神谷明が伝授。今すぐ使える「言いにくい言葉」克服法

神谷明 TALK!×3 / トーク

『北斗の拳』のケンシロウ、『キン肉マン』のキン肉スグル、そして『シティーハンター』の冴羽獠を演じる声優・神谷明。

その神谷がパーソナリティを務めるCBCラジオ『神谷明 TALK×3』、1月13日の放送では、普段でも使える声優の技を伝授しました。

声の秘密は一人カラオケ

まずリスナーからのおたよりが紹介されました。

「神谷さんの美声は衰えを知りませんね。声質を保つためにはさぞ努力をされているとは思いますが、一体どんなことをなさっているのでしょうか?」と(Aさん)

神谷「声を保つために特別なことはやってないんですね」

以前やっていた専門学校の講師も辞めており、講義で大きな声を出すこともないそうです。その代わり、家で「ひとりカラオケ」をやっているそうです。
 

苦手な行を練習

神谷「むしろ口の周り、いわゆるアーティキュレーションって言うんですけれども、こちらの方が大変です。
そういう時には、自分なりにやる五十音各行の組み合わせっていうのがあるんですよ」

例えばだ行とら行の組み合わせで、"だら・だり・だる・だれ・だろ"とか、逆に"らだ・らじ・らず・らで・ら"とか。
教本のようなものがあるので、自分の苦手な行の組み合わせを練習としてやっているそうです。
 

1年間の準備

「特にシティーハンターの映画が決まった後は、実際に発声練習を大きな声を出すのではなく、例えば"いえあおう"」。

口を大きく開けて、猫のような発音でぬめっとした発声で言う神谷。

神谷「これは基本の母音の組み合わせなんですけれども、"あいうえお"よりも"いえあおう"の方が口がグワッと開くんです」

こういうものや、先ほどの五十音の組み合わせをやって1年前から準備をしたそうです。

さらに外国映画や外国のテレビドラマシリーズの字幕に合わせて役になりきって遊んでいたそうです。

神谷「仕事ではないので楽しみながらです。その時に感情移入とかもがっつりやらないで、こんな感じかなっていうぐらいで。そんなのも訓練にしてましたよ」

ファンにとっては見てみたくなるような豪華な練習です。他人に見られたり、聞かれたりすると恥ずかしいので基本は一人の時にやっているんだそうです。
 

遊んでたら新技を会得

神谷「ただ、いつだったか韓国の時代劇シリーズに『大祚榮(テ・ジョヨン)』っていう番組があるんですけども、その番組で主人公の声を当てている時に、本当に涙が出てきたんですよ。
ストーリーは知っていましたんで、その気持ちになっちゃったのかもしれないんですけれども」

涙だけではなく鼻水まで出て来たそうです。
鼻水は本当に感情移入できないと、生理現象としては出て来ないそうです。

神谷が『アンデルセン物語』(1971年・フジテレビ系)に出演した時、他の声優のそんな演技を目にしたことがあるといいます。

「マッチ売りの少女」のエピソードで、マッチ売りの少女をやった声優が涙と鼻でぐちゃぐちゃになりながら演技をしたそうで、当時の神谷には考えられないレベルの演技で感銘を受けたそうです。

神谷「それが逆に遊んでて出来てる。実は正直に言っちゃうと、僕、今までそういうシーンでそこまで行ったことってないんですよ。だから、ああ、これは遊んでいるうちに良い勉強をした、技を手に入れたと思いましたね」
 

言いにくい言葉克服法

「言いにくい言葉を克服するための凄いテクニックがあるんだよ」と語る神谷。
たいてい滑る(失敗する)言葉は一音か二音だそうです。
まずは、言いにくい言葉を積極的に滑ってみます。そうすると、どの音で滑ってるかが見つけられます。

その言葉が漢字であればひらがなに分解して、滑った音の文字の横に黒い丸をつけます。その文字をしっかり言いつつ、スピードは徐行で言います。
それで言えるようになったら、普通にそこに気をつけて喋ると言えるようになるそうです。

神谷「これは意外とみんな知らないテクニックなんだよね。きゃりーぱみゅぱみゅという名前の人がいるけど、あの名前で言いにくいのは"ぱ"です。
二つの"ぱ"に、横に傍点を打ってしっかり言おうとすると言える。

これは一般の人にも通じるとっても良い技術だと思いますので、ぜひ使っていただきたいと思います」

声優だけでなく、声を出す職業はたくさんあります。自分の滑舌が気になっている方は、ぜひ挑戦してみましょう。
(尾関)
 
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2019年01月13日14時00分~抜粋

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