神谷明・日髙のり子 TALK!×3

洋画は字幕派?吹き替え派?神谷明と日髙のり子のマイルール

洋画を観る際、字幕版にするか吹き替え版にするか悩むという方は多いのでは?

アフレコを何度も経験している声優自身はどうなのでしょうか?
声優の日髙のり子と神谷明が洋画観賞時のマイルールを明かしました。

6月5日放送の『神谷明・日髙のり子 TALK!×3』から。

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演技を味わうなら字幕で

「洋画を観る時、おふたりは字幕派・吹き替え派のどちらですか?
僕は字幕派だったのですが、映像を見るのが疎かになってしまうので今は吹き替え派です。

ちなみに古谷徹さんは声を聞いたら演じている人が気になってしまうので字幕派だそうです。声優さんならではの理由を語っていらっしゃいました」(Aさん)

日髙は映画館では字幕で鑑賞し、自宅のテレビでは吹き替えで観るそうです。

日髙「その時々なんですよね」

『スター・ウォーズ』などの大作映画はストーリーの進行がスピーディーなので、最初に字幕で観た後、2回目は吹き替えでじっくり観ることも。

一方、”吹き替えは60%の演技で大成功”が持論の神谷はほぼ字幕派。
元の言葉はたとえわからなくても、イントネーションも含めてその人を知りたいという理由から、完ぺきな演技を味わうために字幕にこだわるのだそうです。

神谷「芝居は万国共通ですから」
日髙「わかります」
 

吹き替えが熱い!?日本の声優

海外アニメが輸入された頃に吹き替え版を観て育った日髙。
「これ知ってる!」と思っていた可愛い声が、オリジナル版を知って「こんな声だったの…」と驚いたことも。

日髙「ミッキーマウスの声、最初驚きませんでした?」
神谷「あれはウォルト・ディズニーが吹き替えたんですよね、最初」

一方、ディズニーやジブリの吹き替えは俳優が演じることも多いためバランスが良く、そのまま自然に観れると神谷。

神谷「(他の)一般のアニメの場合は劇画的というか、カリカチュアライズ(誇張)されていて」
日髙「日本の声優さんのスキルが海外で絶賛されているのは、地元の俳優が吹き替えると迫力が少し落ちてしまうから」

そのため、海外ではわからないなりに日本語も聴きたいという要望があるのだとか。

しかし海外では吹き替える声優の数自体がそもそも日本ほど多くないそうです。

日髙「私たちはのどから血が出るくらい叫びますよね」

昔は”叫びの神谷”の異名をとった神谷。

日髙「それが海外アニメファンの心を打つらしいんです。多少の痛みを伴ってやっていることがちゃんと伝わっていて」

声優文化の国ごとの違いが面白い、と日髙。
 

アフレコ収録の順番

「アフレコの質問です。ドラマはストーリーの順番ではなく、シーンごとに飛び飛びで撮影すると聞いたことがあります。
アニメは最初から最後まで映像を止めずにアフレコするんですか?劇場版など長編のものはどうなんでしょう?」(Bさん)

テレビドラマや映画の場合は時系列関係なく、撮影が効率的になるように進められます。

神谷「変な話、話が10本くらい飛んでもやったりしますから」

一方、アニメの場合もカットごと・シーンごとに録音することもあるそう。
30分ものなら3本まとめて録音したり、CMをまたいで前半・後半で分けて録音する場合も。

日髙「頭から終わりまで通して、ってことではないんですよ」

昔の長丁場の洋画アフレコでは、最後の方でセリフを間違えたら最初からやり直さないといけなかったそう。

日髙「新人さんだとしたら…震えますね」
神谷「震えると思いますね」

今でも遠慮したい、と頷き合う二人でした。
(nachtm)

セットリスト:
M1 シルヴィ・ヴァルタン「アイドルを探せ」
M2 大原ゆい子「星を辿れば」
 
神谷明・日髙のり子 TALK!×3
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2021年06月05日23時04分~抜粋

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