ハリウッド進出!園子温監督が語る吉高由里子の発掘秘話

北野誠のズバリ / エンタメ

1月5日放送『北野誠のズバリサタデー』はゲストに映画監督の園子温さんが登場し、映画監督になったきっかけや、ハリウッド進出のお話を北野誠とITジャーナリスト・井上トシユキが伺いました。

今回はリスナーに知り合いの方がいたことがきっかけで、ゲスト出演が実現した園監督。
愛知県豊川市出身で、3月にはその監督がプロデュースした『ええじゃないかとよはし映画祭』が開催されます。

知名度の低い女優を起用する理由

 園子温監督の映画で広く知られるようになった女優も多く、その中には『紀子の食卓』(2006年)の吉高由里子さんや、『愛のむきだし』(2009年)の満島ひかりさんなどがいます。

なぜ、あまり知名度のない方を積極的に起用するのか、その理由について尋ねました。

北野「出てくる女優さんが、それまで無名の方が多かったですよね。あれはオーディションですか?」

園監督「オーディションもあるし、どっかで飲み会で出会ってるのもありますけど」

北野「まだ無名の女優さんを使う時っていうのは、自分の直感とかどこを見ておられるんですか?」

園監督「そもそも吉高由里子の時にやって、やみつきになったんですよね。すごく才能を持ってて。(オーディション会場に)入ってきた途端『こいつだ!』って思ったんですけど」

ちなみに、その時に同じ役でオーディションに応募していたのが、沢尻エリカさんや北川景子さんだそうです。
 

吉高由里子の起用は直感!

 
選考時は何も書かれていない写真だけのFAX1枚が送られ、マネージャーも付いておらず、起用が決まった時も「あんなんで良いの?」と言われるほど、吉高さんはあまり事務所から推されていなかったそうです。

さらにスタッフ側も演技経験の少ない吉高さんの起用は不安だったそうで、まさに園監督の独断だったというわけです。

園監督「本読み(撮影の前に台本を読み合う)をやってみたらめちゃくちゃ下手で。とんでもないもの選んじゃったなと。でも自分の責任じゃないですか。だから発声練習からやったんです。まさか最終的に 『天才じゃん』と思うぐらい飛躍的な変化を遂げたんですよね。
それで、面白いじゃん!新人ってやみつきになったんですよ。それ以来ずーっと、慣れ親しんだ誰でも知ってる人を使うより、新人を使うのが楽しいってなっちゃったんです」

映画を観ている側も「あの役の人は誰?」と注目したくなりますね。

 

撮影するうちにみるみる成長

そんな状況で撮影がスタートした『紀子の食卓』ですが、吉高さんの成長が著しかったそうです。

北野「最後の方の場面で、吉高さんの表情もすごい良いですよね。あの頃はかなり追い込んだ後やったんかなと」

園監督「追い込んだ後ですよ。かなり泣かしましたし。最初のシーンの時は朝から撮影が始まって、1カットに夕方までかかりましたから。テイク数が825になってました。こんな地獄見たことない」

北野「『地獄でなぜ悪い』状態ですよ(笑)」

園監督「途中からそんなに強く言わなくなるぐらい、どんどん良くなってきたんですね」

また、満島ひかりさんに対しても、やはり園監督は厳しかったそうです。

園監督「すごかったですよ。天候が悪くなったら『おまえのせいだ』って言ってたから」

北野「ひどい話や」

園監督「今だったらパワハラかもしんないけど」
 

稲川淳二の映画に出演?

さらに園監督からは、吉高さんの天然とも言えるエピソードが語られました。

吉高さんは『紀子の食卓』に出演した後、「この前、稲川淳二さんの映画のオーディションを受けに行った」という話をしていたのですが、よくよく聞くと蜷川幸雄さんが監督の映画だったのだそう。
それが吉高さん初主演作の『蛇にピアス』です。

園監督「顔似てるかな?と」

北野「似てないし、名前だけでしょう」

園監督「それで気楽にオーディションを受けに行ったらしいんで」

今回のインタビューでは、「普通の日本映画で取り扱わないような危ないテーマを撮る時は、日本で撮る意義がありますけど、ハリウッドで映画を撮り続けたい」と語った園監督、今後の展開が楽しみです。
(岡本)
 
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2019年01月05日09時37分~抜粋

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