神谷明・日髙のり子 TALK!×3

声優・山寺宏一さん、十八番のモノマネを解説付き披露!

声優の山寺宏一さんが、12月21日放送の『神谷明 TALK!×3』に出演しました。

2週連続の出演となる山寺さん、モノマネなどでもおなじみの巧みな声の芸で有名です。
先輩声優のパーソナリティ・神谷明の前で、さまざまな声芸の技術を解説しながら披露しました。

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モノマネの種類豊富な声芸を披露!

モノマネや音真似など多芸多才な山寺さん。その秘密に神谷が迫ります。

「小さい頃から音や声に興味はもつようなきっかけはあったの?」と問われ、「とにかくテレビでしたね」と山寺さん。

吸収源は主にテレビの番組だったとか。
山寺さんは、中にはSEでしか出せないような音などを必死で真似して、声で出そうとしてたと振り返ります。

もともとテレビが発する音や声に興味を示し、それを真似するようなこどもだったという山寺さん。
一方の神谷も、鳥や犬や猫の鳴き声を真似したり、ヨ-デルを何年もかけて習得したそうです。

神谷「山ちゃんはいとも簡単にやってのける」
山寺「セリフよりもそっちの方が得意ってくらいの」

ベテランの神谷から見ても、山寺さんの出す声色の豊富さはとても驚きのようです。
山寺さんからいろんな音が出てきて、まるで音の動物園です。
声帯を通す音だけでも3種類を使い分けているとか。

神谷「でも、仕事では使えなかった」
山寺「宴会芸ですけどね!僕のは」

これだけバラエティのある音色が出せるとはいえ、実際の現場で使えることは少ないようで宴会などで披露することが多いようです。

いまでも心に残る若い時の失敗

そもそも山寺さんはどのようにして声優の道を目指すことになったのでしょうか?

テレビっ子だった山寺さん、実はモノマネ芸人に憧れていたそうです。
落語をやっている大学の同級生のススメがあり、「人を笑わせるのが好きだからやってみよう」と思い立ち、大学在学中は落研(落語研究会)に入部したのだそう。
笑いへの自然な興味からか4年間ドップリ漬けだったそうです。

卒業後、落語のプロになるほどの腕前ではなかったため、俳協演劇研究所(東京俳優生活協同組合の俳優養成機関)に入所します。
俳優と当時興味の湧いていた声優になるための演技を教えてくれる場ということで、「ちょうどいいじゃん!月謝も安いし」と膝を打ったそうです。

さらに劇団にも入団し両立しようとしたそうですが、最初の主演舞台で声を枯らしてしまったエピソードが。
「新人なのにNG出すなんて考えられない」と怒られ、すぐに劇団は退団してしまったそうです。
若き日の山寺さんの失敗談でした。

今でも劇団の活動には取り組んでいるという山寺さん。

山寺「年に1回はしんどい思いをしなきゃなって」
神谷「踏んだ板の数だけうまくなる」
山寺「現場で学ぶことって多いですよね」

神谷自身も若い頃に3年半劇団に在籍し、そこで培ったものは多いと述懐します。

神谷「コメディは楽しいよ!」
山寺「笑ってくれなかったら悲しいですけど。すぐ答えが出るので」

コメディについての舞台談義にも花が咲きました。

いい時代だったと神谷

「自分や山寺さんが声優になって一線で活躍してこれたのも時代のおかげだ」と神谷は振り返ります。

神谷「ボクらの時代のキャスティングはピラミッド型だったから。今は背の低い台形」
山寺「いい時代に入ってよかったなとつくづく思います」

若い声優がたくさん出てくる反面、油の乗り切った中堅どころの声優の活躍の場が少なく、若手がそれを見て演技の勉強する機会が少ないことを神谷は嘆きます。

「恵まれた時代の第二の神谷、第二の山寺さんはもう出てこない」とまで言い切る神谷。

これからも山寺さんに若手を牽引してほしいとハッパをかける神谷に、「精進します」と答える山寺さんでした。
(nachtm)

セットリスト:
バナナフリッターズ 「恋するバナナーナ」
神谷明・日髙のり子 TALK!×3
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2019年12月21日23時02分~抜粋

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