神谷明・日髙のり子 TALK!×3

神谷明はプリンスだった!古川登志夫と語る声優業界の"あの頃"

1月4日放送、新年一発目のCBCラジオ『神谷明 TALK!×3』に、ベテラン声優の古川登志夫さんが出演しました。

昨年はパーソナリティの神谷明とも頻繁に顔を合わせており、デビュー時期も近い長年の同志であり、ライバルとも言える二人。
神谷が"プリンス"と称されていた頃の声優業界などについて語ってもらいました。

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声優界のプリンス時代

キャリアのスタートはほぼ同時期という二人。
デビュー当時は声優の数がまだ少なかったそうです。

神谷が先輩に「当時は年に5人くらいでしたよね」と言ったら「んなことない!1人か2人」と言い返されたほどだったとか。

とはいうものの、古川さんから見ると神谷はやはり当時から業界のスター。
雑誌『アニメージュ』(徳間書店)の創刊号のグラビアも飾っていたそうです!

古川「肩書きは『声優界のプリンス』ですよ」
神谷「その後『若きプリンス』も出てきた。どうせオールドプリンスだよ(笑)」

そして話題は古川さんの趣味の話に。
海外まで釣りに出かけるという古川さん、釣り雑誌にエッセイを12年間にわたり連載している関係で半分仕事のような感覚だそうです。

クロダイとメジナを釣りに行くのが一番ハマったようで、神谷もメジナを狙ったことがあるものの難しかったそう。

神谷「やっぱ釣れないよねぇ~」
古川「なかなか釣れないんだけどね」

獲物は所属している釣友会の会長の料理屋でさばくのが通例。
猛者揃いの釣友会では”40cm未満はリリース”という鉄の掟も存在するそうです。

神谷「40cmってかなりでかいよねぇ!」

あいにく不漁の日はデパ地下の魚を調達するという裏話も。
デパート側も釣り客を狙って魚を置いていると古川さん。

フィギュアのコレクション3000体!

多趣味な古川さんにはフィギュアのコレクション癖もあるそう。

神谷「いろんな種類あるじゃない!ソフビもあるし、プラモもあるし」
古川「人からもらって並べているうちにどんどん増えていっちゃう」

自分の好きなキャラクター1種類に対し、3000体も所有しているというから相当なもの。
自身が長年演じる『ドラゴンボールZ』のキャラクター、”ピッコロ”のフィギュアもお気に入りのようです。

神谷「ピッコロが同じ方向を向いているのよ」

フレキシブルな棚のある専用の部屋まであり、数が多すぎて居住空間を侵食するまでに至るコレクション。
「処分はどうするの?」という話題になると、奥さんには「業者に高く売りなさい」と言われているとか。

神谷「趣味は潤いの部分だから…別のチャンネル持ってないと仕事にも取り組めない」

本音トークもできる良きライバル関係の二人

さらに「オタクなんですよ、コスプレも好きだしね」と明かす古川さん。

役者だから自分と違うものに成りきることが嫌じゃない、と神谷は分析。

神谷「単なる二枚目よりも癖のある三枚目の方がやってて楽しいじゃん!二枚目つまんないんだよ」
思わず本音が出る神谷。

人数が少なかったため、いつも同じメンツが顔を合わせていたという狭い声優業界。
古川さんは神谷とオーディションすると必ず負けてしまい、なかなか勝てなかったと吐露します。

古川「この声だからね、勝てないよ」

「声にオーラがある」とまで褒めちぎられ、一瞬口をつぐむ神谷。
そんな神谷も、狙っていた役の後釜をなんと前任者の弟に取られてしまった不条理な経験を漏らします。

また、古川さんは最初の頃はロボットを操縦する少年などをやったものの、あまり取り上げられなかったそうです。
そうしたド真ん中のキャラクターよりむしろサブキャラクターの方がよく話題になっていたと振り返ります。
『ドラゴンボールZ』の”ピッコロ”も良い例だそうで。

「人の見る目と自分自身の自分を見る目は違うんだな」としみじみ語る神谷でした。
(nachtm)

セットリスト:
古川登志夫 「青葉春助・ザ・根性」
神谷明・日髙のり子 TALK!×3
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2020年01月04日23時04分~抜粋

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