北野誠のズバリ

『ゴゴスマ』石井亮次アナ、来年5月にフリー宣言?

9月1日放送『北野誠のズバリサタデー』では、CBCの石井亮次アナウンサーがゲストとして出演しました。

名古屋で制作しているお昼の帯番組『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(TBS系)が、2015年3月からは東京などにも流れるようになり、今や全国に顔を知られるようになった石井アナ。

8月20日に自身の半生を綴った『こんにちは、ゴゴスマの石井です』(ワニブックス)を発売し、『ゴゴスマ』の苦労話などを明かしました。

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出版のきっかけは社長の鶴の一声

まずは北野が、石井アナに出版するきっかけについて伺いました。

石井アナによると、ワニブックスの社長さんが『ゴゴスマ』を見ていて、「このあんちゃんの本、出しなよ」と編集部に言ったのが始まりだそうです。

この話が持ちかけられた時、石井アナはてっきりトーク術の本だと思い断ろうとしたら、「自分の人生や放送の裏側を書いてください」と言われたので、突き動かされたそうです。

何がきっかけで出版されるか、わからないものですね。

最低視聴率0.9%の衝撃

東海3県以外の方はご存じないと思いますが、『ゴゴスマ』は元々、2013年4月に開始した時は東海地区のローカル番組で、地元の生活情報やデパートの催事情報を中心に伝える番組で、若い女性を中心に人気を博していました。

番組当初のコンセプトは、毎週土曜の午前に放送し10年を超える人気番組『なるほどプレゼンター!花咲かタイムズ』(CBCテレビ)の平日版を作ろうというものでした。

それが2015年3月から関東地区でネットされることになったのですが、それまでと同じことをやっても視聴率が取れません。

裏番組には強敵の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)が放送されていることもありますが、そもそも関東の人は、「名古屋・栄のデパートでこんなイベントをやっている」などの話題は、興味がありません。

唯一、「名古屋城のお堀にアリゲーターガーが出現した」というトピックは、関東でも話題になったそうで、北野は「CBCのスタッフが入れたか、戸井康成(『北野誠のズバリサタデー』などにレギュラー出演)が着ぐるみを着て入ってるんやないか」と疑いの目を向けていました。

そんな低空飛行が続き、平均視聴率がなんと0.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を2回もたたき出してしまい、『ミヤネ屋』と10倍近くの差が開くほどの惨敗を喫してしまいました。

深夜2時頃ならまだしも、お昼2時から4時の時間帯に早々出る視聴率ではありません。

政治色を強めて高視聴率に

関東地区での打ち切りがささやかれる中、2年後には関東地区で初めて『ミヤネ屋』の視聴率を追い抜いたのですが、果たしてこの2年間に何があったのでしょうか。

きっかけは舛添要一・元東京都知事の不祥事で、金曜の昼2時から知事の定例会見があるから、そのまま流そうということになり、その後もこの問題を取りあげ続けると、次第に視聴率は上昇。
小池都知事に変わってからも、豊洲移転問題などがあったため、都政をずっと追いかけ続けていました。

石井アナは「僕ら名古屋のスタッフ、都民税1銭も払ったことがないのに、都政に文句ばっかり言ってた」と当時を振り返っていました。

巨大パネルが番組を救った

『ゴゴスマ』と同時間帯に『北野誠のズバリ』は放送されているのですが、北野は過去に音声無しで番組を眺めながら、「この番組良うなってるな」と感じたことがあったそうです。それは巨大パネルを使い出したこと。

石井アナは、予算がなく東京にもスタッフがおらず、VTRが作れない、それなら朝から流れている情報をパネルに書いて、後はコメンテーターの方に取材の内容を話してもらおうという苦肉の策から生まれたものだと説明しました。

また、VTRを流す時間が長い東京の番組と違って、パネルを使って話す時間が長くなるため、つい口を滑らせてしまうという効果も挙げました。

ただ、北野からすれば、かつて関西の番組は予算がない時によくパネルを使っていたので、懐かしいと語りました。

昔放送していた『たかじんONE MAN』(MBSテレビ)では、やしきたかじんさんが指し棒をパネルにぶつけながら、北野らと共に1時間近くしゃべっていました。

来年にフリー宣言!?

『ゴゴスマ』の人気が上がり知名度が全国区になると、噂になるのは石井アナの独立。

石井アナはこれを明確に否定し、「フリーの条件は自分では2つあると思っていて、『もっと大きな仕事をしたい』『大金持ちになりたい』。大金持ちはそんな(気持ちは)ないんですよ。大きな仕事は、今でも関東地方で週10時間も映ってる、フリーになってもこれ以上大きな仕事はないんじゃないかな」と、その根拠を説明しました。

北野は「出ないって強く否定してる奴は、後で出る」と詰め寄りましたが、石井アナは「そうなった時は、何か事情が変わったということで」と、ややトーンダウン。

昨年の5月にライバル番組の司会である宮根誠司さんと食事したことがあり、フリーは考えているのか聞かれたところ、石井アナは否定し、逆にどう思うのか聞いてみたところ、「2年やって知名度上げて、その時(フリーになるかどうか)悩んでたら、俺のところへ来いや」と言われたのだそう。

宮根さんが大阪の朝日放送を辞めることになったのは、やしきたかじんさんが社長に直談判したからだそうで、そこまで強くフリーになりたいと決めていなかったのに、話が進んでいったのだとか。

北野は「昨日(CBCの)社長が車に乗り込む時に、"石井をフリーにさせてくれ!" って言おうかどうか迷った」と言っていましたが、宮根さんの話ではあと1年を切りました。

果たして、石井アナはフリーになるのかどうか、来年の5月に答え合わせをしたいところです。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2018年09月01日10時26分~抜粋

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