北野誠が、名古屋を拠点に活動するエンターテイメントグループ"BOYS AND MEN"の土田拓海と、毎月第2日曜日に送る1時間の深夜番組『誠と拓海はディナーのあとで』。
前回は酒井直斗を迎えましたが、5/14は日曜日夕方放送の『いくしかないだろう!』を担当する、ミュージシャンの河原﨑辰也が登場しました。
BOYS AND MEN(以下、ボイメン)の放つ「男らしさ」を、アルマイト製の鍋で一気に煮立てて苦み走った「漢らしさ」に仕上げたかのような河原﨑辰也。
名古屋金山でのストリートライブからキャリアをスタート。
2009年から番組『いくしかないだろう!』を続け、2010年にはCBCラジオ開局60周年企画として、愛知県、岐阜県、三重県をおよそ9ヶ月かけて徒歩で踏破する『歩けばわかるさ!』を実践した男です。
北野、土田、河原﨑…非常に濃い男同士のバトルロワイアル、いかなる雑談になったのでしょう。
番組冒頭の話題は、そんな河原﨑とボイメンとの共演について。
ボイメンはCBCラジオで番組を担当して1年ほど経った2013年の春、愛知県安城市のデンパークで河原﨑辰也 アンド・ザ・ミッドランドバンドとのジョイントライブを行ったのです。
若い女性たちと、真っ直ぐな漢たち。
人生で交差することはなさそうな2つの客層がひとつのステージを見守る不思議な空間で「事件」は起こりました。
ボイメンのある曲でメンバーが観客に求めたハイタッチを、河原﨑ファンが頑なに拒んでしまったのです。
河原﨑はその時のファン心理をこのように分析します。
「よくわからない約束事、誓いみたいなものを出しちゃうんだよね。だからハイタッチ求められても腕組んで無視ね」
つまり「俺たちは辰也以外は認めてねえから」というような心意気ですね。
「酒のつまみは〇〇〇に限る」「週に一回は〇〇〇を喰わないと気が済まない」というような自らへの誓いを課す男性は結構多いものです。
そんな状況で、ボイメンのあるメンバーの行動が、河原﨑の心を打ちます。
「辻本(達規)は立派だった!ずっと一周して『もう1回、悔しいから、降りてから行きます!』って言って、ステージ終わってからハイタッチに行って獲得してたからね。ああこいつは凄い!ってね」
土田も当時のことを思い出します。
「僕は1回目手を出した時に(河原﨑ファンが無視して)スンって立ってたんですよ。ちょっと心折れちゃって、あれどうしたら良かったのかなって…」
北野は「あのイベントの時、こんな全く真逆のファンの中でCBCラジオは…」と言いかけて「俺いつも思うんやけど、CBCってな、適当やねん!」とCBC批判。
イベントでの内容を「なんとかなるだろう」と出演者に任せっぱなしにすることが多いようで、思わず河原﨑も「僕もよく喰らってます」と漏らします。
「結局自分で構成するのよね。こうしたら盛り上がれるし、両方のファンが納得してくれるやろう、みたいな空気感でやってるけれども」
北野の批判はまだ終わりません。
「でも任せっぱなしやから、リハやってる時にお互いのファンが違うけどどうしましょう、とかいう話し合いの場を設けてくれるわけでもない」
これには土田も河原﨑も完全同意。
「その化学反応が面白いじゃないですか」とあっさりしたノリで返してくる。しっかりした叩き台があるわけではなく台本も「以下よろしく」で済ます。
でも、なぜだか盛り上がって終わるCBCラジオのイベントなのです。
そのデンパークでのライブも例外ではなく、CBCの放任主義にも関わらず最後は盛り上がったようです。河原﨑が振り返ります。
「女の子たちも(自分の演奏で)ノッてくれたし、うちのファンもボイメンの『一生懸命の汗が凄いな』って、なんかきれいなものを取り戻したみたいに」
土田も河原﨑ファンについて「男性の声って響くから、それが返ってきて僕らも楽しくなりました」と語ったところ、河原﨑が「やっぱ欲しいものってあるよね?」と同意を求めます。
「やっぱ俺もさ、女の子の『キャー』って…いいんですよ男性も。でも望んできたわけじゃないじゃん!男性に好かれようと思って始めたわけじゃないから」
歌を聴いてもらうことから始めて、結果として男性ファンが多くなった河原﨑。
「いつの間にかさ、俺より10も20も年上の人が『よお兄貴』って言うんだよ。おかしくないかと!」
イベントでの共演経験も多い北野もこう語ります。
「付いた男性ファンが河原﨑を守んのよね。でも河原﨑は守ってほしいと望んでるわけじゃないねん。いつの間にか河原﨑を守ろうとするから。『河原﨑原理主義』ってのがあんねん」
北野によれば、この「河原﨑原理主義」とは河原﨑にアーティスト・イメージから離れたことをやってほしくないというファン心理だとか。
自分たちがやりたかったロックなことを河原﨑辰也に託しているのでは?との見立てです。
そんなファン心理について、河原﨑が答えます。
「実は一番俺がそういうの考えてないんだよね。考えてると思われがちなんですよ。こだわりがあるだろう、こういうので怒るかもしれない…何も考えてない、実は!(笑)」
この時点で深夜0時7分。三者による深夜の雑談は、まだまだ始まったばかりなのです。

番組名:誠と拓海はディナーのあとで
前回は酒井直斗を迎えましたが、5/14は日曜日夕方放送の『いくしかないだろう!』を担当する、ミュージシャンの河原﨑辰也が登場しました。
河原﨑辰也、いくしかないだろう!
BOYS AND MEN(以下、ボイメン)の放つ「男らしさ」を、アルマイト製の鍋で一気に煮立てて苦み走った「漢らしさ」に仕上げたかのような河原﨑辰也。
名古屋金山でのストリートライブからキャリアをスタート。
2009年から番組『いくしかないだろう!』を続け、2010年にはCBCラジオ開局60周年企画として、愛知県、岐阜県、三重県をおよそ9ヶ月かけて徒歩で踏破する『歩けばわかるさ!』を実践した男です。
北野、土田、河原﨑…非常に濃い男同士のバトルロワイアル、いかなる雑談になったのでしょう。
ハイタッチ、させるしかないだろう!
番組冒頭の話題は、そんな河原﨑とボイメンとの共演について。
ボイメンはCBCラジオで番組を担当して1年ほど経った2013年の春、愛知県安城市のデンパークで河原﨑辰也 アンド・ザ・ミッドランドバンドとのジョイントライブを行ったのです。
若い女性たちと、真っ直ぐな漢たち。
人生で交差することはなさそうな2つの客層がひとつのステージを見守る不思議な空間で「事件」は起こりました。
ボイメンのある曲でメンバーが観客に求めたハイタッチを、河原﨑ファンが頑なに拒んでしまったのです。
河原﨑はその時のファン心理をこのように分析します。
「よくわからない約束事、誓いみたいなものを出しちゃうんだよね。だからハイタッチ求められても腕組んで無視ね」
つまり「俺たちは辰也以外は認めてねえから」というような心意気ですね。
「酒のつまみは〇〇〇に限る」「週に一回は〇〇〇を喰わないと気が済まない」というような自らへの誓いを課す男性は結構多いものです。
そんな状況で、ボイメンのあるメンバーの行動が、河原﨑の心を打ちます。
「辻本(達規)は立派だった!ずっと一周して『もう1回、悔しいから、降りてから行きます!』って言って、ステージ終わってからハイタッチに行って獲得してたからね。ああこいつは凄い!ってね」
土田も当時のことを思い出します。
「僕は1回目手を出した時に(河原﨑ファンが無視して)スンって立ってたんですよ。ちょっと心折れちゃって、あれどうしたら良かったのかなって…」
CBCラジオ、なんとかなるだろう!
北野は「あのイベントの時、こんな全く真逆のファンの中でCBCラジオは…」と言いかけて「俺いつも思うんやけど、CBCってな、適当やねん!」とCBC批判。
イベントでの内容を「なんとかなるだろう」と出演者に任せっぱなしにすることが多いようで、思わず河原﨑も「僕もよく喰らってます」と漏らします。
「結局自分で構成するのよね。こうしたら盛り上がれるし、両方のファンが納得してくれるやろう、みたいな空気感でやってるけれども」
北野の批判はまだ終わりません。
「でも任せっぱなしやから、リハやってる時にお互いのファンが違うけどどうしましょう、とかいう話し合いの場を設けてくれるわけでもない」
これには土田も河原﨑も完全同意。
「その化学反応が面白いじゃないですか」とあっさりしたノリで返してくる。しっかりした叩き台があるわけではなく台本も「以下よろしく」で済ます。
でも、なぜだか盛り上がって終わるCBCラジオのイベントなのです。
河原﨑辰也、キャーしかないだろう!
そのデンパークでのライブも例外ではなく、CBCの放任主義にも関わらず最後は盛り上がったようです。河原﨑が振り返ります。
「女の子たちも(自分の演奏で)ノッてくれたし、うちのファンもボイメンの『一生懸命の汗が凄いな』って、なんかきれいなものを取り戻したみたいに」
土田も河原﨑ファンについて「男性の声って響くから、それが返ってきて僕らも楽しくなりました」と語ったところ、河原﨑が「やっぱ欲しいものってあるよね?」と同意を求めます。
「やっぱ俺もさ、女の子の『キャー』って…いいんですよ男性も。でも望んできたわけじゃないじゃん!男性に好かれようと思って始めたわけじゃないから」
歌を聴いてもらうことから始めて、結果として男性ファンが多くなった河原﨑。
「いつの間にかさ、俺より10も20も年上の人が『よお兄貴』って言うんだよ。おかしくないかと!」
河原﨑辰也、考えてないだろう!
イベントでの共演経験も多い北野もこう語ります。
「付いた男性ファンが河原﨑を守んのよね。でも河原﨑は守ってほしいと望んでるわけじゃないねん。いつの間にか河原﨑を守ろうとするから。『河原﨑原理主義』ってのがあんねん」
北野によれば、この「河原﨑原理主義」とは河原﨑にアーティスト・イメージから離れたことをやってほしくないというファン心理だとか。
自分たちがやりたかったロックなことを河原﨑辰也に託しているのでは?との見立てです。
そんなファン心理について、河原﨑が答えます。
「実は一番俺がそういうの考えてないんだよね。考えてると思われがちなんですよ。こだわりがあるだろう、こういうので怒るかもしれない…何も考えてない、実は!(笑)」
この時点で深夜0時7分。三者による深夜の雑談は、まだまだ始まったばかりなのです。

番組名:誠と拓海はディナーのあとで