日本人のタコ信仰を学べる三重県鳥羽市の企画展

レポドラ日記 / カルチャー

三重県鳥羽市浦村町の鳥羽市立海の博物館では、11月25日まで特別展『こまったときのタコだのみ!まちを元気に、タコに願いを』を開催中です。

私たち日本人にとって普段何気なく食卓に上げているタコですが、どうやら、日本人とタコには深い繋がりがあるそうなんです。

鳥羽とタコ、日本人とタコ



お話を伺ったのは、鳥羽市立海の博物館の縣拓也さんです。

鳥羽と志摩方面を結ぶ「パールロード」にある「鳥羽市立海の博物館」。



展示スペースは5棟に分かれていて、漁師、海女など海辺に住む人が、海と親しく触れ合ってきた歴史と現在、未来を伝える「海と人間」の博物館です。



その1つにある特別展示室で行われているのが、今回のタコのイベント。

鳥羽市といえば、牡蠣やアワビで有名ですが、実はタコもこの地域の名産品なんだそうです。

また、西洋では「悪魔のサカナ」としてタコは嫌われることが多いですが、日本人は昔からタコと親しみをもって生活していたそうです。

不思議な形をしたタコと日本人の深い関わりを是非感じ取ってもらいたいという思いから、今回の企画が生まれました。

日本はタコへの信仰が根強く広がっている!?

展示室には3つのテーマがあり、「信仰」「まちおこし」「生態、食」に分かれています。



実は、日本の各地には「蛸薬師」や「蛸地蔵」といった、タコにまつわる信仰があるんです!

全国各地で様々なタコの言い伝えがあるそうですが、例えば愛知県の日間賀島にある安楽寺の阿弥陀如来は、大昔の地震で海に沈んでしまったものの、漁師の網で引き揚げられたところ、大ダコが守るように抱えていたという伝承があります。
そのため、今でも1月になると近くの日間賀神社で作った干しダコを奉納する儀式が行われているそうです。

このように、タコの伝承が全国各地で残り、少なくとも20のタコに関するお寺、神社が全国にあるそうです。



展示室にもわかりやすくマップが置かれていました。

他にも、各地域で行われているタコのお祭りで使われているタコ藁などなど…

全国でいかにタコが親しまれているかがわかりました。

まちおこしにも一役買っているタコさん

他にも「まちおこし」の観点から展示されているものは…



今や大ブームのマンホール!タコの絵が入ったものを集めて展示してあります。



タコのプチ神社もあったり、可愛いグッズも展示しており、一部は販売もしています。

また、「生態、食」では、2千年前のタコ壺や…



タコと海女さんが描かれた浮世絵も!



昔から日本と深い関わりがあると知り、さらにタコを身近に感じることができました。
(小林美鈴)
 
鳥羽市立海の博物館
三重県鳥羽市浦村町大吉1731-68

『こまったときのタコだのみ!まちを元気に、タコに願いを』
11月25日まで開催
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2018年08月07日16時46分~抜粋

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