北野誠のズバリ

レンタルの方が得か損か?見極める4つのポイント

自動車やマンションといった大きなものだけではなく、今やさまざまな物が借りられる時代。

一方で物が手元に残らないのにレンタル代を払うのは、損な感じがしてしまいます。でも、あまり使わない物を買っても仕方がありません。

「借りるか、買うか」じゃどのような視点で判断すれば良いのでしょうか?

3月2日放送『北野誠のズバリ』の「ズバリマネー相談室」では、小宇佐・針田FP事務所のファイナンシャルプランナー・伊藤勝啓さんが、「借りた方が得かどうかを判断するための4つのポイント」について、解説しました。

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買うと税金がかかる物は注意

伊藤さんはまずレンタルの利点として、「買ってみたら思ってたのと違うとか、利用頻度が少なかったとしても、最小限の打撃で抑えられる」ことと、「今は物があふれているので、1つの物を長く使うというよりは、必要な物を必要な時に使うというニーズが増えている」という点を挙げました。

もちろん買った方が得な場合もありますが、伊藤さんはここで、レンタルにするかどうかの判断方法を4つ挙げました。

1つ目のポイントは、「税金がかかるかどうか」。

車だと自動車税、持ち家だと固定資産税がかかってきます。

伊藤さん「どちらも必需品ではありますが、所有してるだけで税金がかかりますので、借りることができるのであれば、借りた方が家計としては楽になりますね。

また、誰も住んでいない古い家を所有していて、荷物や思い入れがあるので処分できず、税金だけ払い続けるという場合もありますね」

北野「更地にすると固定資産税が6倍に上がるので、よう壊せん。売れへん土地やったり」

土地を売ったり貸したりできるのであれば、捨てられない荷物はトランクルームに預けるのが良さそうです。
 

持ってるだけでお金がかかる

2つ目は、「維持費がかかるかどうか」。

車の場合は税金だけではなく、ガソリン代や駐車場代、保険料や車検などがかかってきます。

伊藤さん「10年ごとに200万の車を買い替えていくとすると、生涯車のかかるコストとしては、ざっと3千万ぐらいと言われてます。会社員の方の生涯賃金がだいたい2億から2億5千万ぐらいと言われてますので、車だけで多くの支出をしていることがわかりますね。

勤務先が近かったり、公共交通機関が発達しているので普段あまり乗らないという場合は、借りるという選択をすることで、維持費を大幅に減らすことができると」
 

年に何回使いますか?

3つ目は、「場所を取るかどうか」。

伊藤さん「旅行に行こうと思った時、大型のスーツケースを使用することがあると思うんですね。ただ、年に1回使うかどうかという方も多いと思うんですけど、その割には押入れの場所を結構取ってしまう。レンタルだと1週間で5,000円程度で利用できますので」

北野のように毎週東京と名古屋を何往復もしていれば、買った方が得だと思われますが、スーツケースの値段と、使う回数を元に計算してみましょう。

北野「俺が今ホテルに置いてるのは保管用。CBCに1つ、家に1つ。どうすんねん!CBCの番組を辞める時は処分せなアカンけど、『CBCラジオ市』って、勝手にその辺でやろうかな。自転車も売りたいですし(笑)」
 

毎年のメンテがめんどくさい

最後の4つ目は、「保管やメンテナンスに手間がかかるかどうか」。

スキー板やスノボはしょっちゅうスキー場に行かないのであれば、借りた方が得する場合もあります。

その他にもサーフボードやキャンプ用品なども挙げられますが、車などと同様、得か損かの判断とは別に、所有欲があるかもしれません。

ただ、「アウトドアショップとか行ったら、意味なくテント欲しなんねん」という北野の意見に対し、ITジャーナリストの井上トシユキも「わかります」と同調。

さらに「男の子は、家の中でテントを立てて寝たがる。(幼稚園児が)家の中でダンボールを組み立てて迷路作りたいっていうのと同じ」と語りながらも、最後は「あまり使わないものは借りた方が良いということですね」とまとめました。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2020年03月02日14時12分~抜粋

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