神谷明・日髙のり子 TALK!×3

神谷明の誘いで声優の道へ!声優・佐藤正治の知られざるキャリア

今週のゲストは、声優の佐藤正治さん。
児童劇団出身で、学生時代から演劇部に所属していたこの道ひと筋の佐藤さん、どのようにして声優の道に入ったのでしょうか?

実は高校の同期だった神谷との縁がひと役買っていたようです。11月16日放送の『神谷明 TALK!×3』から。

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気楽に試験なしの社長面接?

佐藤さんは、往年の人気アニメ『キン肉マン』(日本テレビ)で神谷と共演。
そんな佐藤さん、どのようにして声優の道を目指されたのでしょうか?

実は当時、すでに声優業を始めていた神谷が「もしよかったらやってみない?」と佐藤さんに話を持ちかけたのだそうです。
突然舞い込んだ話に2ヶ月くらい悩んだそうですが、当時、結婚していたこともあり「んー、まあやってみようか」くらいの気持ちで試験なしの社長面接に臨むことに。

神谷「社長も見る目があったよね」

二つ返事で決まると、2ヶ月後くらいから西部劇やアニメーションをやり始め、1年目になんと17本をこなしたそうです。
『銀河鉄道999』では最初からレギュラーでいろんな役を頂く好機にも恵まれ、声優業の面白さに開眼。

神谷「人があまりいなかったのもよかったんだよね」
佐藤さん「うまく滑りこんだ」

ただ、同じ声優の戸谷公次さんと声質が似ていると言われたのが気がかりだったとか。
マイクを通して聞いている人は似ているように感じても、現場でやっている方は「声、違うんだけどな」と苦々しく思うと神谷が代弁。

『銀河鉄道999』の後、大きな役に抜擢され、以来役柄が次々につながっていったそうです。
神谷は「思えばマネージャーさんや、ディレクターさんのつながりでどんどん仕事の幅が広がっていった」と大きく頷きます。

神谷とは高校では同期の仲

若い頃はしょっちゅう会っていたものの、定年になってからあまり会わなくなったというお二
人。クラスは違っていたものの高校の同期で、同じ演劇部に所属していたそうです。

キャリアのスタートは早く、ご自分の意志で児童劇団に入団し子役を演じる日々。
学校との両立もうまくいっていたそうですが、「日曜日に遊べないのが嫌だった」と佐藤さん。
平日の勉強はできなくても、休日が自由でないのがネックだったとか。

そこで、中学・高校では演劇部に所属。
高校1年生のときに主役を張り、都大会で5位になるほどの実績を残したそうです。
顧問の先生が高校演劇のライターさんだったそうで、恵まれた環境だったとか。

大学は全共闘世代のため、相変わらず芝居をやっていて、演劇集団を作るため中退。
後に演劇評論家や照明・音響の専門家を輩出した劇団で「相当、質が高かったんだ」と神谷。

アルバイトでお金ためてはゼロになり

また、劇団所属当時には多くのアルバイトも掛け持ちしていたとか。

佐藤さん「半年はアルバイト、半年は芝居」
神谷「お金貯めちゃー、芝居やってゼロになって」

幸運なのは東京出身だったため、宿泊費がかからなかったこと。
交通費はかかっても食事代も出してもらえていたので、何とかなったとか。
また、日本全国を飛び回り土木工事のアルバイトをされていたそうです。

神谷「結構大変だったよね、男性は」

他にはボウリング場や夜間のビル掃除、結婚式の配膳なども。
配膳ではメガネをかけてはいけなかったので、前がよく見えず、こぼさないようにドキドキしながら目測でやっていたという思い出話も。
「スパゲッティが一番やばくてさー」と、同じく配膳経験がある神谷も回顧しました。

最後に「声優としてやっていけると思ったタイミングは?」と問われ、「なかなかなかったけど…やっぱり『キン肉マン』かなぁ」と実感を込める佐藤さん。
誰でも知っている役どころである”バッファローマン”役を演じたことで、ようやく安心が持てたと振り返りました。
(nachtm)

セットリスト:
原田芳雄 「プカプカ」
神谷明・日髙のり子 TALK!×3
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2019年11月16日23時12分~抜粋

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