神谷明・日髙のり子 TALK!×3

30年ぶりの復活!劇場版『シティハンター』の裏事情とは

今年2月に約30年ぶりの公開となった劇場版『シティハンター〈新宿プライベート・アイズ〉』。
いったいどのような経緯で復活を果たしたのでしょうか?

10月26日放送の『神谷明 TALK!×3』では先週に引き続いてのゲスト、アニメプロデューサーの諏訪道彦さんに『シティハンター』30年ぶりの復活の裏話などについて伺います。

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企画はどのように持ち上がった?

今週のゲストは、神谷の代表作のひとつ『シティハンター』(日本テレビ系列)のプロデューサーを務めた諏訪道彦さん。神谷とは長い付き合いになるそうです。

この日お聞きしたのは、今年2月に公開されロングラン上映となった約30年ぶりの劇場新作『劇場版シティーハンター 』〈新宿プライベート・アイズ〉の制作事情について。

神谷は2015年、原作誕生30周年の時、発売されたモーションピクチャのようなDVD特典に「え、これだけ!?」と思ったことを率直に打ち明けます。

当時、何度も長編の企画書を出していたという諏訪さん。
ところが、原作者の北条司さんには「全然期待してないから」「口だけだから」とからかわれ、「酒がまずい!」と思うような苦いやり取りもあったそうです。

とはいうものの、いろいろな条件が整わないとなかなか映画化にはならないのが実情。
「どのタイミングでこのプランが浮上?」と神谷が気になる裏事情について問いかけます。

2017年のアニメ放送30周年に向け、2015年くらいから意欲を見せていたという諏訪さん。
昭和のオリジナル版と違い、平成時代の新しい職業をピックアップするなど、アイディアを出していたと語ります。
話し合いの中で、テレビよりも映画としての制作が好ましいと決定。

「大きなタイトルなんで負けるわけにはいかない」と強い思いをかけたそうです。

神谷、戸惑いがあったことを打ち明ける

まさかのリバイバルは往年のファンからみると、ただただ歓喜ですが、演じる側にとっては複雑な思いもあったそう。
最初に話を聞いたとき「どうしよう?」と思ったと神谷は打ち明けます。

なんといっても、『シティハンター』は神谷にとって40代の油の乗り切ったときの作品。
ファンの思いが詰まっているだけに難しい続編、それも約30年ぶり。
いま出来るかな~と怖じ気づく思いもありつつ、「そら、やりたいじゃないですか。僕のNo.1キャラクターですから!」と言葉にも力が入ります。

まだキャストが正式に決まる前に、『ポプテピピック』(TOKYO MX)の収録でお会いした仲間の玄田哲章さんにも「『シティ』やるから!」と自らフライングしてしまったこともあるとか。

一方の諏訪さんとしては声優の皆さんが今も現役のため、昔のメンバーで変わらずやれることに安心感を感じていたそうです。

諏訪さん「スタジオの再集合、かっこよかったですね~」
神谷「『シティハンター』モードにスイッチが変わっていった」

「こんな嬉しいことってあるんだ」と感動したという神谷。

30年重ねたキャストとスタッフの成長に感無量!

熱の込もったお話が止まらないお二人。
公開前、オフレコの時期に開催されたトークショーでは、翌日に迫った劇場版の情報解禁を明かせなかったエピソードも暴露。

とてもまどろっこしかったそうで、のどまで出かかっていることを言えない状況に諏訪さんは思わず、「明日が好きなんだ!」と仕方なく口走っていたとか。

劇場新作に登場する山寺宏一さんなど、今の声優界を支える中心人物の方々もアニメ放送当時は端役として出演されていたそうです。

諏訪さん「死んではないにしても、かつて神谷さん(の役)の銃をだいぶ受けてる」

キャスト陣の成長にも感無量の様子。

また、海水浴に来ていた当時のスタッフのお子さんが今や番組ディレクターになったと神谷。
30年の歳月の重みを端々に感じさせるお二人の貴重なお話でした。
(nachtm)

セットリスト:
TM NETWORK「Get Wild」
 
神谷明・日髙のり子 TALK!×3
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2019年10月26日23時03分~抜粋

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