神谷明・日髙のり子 TALK!×3

水木一郎、中尾隆聖、玄田哲章とのトークを振り返る神谷明

3月21日放送の『神谷明 TALK!×3』はモデルチェンジ前の総集編。
1年半に及ぶ当番組の過去の放送の中からリクエストのあった名場面を振り返ります。

記念すべき初回のゲスト、歌手の水木一郎さんはアニメブームに湧いた頃の思い出を語りました。

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水木一郎さん、アニメブームの人気を語る

「印象に残っているのは、アニソン界のレジェンドと声優界のレジェンドの共演でしょうか。思う存分楽しませていただきました」(Aさん)

まずは2018年10月の初回でのゲスト、水木一郎さん出演回へのリクエストです。

水木さんとのトークはアニメブームの思い出話に。

水木「昔は声優さんとは言わなかった。役者さん、俳優さんと呼んでいた」

かつては役者との区別がなく、声優も俳優として扱われていたようです。
水木さんが『宇宙海賊キャプテンハーロック』(テレビ朝日系列)の主題歌を歌った頃にアニメブームが来たのだとか。

渋谷の東急東横店の屋上で行われた水木さんのコンサートをたまたま観覧した神谷。
レコードは千枚売れるほどの人気で、サイン会はデパートが閉店になるまでやっていたそうです。「間奏で出なよ」と急きょ引っ張り出されたという水木さん。

神谷「水木さんにお会いしてから、他の声優さんともお付き合いするようになって本当に世界が広がったし、変わった」

アニメブームの到来によってガラリと生活が一変したと回顧する神谷です。
 

バイキンマンは苦肉の策?声優・中尾隆聖さんの秘話

続いて、神谷が”トモちゃん”と呼ぶ親しい中尾隆聖さんのゲスト回から。
こちらもお互いに出演の場が少なかった修行時代の話に。

神谷「先輩の芝居を見ていたことがどれほど自分に影響を与えてくれたか」
中尾「”アンダー時代”の経験が一番の稽古になった」

その後、『おかあさんといっしょ』(NHK教育)でポロリ役、『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ系列)でバイキンマン役を得た中尾さん。

神谷「自分の人生の一部になったのでは」

ポロリは足かけ15年、バイキンマンはなんと31年に渡るそうで、”未知の領域”と神谷は称賛します。

神谷「(自分の)キン肉マンはテンションは大して上げていない。バイキンマンはMAXでずっとじゃない?」
中尾「ポロリをやっていなかったら(バイキンマンは)生まれていない声」
それぞれの放送時期が重なっていたため、差別化を図って独特な声を生み出したのだとか。

役同士の意外なつながりが明らかになりました。
また、アンパンマンは高血圧キャラ、バイキンマンは低血圧キャラ、と役柄を気になる血圧になぞらえる神谷。
 

声優・玄田哲章さん、うろたえたデビュー当時

最後は玄田哲章さんをゲストに迎えた回から。
デビュー作の『科学忍者隊ガッチャマン』(フジテレビ系列)出演当時はリハーサルもなかったそうです。

玄田「最初はどこのマイクを使っていいかもわかんないし」
神谷「台本の持ち方、捌き方、マイクの使い方、なんにもわかんなかった」

振り返り後、神谷がアニメの収録について補足説明をします。

音のない絵の動きをみながらしゃべらないといけない声優の仕事。
入るタイミングが分かりやすいように、カットナンバーやタイムコードと呼ばれる数字が台本のどこかに書いてあるそうです。

今ではこの2つの情報がちゃんとあるようですが、昔は「なかった」と神谷。
感覚的に絵の動きに合わせる必要があったため、その場でセリフを足したり、先輩の教えも不可欠だったようです。
三者三様のベテラン声優陣、それぞれの思い出トークが楽しめた今夜の放送でした。
(nachtm)

セットリスト:
TM NETWORK 「Get Wild」
 
神谷明・日髙のり子 TALK!×3
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2020年03月21日23時05分~抜粋

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