神谷明・日髙のり子 TALK!×3

石川ひとみ激白!よくわからずにプリンプリンになった!?

デビュー40周年を迎えた歌手の石川ひとみさんが、3月17日放送のCBCラジオ『神谷明TALK×3』に出演し、デビュー2年目に声優として主演を務めたNHK人形劇『プリンプリン物語』を振り返りました。

パーソナリティの神谷明もプリンプリンのボーイフレンド、ボンボン役やルチ将軍役など複数の役柄で出演しており、懐かしい話が飛び出す回となりました。

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よくわからずにプリンプリンになる

『プリンプリン物語』への出演オファーは、どういう形で石川さんに伝わっていったのでしょうか?

石川「なぜ私がプリンプリンをさせて頂けるようになったかは、細かくは全然わかってなくて」

石川さん、この時、まだデビュー2年目でした。
プロダクションのスタッフとNHKへ挨拶に行くと、会議室に通され、2~3ページ程の台本のようなものを渡されたそうです。

「ここの『プリンプリン』ってところをちょっとやってみてって言われたんですよ。自分なりにやってみたんですけど、そこで初めて見たわけですから準備も何もないじゃないですか」

結局その数日後、本番のスタジオに行くことになっていたそうです。
 

歌もありました

神谷「だだっ広いスタジオに15人ぐらい座れる机が並べてあって、奥の方にマイクありましたよね。あれ、ヘンな感じですよね」

アニメではすでに9年程の経験があった神谷ですが、人形劇の収録には違和感があったそうです。

石川「私はとにかく初めてで何もわからないので、声優の皆さんの中に入って待っていて、自分のシーンになったら衝立の向こうのマイクの前に立って、台詞を言ったらまた戻って来るっていう感じでしたよね」

お昼1時ぐらいに集合して夕方の5~6時には終わっていたそうです。

また当時、台詞だけでなく歌も収録していたそうです。

石川「『今日は歌がありますから』って言われて、そういえば台本に歌みたいな感じで書いてあったなあって。でも譜面も何も持ってなくて、その場に用意されてたんですよね」

歌うのは石川さんばかりではありません。声優陣は、初見で歌の収録に臨んだそうです。
最初に少し練習して、ここはコーラスを付けよう、などアレンジしながらやっていたんだとか。

神谷「よくプリンプリンとボンボンとオサゲ(はせさん治さん)とカセイジン(堀絢子さん)で歌いましたけども、楽しかった~。まだ覚えてるもん。あんなことは不思議」

石川「私もいっぱい覚えてますよ。歌も覚えてますし」
 

プリンプリンと共に成長

当時の石川さんの印象を語る神谷。

神谷「僕の印象としては、赤ちゃんだったプリンプリンが成長して、そのまんまの初々しい感じの演技だったんだよ。
僕らから見たら、一緒にやっていくうちに、どんどんプリンプリンも石川ひとみさんも成長していくっていう感じでした」

石川」「あの時、私、ど素人もいいところじゃないですか。歌しか歌ってこなかったですし、お芝居の経験もない。ましてやお人形さんからの声なんてわからなかったんですけど、皆さんが温かく迎えてくださったんです」

また『プリンプリン物語』の収録現場では、演技を付けるのはディレクターの仕事として分けて、ベテランの声優陣が演技に注文を付けることはなかったそうです。

神谷「僕らとしては和気あいあいと楽しく仕事を作っていくこと。僕も1年前には同じように入って、連続人形劇は初めてだったんです。
皆さんを見ながら、こうやるんだって覚えていって、でも温かい雰囲気はあのまんまでしたね」
 

プリンプリン声優陣の要はこの人

「待ってる方で、みんなニコニコして笑ってましたよね。シリアスなシーンだけど、待ってる側はニコニコしながらやってましたよね」と懐かしそうな石川さん。

神谷「そんな中、滝口順平さんは無口で」

石川「ランカーのね」

ランカーはプリンプリンとの結婚をもくろむ死の商人です。

神谷「芝居やると大弾けするんだけど、実は物静かな先輩で。だからそれぞれが、それぞれのペースでやってましたね」

神谷が『キン肉マン』を担当した時、はせさん治さんと共演していましたが、はせさんが体調を崩した時は、チームワークがガタガタになったんだとか。

神谷「はせさんが扇の要だったんだと思って。プリンプリンでもそうでした。明るく優しくまとめてくれて導いてくれたっていう、そういう中で仕事ができてすごく幸せだったんです」
 

40年間キーが変わらない

「僕は実は聴きたい曲があるんですけど。プリンプリンの中の「私の祖国」っていう歌。あの高音」

この神谷のリクエストに、「愛に~っていうとこ?」と即座に歌う石川さん。

プリンプリン物語の中の歌はキーの高い曲が多かったそうです。「私の祖国」という曲は特に高かったんだとか。
早速、番組でこの曲を流します。

神谷「これがデビュー2年目の声。基本的には今とあんまり声が変わってないように思うんですけど」

石川「自分自身では、もちろん変わってるとは思うんですけど、ただ歌のキーとかは何も変えてないです」

神谷「それが凄いよね。みんな半音から一音ぐらい下がりますから。現役で歌い続けていることが大事だと思うんですが、キーが変わってないのは本当に稀有な事だと思います」
 

人として得るものがあった

最後に、デビューからの40年振り返って語る石川さん。

「人として得るものがいっぱいあった40年だなあと思いました。希望を持って高校卒業してすぐに上京し、デビューし、夢を持って歌ってたけども、なかなか厳しい世の中だってことを知り、その中でプリンプリンに出会い、3年間させて頂きました」

40周年記念のアルバム制作、コンサート、ライブ、さらに追加公演までできたことをスタッフ、家族に感謝します。

「一番大事だなと思うのは、私の歌をずっと応援してくださっていたファンの方たちです。入院したりして休んでる間があったのに『40周年のコンサートしますよ』って言ったら、また今まで通り応援してくださって。そういうのが支えになってますね」
(尾関)
 
神谷明・日髙のり子 TALK!×3
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2019年03月17日14時00分~抜粋

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