたのお側に~」が、7月30日(土)の名古屋御園座公演を皮切りに全国4都市で開催されます。

この公演では「味のこい~やつ、届けます」をキャッチコピーに、新旧織り交ぜた“いまの吉本新喜劇”を展開。吉本新喜劇と人気芸人5組の寄席、観客と出演メンバーの交流トークが予定されています。

「ゼネラルマネージャーって何しはるんですか?」と尋ねる北野に、「新喜劇をもうちょっと良くしようということで」と寛平さん。

昔と今の新喜劇はちょっと違う

寛平「僕らがやってるのと、今若い子がやってる新喜劇はちょっと違うやんか。ちょっと昔の感じも入れて、今の若い子に『こんなんやで』って教えながら。新喜劇ってそうやんか、ずっと受け継がれてきた」

吉本新喜劇の二大巨星と呼ばれた花紀京さん、岡八朗(岡八郎)さん。
それ以前は藤田まことさん、芦屋雁之助さん、財津一郎さんなど、そうそうたるメンバーが出演していました。

「新喜劇の長い歴史を今の若い子は知らんから、そういう新喜劇も見せて教えていかなあかんと」と寛平さんは意気込みを語ります。

「セカンドシアター」を立ち上げた理由

現在、新喜劇のメンバーは110人。

寛平「出てるのが30人、あと70人は出てないから、その子らを出してやらなあかんやんか。メンバーを平等に舞台に出したい。そこで『がんばろう!』という子が出てくるかもしれないから」

「若手を育てるには劇場が必要」と考えた寛平さんは、なんばグランド花月の地下に若手主体の「吉本新喜劇セカンドシアター」を立ち上げました。

寛平「4年目や6年目やいうて、出てない子がいる。くすぶってるから、出さないかんな思って僕が動いてるんですよ」

若手の育成にも力を入れているという寛平さん。

寛平じいちゃんで登場!

北野「久しぶりに寛平じいちゃんの格好で来はったから、ビックリした」

実は寛平さん、ラジオにもかかわらず「寛平じいちゃん」のいで立ちで登場していました。鼻毛もきっちり描き、杖も持参。完璧な姿です。

寛平「杖を持って大暴れしてるやんか。もう普通にできるようになってきてる。年やから」

北野「追いついたんや!寛平じいちゃんに実年齢が追いついた!」

28歳からやってきた寛平じいちゃんが、自然にできるようになったというのです。

寛平「出て行って、人まで平気で叩きそうになるもん」
 

引きずり女のモデルは?

寛平じいちゃんのモデルは、ふらつきながら歩いていた近所のおじいちゃんだったんだとか。

北野「昭和にありがちですね」

寛平「『あのおじいちゃんに寄って行ったらあかんで。叩かれるで』って言ってたんですよ。そこからなんですよ。『引きずり女』もそうですよ」

代表作のひとつ「引きずり女」にも、モデルがいたようです。

寛平「なんば元町に、夜中の12時になったら出てくる、髪の毛に鍋やらヤカンやらくくって歩くおっさんがいて。そのおっさんを見て、引きずり女を考えたんや」

寛平さんならではの独特のキャラクターは、独特すぎるおじいちゃんとおっさんからインスピレーションを得たものだったようです。

「走り続けたいと思います」

8月2日(火)~8月7日(日)には御園座で「夏休み!!!!よしもと吉本新喜劇と日替わりバラエティーショー」が開催されます。

出演は辻本茂雄さん、西川忠志さん、アキさんなど。漫才では中川家、ブラックマヨネーズ、和牛、ミルクボーイなどの豪華メンバーが日替わり出演します。

寛平さんは今年73歳。

「ちょっとずつ弱ってきてるけどね。走り続けたいと思います」と力強く語った寛平さんでした。
(minto)
 
北野誠のズバリ
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2022年07月02日10時29分~抜粋

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