4月17日(金)、日本野球機構(MPB)は12球団による代表者会議をウェブ上で行い、5月26日からの予定であった「日本生命セ・パ交流戦」の中止を決定しました。
また、プロ野球の5月中の開幕も断念したことを明らかにしています。
その一方で、台湾のプロ野球界は無観客ながらも公式戦が開幕。試合を盛り上げるあるユニークな試みが話題です。
4月18日放送の『北野誠のズバリ』では、開幕延期が続く日本のプロ野球と、無観客でスタートした台湾のプロ野球について取り上げました。
昭和のプロ野球「江夏が昼間投げて夜も投げて」
当初、3月20日に開幕する予定であったプロ野球。
その後4月20日になり、4月24日になり、5月中にはなんとか…と言っていたものの、結局その5月の開幕も断念となってしまったのです。
5月26日~6月14日の日程で18試合が予定されていたセ・パ交流戦が中止となったため、今年のプロ野球公式戦は、142試合から125試合に削減となりました。
6月以降に開幕したとしても、「ダブルヘッダーとかやらなあかんし」と北野。
これだけ開幕が遅れると、1日に2試合という可能性も出てくると危惧します。
「昔のプロ野球を思い出す。昭和のプロ野球や。江夏が昼間投げて夜も投げて」と昭和を振り返る北野に、「2試合連続で投げるのは当たり前だったとか、昔」と加藤由香アナ。
開幕なしの可能性?
開幕後、果たして試合を消化しきれるのかという問題もありますが、そもそも開幕できるのだろうかという現実も重くのしかかっています。
「『7月からではないか』なんていう関係者もいるようです」と戸井康成。
万が一7月の開幕となった場合は、90試合前後が現実的な数となるようです。
北野「今年開幕しないということはあり得るのかな?」
戸井「そうなってくると、球団に入ってくるお金ゼロですからね」
北野「年俸どうすんねんと」
仮に無観客試合を行った場合、放映権などで多少なりお金を生みだすことはできるだろうと話す戸井ですが、「まったくゼロだとしんどいですよね」と危機感を募らせます。
台湾プロ野球無観客開幕
一方、台湾のプロ野球界では動きがあったようです。
12日(日)、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていた「台湾プロ野球公式戦」が開幕し、海外から注目されています。
しかし、あくまでも無観客での開幕で、客を入れた通常開催の見通しは立っていません。
台湾では14日に感染者ゼロを記録。
「コロナウイルスの封じ込めに成功している」ということもあって開幕にいたりました。
マネキンだけに…
中でも話題は「楽天モンキーズ」。
本拠地である桃園球場のスタンドには、戸井いわく「ドリフのセットみたいな」マネキンの応援団がずらり。
ユニフォーム姿のファン、カメラを構えた記者、ボードでメッセージを送っているファン、ビールの売り子などのマネキンや顔出しの立て看板を並べて試合を盛り上げています。
この話題に、リモートワークで東京のスタジオから登場の井上トシユキがようやく一言。
「でもあれやなぁ、マネキンだけに、試合の方には向かん客(無観客)やな」
井上のダジャレにいつも辟易している北野も珍しく「いや、上手かったよ」とベタ褒め。
なんともうれしそうな笑い声をあげた井上でした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2020年04月18日10時02分~抜粋