『シティーハンター』槇村香役の伊倉一恵、人生で一番飛び跳ねた日

神谷明 TALK!×3 / トーク

声優、ナレーターとして活躍中の伊倉一恵さんが、1月27日放送のCBCラジオ『神谷明 TALK×3』に出演しました。

『シティーハンター』では神谷明演じる冴羽獠の親友、槇村香を演じている伊倉さん、もちろん2月8日に全国公開の劇場版新作にも出演しています。
今回のトークではオリジナル版からの間柄ならではの裏話も飛び出しました。

母の言葉で芝居の世界へ

伊倉一恵さんは長野県上田市出身。
大学受験に失敗して家で浪人中だった時、母親に言われた言葉が芝居の世界に入るきっかけだったそうです。

「『あなたが昔から勉強してたとこは見たことがない。体育と音楽と家庭科と美術はほぼ5で、他の勉強は大体3ぐらい。だから表現するような仕事の方が向くんじゃないの?』って。ちょっと心配したんでしょうね」

その時、母親が見せてくれたのが、新聞に載っていた俳優の木之元亮さんの写真が付いた俳協の7期生募集広告。ちなみに木之元さんは5期生です。
 

普通の親は勧めない

俳協7期生を受けて合格した伊倉さんは2年後に無事卒業。
200人が受けたうち、卒業したのは15人。最終的に俳協に入れたのは3人だったそうです。
神谷曰く、俳協は選抜試験が何度もあって残るのが難しいそうです。

その狭き門を突破した伊倉さんですが、本人はそうは思っていないようで…。

伊倉「得意なことだったから。だって入ったら歌うか、踊るか、みたいなことじゃないですか。お芝居するのは初めてだったけども、やり始めてみたら楽しいことだったんですよね。楽しいことだからそんなに苦しまずに頑張れた。

普通、親って役者の道なんて勧めないじゃないですか。
だから、自分のことを見ててくれて、そうやって勧めてくれたことは母に感謝してますね」
 

オーディションは二日酔い

話題は『シティーハンター』への起用について。

伊倉「2人ずつのオーディションだったんです。俳協はまとめて呼ばれるんですけど、その時に矢尾一樹君と一緒に受けたんです。
まあ、矢尾君はおいといて、私、前の日に、もの凄い飲んじゃって…」

当日は大声を出すとウッとなるほどの二日酔いだったそうです。

伊倉「『もう~獠~』とか『天誅~』と大声を出す度、台本を読んでる最中にウッとなってたんですけども、基本的な声が大きいので、健康な時に大声を出すより、変な力が抜けてよかったのかもしれない」

この二日酔いが合格に結びついたと分析する伊倉さん。
 

嬉しいと人は跳ねる

仕事がなく、地元の菅平へスキーに行っていた伊倉さん。
天候が崩れ、早めに切り上げて実家に帰ってきたところへ俳協から電話があったそうです。

伊倉「『シティーハンター受かったよ』って言われて、本当にキャーってなって。嬉しい時って、こんなに跳ねるんだっていうぐらい廊下をぴょんぴょん跳ね回って」

神谷「気持ちはわかります。僕も『荒野の少年イサム』のオーディションに受かったのを公衆電話で聞いて跳ねました」

伊倉「跳ねますね」

神谷「あれ、どうして?」

伊倉「嬉しい時ってぴょんぴょん跳ねちゃうんですよね。ジャンプしちゃうの。母に『床が抜けるから我慢しなさい』って言われるぐらい廊下でバタバタやってました。
家で聞けたので、母にもすぐに報告もできたし。すごく喜んでもらえて」

親孝行ができたという伊倉さんでした。
 

突っ張ってた?

神谷「最初の印象はね、やっぱり突っ張ってた。『私は声優としてはキャリアは浅いけど、でもお芝居はちゃんとやってました』っていう感じ。
でも気持ちの良い突っ張り。だって、僕は劇団育ちだから」

当時の伊倉さんへの印象を語る神谷。

伊倉「ちょっと突っ張り気味に見えたかもしれなけど、異常な緊張だったとは思います。しかも、知らない人ばかりのところに新人がポンって放り込まれるわけだから。
後ね、何も言わないで普通にスッてしてると、ちょっとすましてるように見えちゃうの。顔がね」
 

神谷の年齢にびっくり

話題は新作『劇場版シティーハンター』へ。
実は二人とも『シティーハンター』の新作が作られることは諦めていたそうです。

伊倉「30年で何かやるかもっていう噂があって、来るかなと思ったら過ぎちゃって」

神谷「僕なんかはちょうど70も過ぎたし、もう無理かなと。本当にプロデューサーの諏訪さんはよくやってくださいました。何回も企画書出してくれて、没、没、没…」

新作製作が決まった理由はスタッフの熱意だったようです。

神谷「粘り強くやってくれたおかげで」

伊倉「(放送開始から)32年という中途半端な年に」

神谷「僕は驚き、喜び…『ちょっと待ってよ』になったの。どうだった?」

伊倉「驚き、喜び…『ちょっと待てよ待てよ待てよ』でした。
嬉しいよりも、ちゃんとやらなきゃっていうので即答できなかった。一週間ぐらい考えて、でも嬉しさが勝っちゃって…神谷さんのさっきの年齢の話を聞いてびっくり。全然見えないものね」

神谷「72だから」

伊倉「それが、まずびっくりな感じ」

神谷「玄田だって70だよ」

伊倉「もう本当にびっくりですよ。女性の歳はやめますけど」

玄田とは喫茶キャッツアイのマスター、伊集院隼人役の玄田哲章さんです。
 

言いたくてムフムフ

伊倉「私は第一稿を読ませてもらって、『キャッツアイ』が出てくるのが書かれてて、ええってなって。ご飯会では、キャッツ出てくるんですね?って盛り上がりました」

製作決定後、神谷、伊倉さん、スタッフと原作者の北条司さんで食事をしたそうです。

実は伊倉さん、『キャッツアイ』の愛ちゃん役、坂本千夏さんとは大親友。
伊倉さん、坂本さん、神代知衣さんの3人でGALLOPというコーラスユニットも組んでいます。

すぐにでも坂本さんに言いたかったという伊倉さんでしたが、緘口令が敷かれていました。

伊倉「千夏ちゃんには始終会うんですけど、その度にムフムフムフって思ってました」

さて『キャッツアイ』はどう絡んでくるのか?
伊倉さんでなくとも驚きそうです。 
(尾関)
 
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2019年01月27日14時00分~抜粋

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