今週のゲストは声優の千葉繁さん。
パーソナリティの神谷明が主役のケンシロウを演じた人気アニメ『北斗の拳』(フジテレビ系)で、印象に残る断末魔、キレッキレの予告編などで共演経験も豊富です。
これまで数々の作品に出演してきた千葉さんのキャリアは、意外なエピソードからスタートしたそうです。
11月30日放送の『神谷明 TALK!×3』から。
ベテラン声優の千葉繁、ひょんなきっかけから役者の道へ!?
きっかけはトイレ?
熊本出身の千葉さんは中学卒業後、日立に勤めるために集団就職で上京されたのだそう。
ある日、鹿児島出身の同僚が役者のオーディションを受けに行ったときのこと。
「東京は恐いところだし、昼飯をおごるから来て」と頼まれ、付き添いという形で千葉さんも同行したそうです。
ロビーで待っている時に突如現れたのは名優、故・成田三樹夫さん。
成田さんがトイレに行く時に、千葉さんの目の前をたまたま通りがかったとか。
「お、成田さんだ!すごい」と思った瞬間、「せっかく来たんだから君も受けてみない?」と千葉さんに声をかけてきたのだそうです。
神谷「脈絡ないよね~(笑)」
言われるがままに、書類もなしで台本を朗読させられたという千葉さん。
そして事もあろうに、後日受かったのは鹿児島の友人ではなく、なんと千葉さん。
しょげる友人を横目に役者の道に入ったというわけです。
たまたま付き添ったことが今につながっている驚きのエピソード。
友人に誘われてなかったら、そして成田さんが尿意をもよおしていなかったら役者になっていなかったかも知れないと”運命のいたずら”を振り返る千葉さん。
神谷「よく行ってくれました、トイレに」
人生何が起こるかわからない、とはまさにこのことです。
ある日、鹿児島出身の同僚が役者のオーディションを受けに行ったときのこと。
「東京は恐いところだし、昼飯をおごるから来て」と頼まれ、付き添いという形で千葉さんも同行したそうです。
ロビーで待っている時に突如現れたのは名優、故・成田三樹夫さん。
成田さんがトイレに行く時に、千葉さんの目の前をたまたま通りがかったとか。
「お、成田さんだ!すごい」と思った瞬間、「せっかく来たんだから君も受けてみない?」と千葉さんに声をかけてきたのだそうです。
神谷「脈絡ないよね~(笑)」
言われるがままに、書類もなしで台本を朗読させられたという千葉さん。
そして事もあろうに、後日受かったのは鹿児島の友人ではなく、なんと千葉さん。
しょげる友人を横目に役者の道に入ったというわけです。
たまたま付き添ったことが今につながっている驚きのエピソード。
友人に誘われてなかったら、そして成田さんが尿意をもよおしていなかったら役者になっていなかったかも知れないと”運命のいたずら”を振り返る千葉さん。
神谷「よく行ってくれました、トイレに」
人生何が起こるかわからない、とはまさにこのことです。
まるでパズルのような人の縁
一発でオーディションに受かったとはいえ、何だか狐につままれたような心持ちだった千葉さん。
「たった1回のオーディションでわかるわけない!」「授業料もただなんておかしい!」と内心、気が向かなかったそう。
神谷「気持ちはわからなくもない、若いな~」
しばらくはスタントマンの仕事をこなしますが、やがてもう1回ちゃんと芝居を勉強しなきゃいけないな、と奮起し、テレビドラマや舞台などに出演します。
「ある分岐点に必ず”人”が登場して、ジグソーパズルのようにたどっていくとつながっている」
こう振り返る千葉さんの言葉に強くうなづく神谷。
どんな人にも居場所はある、出会うべくして出会っていると千葉さんは語ります。
「たった1回のオーディションでわかるわけない!」「授業料もただなんておかしい!」と内心、気が向かなかったそう。
神谷「気持ちはわからなくもない、若いな~」
しばらくはスタントマンの仕事をこなしますが、やがてもう1回ちゃんと芝居を勉強しなきゃいけないな、と奮起し、テレビドラマや舞台などに出演します。
「ある分岐点に必ず”人”が登場して、ジグソーパズルのようにたどっていくとつながっている」
こう振り返る千葉さんの言葉に強くうなづく神谷。
どんな人にも居場所はある、出会うべくして出会っていると千葉さんは語ります。
ロマンポルノでつかんだ”極意”
役者だった千葉さんが声優となったのは、どんなきっかけでしょうか?
当時、メソッド・アクティング(役柄の感情を追体験することなどによって、自然でリアルな演技・表現を行うこと)を追及していくうち、演技とリアリティにギャップが生まれていることに悩んでいた22歳の千葉さん。
悩んだ挙げ句、門を叩いたのは、なんとにっかつロマンポルノ(成人映画)。
フィルム撮影の時代は長い待ち時間が当たり前。
寒い中でスタッフたちが毛布をかけてくれたり、温かいコーヒーを買ってきてくれたり、当時の巨大な照明で暖をとったりしたことなどが今でも心に残っているとか。
共演者、スタッフ、監督が団結して作り上げていたそんな温かい現場。
ある意味で”究極の演技”が求められる場所で、今に通じる演技の精神論を教えてもらったそうです。
千葉さん「何も演技しない、というのが最高の演技」
神谷「千葉ちゃんは本番前と本番の演技が微妙に違う。当時身につけたことなんだ!」
普段の生活での自分の考えや反応と、人が書いた台本とを合わせるときに、なんとか融合できないかと模索していた千葉さんは天啓を得ます。
その後、アニメ『ドカベン』への出演で声優のキャリアをいよいよ歩むことになる千葉さんにとって、ここでの経験は大きな財産となったようでした。
(nachtm)
セットリスト:
いしだあゆみ 「ブルーライト・ヨコハマ」
当時、メソッド・アクティング(役柄の感情を追体験することなどによって、自然でリアルな演技・表現を行うこと)を追及していくうち、演技とリアリティにギャップが生まれていることに悩んでいた22歳の千葉さん。
悩んだ挙げ句、門を叩いたのは、なんとにっかつロマンポルノ(成人映画)。
フィルム撮影の時代は長い待ち時間が当たり前。
寒い中でスタッフたちが毛布をかけてくれたり、温かいコーヒーを買ってきてくれたり、当時の巨大な照明で暖をとったりしたことなどが今でも心に残っているとか。
共演者、スタッフ、監督が団結して作り上げていたそんな温かい現場。
ある意味で”究極の演技”が求められる場所で、今に通じる演技の精神論を教えてもらったそうです。
千葉さん「何も演技しない、というのが最高の演技」
神谷「千葉ちゃんは本番前と本番の演技が微妙に違う。当時身につけたことなんだ!」
普段の生活での自分の考えや反応と、人が書いた台本とを合わせるときに、なんとか融合できないかと模索していた千葉さんは天啓を得ます。
その後、アニメ『ドカベン』への出演で声優のキャリアをいよいよ歩むことになる千葉さんにとって、ここでの経験は大きな財産となったようでした。
(nachtm)
セットリスト:
いしだあゆみ 「ブルーライト・ヨコハマ」
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