雑誌ジャーナリズム賞受賞!髭男爵・山田ルイ53世が語る一発屋の凄さ

北野誠のズバリ / トーク

話題の本の著者や話題の人にインタビューを行う「ズバリこの人に聞きたい」。

3月31日の放送では、「髭男爵・山田ルイ53世さんが、『第24回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞』の作品賞を受賞」という話題を取り上げました。

山田さんは、レイザーラモンHGさんやコウメ太夫さん、テツandトモさんといった、かつて一世を風靡した芸人、いわゆる「一発屋」と呼ばれるお笑い芸人に自らインタビューした「一発屋芸人列伝」を『新潮45』(新潮社)で連載していました。

例年は社会問題や世間を騒がせた話題への取材記事に与えられる賞であり、その中では異色とも言えるのですが、今回はその山田さんに、北野誠と大川興業総裁・大川豊が電話で話を伺いました。

テレビで観なくなった芸人は今

さっそく北野は実際の作品を読んだ感想として、「嫌味でもなんでもなく、本当に文章うまいなと思ったんですよ」と伝えつつ、まずは「一発屋芸人列伝」が連載されるきっかけについて伺いました。

山田さんはこの連載の前に、自分自身の引きこもり体験について書いていましたが、それを見た『新潮45』の編集者が連絡を取り、打ち合わせを行う中で、「一発屋芸人が一発屋芸人にインタビューするのは面白いのではないか」と思い立ったそうです。

さらに北野は、昔ほどテレビに出なくなった人が芸人を辞めずに生活ができているのはなぜかということを肉薄していくのが面白かったと語りました。

例えばレイザーラモンHGさんは現在、各地のイベント会場でスーツを着て普通に漫才をしていますが、テレビではほとんど知られておらず、いまだにあの奇抜なファッションの印象が強いようです。

2013年には、『THE MANZAI』(フジテレビ系)の決勝にスーツ姿で登場し漫才を披露しているのですが、あまり知られていません……。

山田さんは、このインタビューで難しかったこととして、お互い一発屋芸人なので、スケジュールの空き具合や世間からどう思われているかが分かっているため、インタビュー中に相手を抱きしめたくなるぐらい共感してしまい、取材相手との距離感が保ちづらいことと答えました。

一発屋芸人のちょっといい話

次に北野は、「コウメ太夫くんが一番インタビューしづらかったのでは?」と尋ねました。

確かにフリートークをするイメージが全くありませんが、山田さんは普段から「太夫兄い」と呼ぶほど慕っている関係性からか、良い話が引き出せたそうです。

ある日小学校から「息子さんが毎日『チックショー』と叫んで学校中走り回っている」と電話があったのだとか。
コウメさんは息子さんに対し、「自分のことをあまり学校で言うな」と言っていたのですが、息子さんが実は父親のことを誇りに思っていたことが分かったそうです。

これはテレビ番組では、なかなか引き出せないエピソードですね。

山田さんはさらに、「一発屋は表では笑顔だが、裏ではもがいて溺れてるという状態。世間的には消えた、面白くないと言われてしまっているが、『実はみんな才能があるな』と思いました」と訴えました。

髭男爵は2015年に開催された第1回一発屋総選挙で1位になり、言わば代表のようなもの。インタビュアーとして適任だったと言えますね。

また、北野が特に秀逸だった回として、同じ事務所の後輩であるキンタロー。さんを挙げられ、ネガティブ思考で面倒くさいという性格が、限られた時間のインタビューの中でよく掘り起こせたと感心していました。

一発屋の知られざる苦悩やエピソードについて、思わず笑ってしまう的確な例えで表現された作品ですが、5月31日に連載をまとめた本が発売されるとのことですので、さまざまな知られざるエピソードを知ることができそうです。
(岡本)
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2018年03月31日10時26分~抜粋

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