神谷明・日髙のり子 TALK!×3

神谷明と日髙のり子が思う、日本人の我慢強さのワケ

今と違い、薬が手軽に入手できなかった昔。戦国時代は驚くことに味噌を傷口に塗り込んでいたそうです。その名残のせいか、日本には何かと我慢する文化があると声優の神谷明と日髙のり子が語りました。

2月20日放送の『神谷明・日髙のり子 TALK!×3』から。

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痛そうな昔の治療法

「『生味噌をあかぎれに擦り込む』というのはまだ薬が手軽に手に入らない頃の民間療法だったそうです。
味噌の塩分で化膿を防いでいたそうで、戦国時代には味噌を塗り込んだ葉を切り傷に当てたり、火傷にも味噌や醤油を塗っていたという記述もありました。
当たり前に薬が手に入るこの時代に、心から感謝ですね」(Aさん)

神谷「化膿を防ぐんだ」
日髙「戦国時代には油もないですもんね。でもこれは地獄ですね!」

”傷口に塩を塗る”という言い回しもここから生まれたのだろうかと推測する日髙。
効くと思えば我慢するという考え方は、まさに”良薬は口に苦し”だと神谷。

日髙「日本人には”我慢する”、そういう文化があるじゃないですか?何となく無理しちゃったり」

外国のように、好きなように生きる生き方がなかなか浸透しないのは日本文化?と日高。
無理はいけないと思いつつも負荷をかけていると話します。

例えば日髙のお父さんの話。
体調が悪い時には運動すると良い、汗をかけば良い、と思っていたのだそう。
最近になり、具合が悪い時はよく寝る方が良いとようやく気づいたところ、体調がすこぶる良好に。
 

思い込みに注意!

神谷「なるほどね。自然が一番いいのかな」

日髙「身体に逆らわないっていうのかな」

日髙の場合、自身が冷え性なので何事も”温めれば治る”と思っていたそう。
身体が温まれば血流が良くなると思い、具合の悪いときにお風呂に入った日高。
するとプールで何キロか泳いだ後のように身体が重くなり、膝から崩れ落ちてしまったそうです!

日高「すごくびっくりしちゃって」
神谷「無理をしてたってことだよね」

お風呂は身体が疲れるので、”風邪の時に長湯は良くない”ことを改めて実感したそうです。

また、インフルエンザにかかったときも”気合で治す”対処法をとる人は案外多いそう。
根拠のない思い込みには注意、というお話でした。
 

つい体が動くほどの演技経験は?

「お二人は走っているシーンや戦闘シーンなど、そのときに合わせて身体が動かしてしまう方ですか?アフレコ時に気になる動きをされていた方はいらっしゃいましたか?」(Bさん)

手を”グー”に握るくらいはあると日髙。
一方の神谷は『北斗の拳』で”北斗百裂拳”をやっていた当時を思い出します。

神谷「『あたたたたたたた!』のときは腹筋に力が入る」

また『ゲッターロボ』で「ゲッタービーム!」と叫んだ時は、何となく足を蹴っていたそうです。

日髙もつい首を横に動かしてしまうことがあるとか。
音がマイクから外れてしまうため、「ほっぺに口はついていないからね」と音響監督さんにたしなめられたそうです。

「お芝居の時はどうしても表情は動く」と神谷。
マリリン・モンローを演じた声優さんは身体がクネクネだったそう。

また、野沢雅子さんと愛川欽也さんによる『いなかっぺ大将』のアフレコは楽しかったと回想。
アドリブでの演技の掛け合いがすごかったそうです。

神谷「”ニャンパラリ”は台本に絶対書いてない」
日髙「先輩のお話は尽きないですよね。私もそういうの生み出してみたいな」

別撮りなしの収録など、昔の逸話に感心しきりの日髙でした。
(nachtm)

セットリスト:
M1 サンライト・ツイスト 「ジャンニ・モランディ」
M2 日髙のり子「潮風のサーキット」
 
神谷明・日髙のり子 TALK!×3
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2021年02月20日23時04分~抜粋

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