神谷明 TALK!×3

声優・一条和矢「人間になりたかった」下積み時代

ゲストは様々な作品でバイプレイヤーぶりを発揮している声優の一条和矢さん。
デビュー当時は人間役がもらえなかった話や、『おじゃる丸』(NHK Eテレ)などの人気アニメに出会うまでの下積み時代などについて語りました。
2月8日放送の『神谷明 TALK!×3』から。

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”人間になりたかった”下積み時代

アニメのレギュラーを初めてもらった際のエピソードを語る一条さん。

神谷「現場行ってどうだった?」
一条「ひどかったです(笑)」

勝手はわかっていたものの、アニメの収録自体はド素人。しかも獣人の役だったので、一筋縄ではいかなかったそうです。
以来「人間になりたいなぁ…」とずっと思っていたとか。

神谷「中尾隆聖さんも、ネズミの役が長かった頃に同じようなことを漏らしていたなぁ」

やっと脱したと思えば、次はバイ菌役(ばいきんまん)だったというオチも。

「ちゃんとしたような名前の役は何年ももらえなかった」と神谷も下積み時代の苦労を明かします。
先輩方の一挙手一投足を食い入るように見ていたそうです。

一方、デビュー後は現場運が良く、共演者にも恵まれたという一条さん。

一条「事務所の先輩が手取り足取り教えて下さって」
神谷「よかったねぇ」

特に先輩の優希比呂さんには懇切丁寧に教わったとか。

ちなみに23年続く出演作『おじゃる丸』は、ほぼ100%映像が出来ている状態でアフレコができる恵まれた状況だそうです。
 

模範生から放送サークルへ

幼少期は典型的な模範生だったという一条さん。物覚えが早く、宿題を忘れたこともなく、親に怒られたことがなかったそうです。
長期休暇は最初の2週間で宿題を全部終わらせ、定期試験もきっちり準備を済ませることができるまさに優等生タイプ。

6年間通った中学・高校は男子校。当時はインターネットも携帯ゲームもなかったため、勉強ばかりしていたとか。

大学に入学して間もなく、一条さんの特異な声に目をつけた先輩がきっかけで放送部へ入部。
その後、外部のアマチュアサークルの放送劇団を見つけ、「これだ!」と初めて思ったそう。
まだCDがない時代だったので、カセットテープにドラマを録音していたとか。

神谷「本格的ですねぇ」

実は一条さんが神谷と出会ったのもその頃。
神谷が審査委員長を務めるドラマのコンクールがあり、一条さんは一次審査を通過して関西から上京を果たします。そして、初参加でいきなり審査員賞を獲得します。
そこで神谷に名刺を一枚もらったのが縁のはじまりだそう。

「普段そんなことしない。何か感じたの」と当時を振り返る神谷。
 

一人何役もこなしたドラマ

クライアントから「ドラマを作ってみろ」と言われた一条さん。
アマチュアとして声優をしつつ、演出・プロデューサー・編集・音楽もこなしたとか。
制作費の工面以外は全てやったそうで大変な作業量です。

一条「(プロの声優から)息遣いやマイクワークを盗み取りましたね」
神谷「デビュー前にそういう経験ができたのはすごくよかった」

しかしその後、スタッフと喧嘩別れした一条さん、「神谷さんが怒ってるぞ」と言われ慌てて連絡し、神谷の付き人を1日こなします。
パイプ椅子で息をひそめながら、神谷の演技を後ろから見つめていたそうです。

神谷「現場を見てもらうのが一番いいと思って」
一条「ご迷惑にならないように」

その後、現在の事務所を紹介してもらった一条さん。
「あとはご本人の努力と力。とにかく名前を知ってもらわないと」と神谷。
多くの場合、すぐに仕事が来ない声優の世界ですが、一条さんはオーディションなしでアニメの初レギュラーを掴みとります。

神谷「こういう幸運な方もいるんだよね」

「ご縁だったんですよ」と振り返る一条さんでした。
(nachtm)

セットリスト:
一条和矢 「ミッドナイトランデブー」
 
神谷明 TALK!×3
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2020年02月08日23時17分~抜粋

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