8月31日放送の『北野誠のズバリ』では、番組工作員こと工作太朗が、「カレープロレス」への潜入取材をレポートしました。
さまざまな店が立ち並ぶ鶴舞公園の高架下で、工作がたまたま見かけたのは「水曜カレープロレス」という謎のワード。
「毎週水曜日に開催されるイベント、店内の常設リングでプロレスが見られるよ!」
この言葉に惹かれた工作は、早速水曜日にこのお店「スポルティーバアリーナ」を訪れました。
インドカレーとプロレス
今まで、プロレスを一度も生で見たことがなかった工作。
「カレープロレス」という言葉に昔のバラエティー番組を思い出し、「カレーを掛け合う?凶器に使う?」と、工作の頭の中ははてなマークだらけです。
料金は、ワンドリンクとカレーがついて4,000円。
お店の人から「もうすぐ試合が始まるから、早く食べてくださいね!」と言われて、工作はようやく「ああ、カレーはかけるやつじゃなくて、食べるやつ」と理解しました。
そしてなんとこのカレーは、スパイスから仕込んだ、ルーを使わない本格的なインドカレーだったのです。
ひ弱なおじさん登場
時刻は夜8時ごろ、会場はすでに40~50人のお客さんでいっぱいでした。
客層は、学生風の男性、子連れファミリー、年齢層が上のご婦人の集団、サラリーマンなどバラバラ。
ハードロックのギターのメロディが流れ、リングアナが登場、いよいよ選手の入場です。
入場口に視線が集まりますが、「ここだー!」といういかにもなタイミングで、誰も出てきません。
結局、中途半端なタイミングで、細身だけどお腹が出た猫背の50代のおじさん、頭髪もさみしい、いかにも弱そうな長谷川選手ががぬるっと登場しました。
「えー!こんな感じなの?プロレスラー!」と、自らが抱いていたイメージとの違いにひるむ工作。
リングに上がる時に、ロープに足をひっかけてつまずき、自分の名前入りのタオルをバッとかざすも、裏地。
何をやっても決まらないおじさんに、会場からは笑いが起こります。
猫背のおじさんVS緑髪のマッチョ
再度カッコいい音楽が流れ、今度は髪の毛を緑色に染めた、タンクトップ姿のマッチョな選手が、ファンに「ウルセー!」と罵声を浴びせながら入場してきました。
「次も変なおっさんが出てくるのかな?」と思っていた工作はビックリ。
なんと、ひ弱な猫背のおじさんと緑髪のマッチョマンの対決だったのです。
案の定、バッチバチにやられてしまうおじさん。
おじさんがマッチョに髪の毛をむしられるパフォーマンスでは、会場が「やめろ!やめろ!」と一体となっておじさんを応援します。
場外乱闘では、おじさんの髪の毛の一番さみしい部分を客席に向けて、「今シャッターチャンスですよー」と促すマッチョ。
おじさんの頭髪は「インスタ映え」に使われてしまいました。
まさかの加齢臭地獄
しかし、おじさんもやられっぱなしではありません。
一輪車をゆっくり漕いで、マッチョにタックルをかます必殺・一輪車攻撃を繰り出します。
なんてことのない攻撃に見えますが、苦しむマッチョ。
後でマッチョに理由を聞くと、なんと「すごい加齢臭がするんです」と驚きの答えが返っていたといいます。
おじさん、「カレープロレス」だけに「加齢」臭で攻撃をしていたようです。
第一試合はこのようにお笑い系の要素が強く、工作も大爆笑。
気づけば手拍子をして、やられているおじさんに「やめてあげてー!」と声をあげるほどノリノリでした。
初心者も楽しめる
2試合目はマスクレディーと、ダンプ松本さん風の選手による、女性同士の戦い。
3、4試合目はいわゆるプロレスで、男性同士のアクロバティックな試合。
骨に響くようなドスンという音の胸元へのチョップなど、リングが近くて迫力満点だったと興奮気味に語る工作。
4試合すべて見た工作は、「ストーリーが楽しい。ここのお店だったら初心者でも楽しめるし。ああ、だからこういういろんな層がいるんだな」と納得しました。
「名古屋のプロレスシーンって、ちょっとアングラなイメージがあるかもしれないんですけど、若い層にも広がってきてるのかな」と工作。
手に汗握る試合展開で、ビールは進んだものの、結局カレーは試合終了後に食べたそうです。
4,000円でプロレスを楽しめ、おいしいインドカレーも食べられる「スポルティーバアリーナ」。
興味を持った方は公式サイトでご確認を!
(minto/撮影:工作太朗)
北野誠のズバリ
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2019年08月31日11時09分~抜粋