神谷明・日髙のり子 TALK!×3

日髙のり子がいま明かす「浅倉南、怒りの千切り」秘話

2月5日・12日に『演芸図鑑』(NHK総合)に出演した声優の日髙のり子。

この番組のナビゲーターは林家正蔵。かつて『タッチ』(フジテレビ系 1985-1987年放送)で共演した2人ですが、今回はあるシーンの裏話を日髙が語ります。
2月25日放送のCBCラジオ『神谷明・日髙のり子のTALK×3』から。

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無言でキャベツを千切り

『演芸図鑑』を見たというリスナーからのメッセージです。

「タッちゃんにやきもちを焼きながら、キャベツの千切りをする南ちゃん。
南ちゃんの素が出ていて可愛らしく、私のイチオシシーンの一つです;(Aさん)

日髙によれば、無言でキャベツの千切りシーンは、正確に言うと喋ることができなかったことによるものでした。
実は朝倉南はこのシーンで口を開けていないのです。

神谷「鼻の穴を膨らまして空気を出すという」

この時の日髙のアドリブに神谷は脱帽します。
アドリブを求められるのは、声優業界でもよくある話です。

日髙「例えばアドリブもらえる?って言われたら、すぐ録るじゃないですか」

例のシーンもアドリブを入れると決定してから、すぐ録音になったとのこと。

必聴?鼻息が荒い日髙のり子!?

もうひとつ、このシーンで日髙が悩んだのは、南が包丁を切る速さでした。

日髙「キャベツに怒りをぶつけてる感じだったら、またちょっと違うんですけど」

タッチの浅倉南は料理が上手という設定です。
千切りもスムーズにやっているだろう、とここで包丁を切るアドリブ。
この話に神谷は意外だと驚きます。

神谷「すごい勢いを(包丁を)こうガガガ!じゃないんだ」

怒りで勢いよく包丁を走らせるのを想像したようです。

日髙「そうです。サッサッサッサ…ってもう包丁リズミカルで」

料理が得意な女の子を表現したとのこと。
浅倉南が口を閉じながら怒りを表現するのは、予想以上に難しかったようです。
キャラクターが口を閉じていれば、言葉で表現できません。

日髙「怒りを表すところが、息出せるところが鼻しかなかったので(笑)」

ここで日髙はフンガフンガ!と鼻息を荒くする演技を披露!
突然鼻息が荒くなったので、あまりの恥ずかしさに照れ笑い。
当時は鼻水をすする音がしないよう、乾いた感じの音が出るよう心がけていたと言います。

神谷は日髙の表現が一番スムーズとフォローします。

いま見ると「ありえない」

このシーンは追い詰められていたと振り返る日髙。
録音時は、鼻息の演技を他の声優たちも座って見ていたそうです。

日髙「やった瞬間、皆さん笑ってましたけどね」

『タッチ』終了後、思い出話をするからとアニメを1話から見直した日髙。
当然例のシーンも改めて見返します。ところが…

日髙「ひっくり返りました!(笑)」

今となっては、かつての演技に「ありえない!」と恥ずかしい様子。

神谷「当時は一生懸命やっていたのに、笑える位の距離感ができたということなんでしょうね」

神谷も以前に出演した番組を客観的に見れるようになったのは最近とのこと。

日髙「でも神谷さんは私の鼻息みたいな変なことはしていないでしょう?」

思わず笑い出した神谷に「やっぱり!」と叫ぶ日髙でした。
(さんぽ ヤサカ)

セットリスト
M1 尾崎亜美 「春の予感 ~I've been mellow~」
M2 バナナフリッターズ 「あのね」
 
神谷明・日髙のり子 TALK!×3
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2023年02月25日21時39分~抜粋

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