北野誠のズバリ

「紀州のドンファン」をなぜ「和歌山のドンファン」と呼ばない?

先日、和歌山県で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた会社社長が死亡した事件で、元妻が逮捕されました。

4月30日放送の『北野誠のズバリ』で、北野誠がその事件についての疑問を語ります。
それは「誰が犯人か」の話ではまったくなく「なぜ紀州と呼ばれ、和歌山のドンファンと呼ばないんですかね?」について。

ついでにアシスタントの大橋麻美子の出身地詐称疑惑まで持ち上がってきました。

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『和歌山のドンファン事件』では?

北野が口火を切ります。

「僕の知り合いの和歌山県人が東京に来た時に、どっから来んですか?と聞かれた時に『大阪の方』と言ってしまいます」

和歌山と言ってもわかってもらえないから、「大阪の方」と言ってしまうそうです。和歌山がいかに世間に知られてないかという悲しい話です。

そこで北野はこう訴えます。

「『和歌山のドンファン』と言うと、世間からもっと和歌山を認識してもらえるのに、なぜ世間は『紀州のドンファン』と呼ぶのかということに、僕はちょっと憤りを感じているんですよ」

確かに「和歌山カレー事件」のときは、和歌山でしたが、どこに違いがあるのでしょうか。
 

和歌山を有名に

北野は昔の体験を語ります。

「JA和歌山のイベントをやったことがあって、その時も、和歌山の県知事の一番の悩みは『和歌山をみなさんが知らないことなんです』と。
だから、特産物というと、備長炭、梅、みかん。みんな東京とかに出荷する時に紀州備長炭、紀州梅、紀州みかんと言う。紀州の方が、和歌山と書くより売れるんですって」

大橋も「紀州」の方が「ブランドっぽい」と言います。

北野「私は声を大にして言いたい、『和歌山のドンファン事件』と呼んでくださいませんか」

ただ「和歌山のドンファン事件」は悪いイメージですから、そこは悩みどころです。
よくも悪くもまずは名前を有名にすることから始めようというところでしょうか。
 

和歌山人あるある

この北野の提案に対して、大阪で学生生活を送ったというリスナーからリアクションが届きました。

「同期に和歌山から通っている友人がいました。彼は就職して、名古屋支店に勤務。名古屋で彼女ができ、その彼女と3人で飲みに行きました。
私が友人に『お前和歌山からよく通ったね、あの遠いところから』と言ったら、なにやら彼女が不穏な空気。『〇〇君、和歌山だったの?』。

そうです、彼は彼女に自分は大阪出身とウソをついていました。しばらくしてその彼女とは別れたそうです。
同様に大阪の方と言っていた和歌山県人を、彼以外に少なくとも3名は知っています」(Aさん)

北野は「愛知県の人は名古屋出身と言いますもんね」と地域あるあるを言います。
 

「岐阜県出身ですけど」

そこで大橋が爆弾発言。

「私、岐阜県出身ですけど、東京で名古屋と言っていましたからね」

北野「岐阜はあかんのちがう?」

大橋「いやいや、すぐお隣ですから。岐阜っていうと、みんな高山のイメージなんですよ。雪深いところみたいな。でも各務原なんで、もう愛知県でしょ。最寄りの大都市圏を言うというのは田舎あるあるですね」

北野「わからない地名でも『各務原どこですか?』と調べてもらうのも大事なことなんですよ」

大橋「どうせわからんだろう、でなくてね」
 

心は名古屋市民

この紀州・和歌山問題はこの後も引きずります。

「紀州はもともと『暴れん坊将軍』で有名になって、それがブランド化してしまったんでしょうね」(Bさん)

「紀州問題。紀州はそもそも和歌山県と三重県南部を含めての名称。その地域の中央に位置しているのが田辺市。今回の亡くなられたドンファンは田辺市の生まれ育ち。それで東京に行ったときに『紀州のドンファン』と名乗っていたそうです。
唯一和歌山ブランドは和歌山ラーメンですね」(Cさん)

なるほど、和歌山ラーメンは有名になりましたね。

「大橋さん、岐阜で各務原で、名古屋を名乗ったらあかんでしょう」というDさんに対し、大橋は「心の中で、電車で30分」と言い訳するそうです。

北野「名古屋市の飛び地なんや」
大橋「そういう認識です(笑)」

大橋の心は名古屋市民のようです。大都市に近い地方民の宿命でしょうか。
(みず)
 
北野誠のズバリ
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2021年04月30日13時06分~抜粋

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