明治の赤レンガ建物で復刻ビールを堪能!愛知県半田市

レポドラ日記 / グルメ

愛知県半田市の「半田赤レンガ建物」は、明治時代の建造物で一般公開されています。
この建物で明治・大正時代に作られていたビールが復刻されたと聞いて伺いました。

赤レンガで作られた迫力満点の建物はところどころ色褪せていたり、戦争中の銃弾の痕が残っています。
時代が令和に移っても、ここだけは時間が止まっているようです。

中に入ると木の丸テーブルが並んだカフェや…

壁には大正ロマンを感じさせるポスターが…


ちなみにポスターの女性モデルは、明治末期~大正初期にかけて「日本一の美人」と言われていた方だそうです。


館内はグッズショップに至るまで、まるで明治・大正時代にタイムスリップしたような雰囲気です。

この半田赤レンガ建物について、お話を副館長の高木秀明さんに伺いました。

半田赤レンガ建物は、今から121年前の1898年(明治31年)、ビールの製造工場として建てられたのだそう。

地上5階建てで、現存するレンガ建物としては日本で4番目の規模を誇り、国の登録有形文化財に指定されています。

この建物を作ったのは明治の三大建築家の一人、妻木頼黄氏。
横浜赤レンガ倉庫や日本橋の高欄の装飾など明治時代の建築物を多く作った人物として知られています。

この半田赤レンガ建物で作られていたのが「カブトビール」。

ドイツから技師を招き、本格ドイツビールを手本に作られましたが、1943年(昭和18年)に太平洋戦争が激化するとともに製造中止されました。

その後、中島飛行機の衣糧倉庫として使用されるようになりました。
先ほど紹介したレンガの弾痕は、太平洋戦争時に、アメリカ軍の戦闘機の攻撃目標となったためです。
 
この弾痕は、貴重な戦争遺産となっています。

戦後、この建物は食品会社の工場となりましたが、1994年(平成6年)に閉鎖され、建物の取り壊しも決まりました。

しかし、市民グループ「赤レンガ倶楽部・半田」などから、建築的にも産業的にも貴重な遺産としてぜひ残してほしいと後押しもあり、2005年(平成17年)国の登録有形文化財に指定されました。
そして2015年(平成27年)7月から観光施設として一般公開されています。

現在は常時開放されていて、建物の歴史やビール製造の歴史などの展示があったり


定期的にイベントや企画展示なども開催されています。

また、明治・大正時代に製造されていたあのカブトビールが、当時の貴重な文献をもとに復刻されたんです。
もちろん飲むこともできますよ。

ふたつの復刻版カブトビール、左が大正時代、右が明治時代のものです。
ラベルだけでなく色も全く違います。

中継では右の明治時代のカブトビールをいただきました。
のど越しは最高ですが、発砲が少し弱く、苦みも強いように感じました。

高木さんいわく「復刻版カブトビールは当時の味を忠実に再現しているため、今の日本人には合わないような味でも
当時の味を重視して作っている」とのこと。
なるほど。私の舌がお子ちゃまなだけじゃなかったんですね…

建物の歴史を知り、当時を再現した空間で、当時の味を忠実に再現したビールが堪能できるなんて、大人の自由研究みたいで最高に贅沢な時間です。

この半田赤レンガ建物では様々なイベントを開催しています。

毎月第4日曜日には「半田赤レンガマルシェ」が行われています。
地産品、お菓子やお弁当、陶器やガラスなどの作家作品、地域の作家やお店によるモノづくり体験ワークショップなど、約60店舗が集うイベントです。

他にも、ビールが楽しめるイベントも満載。
例えば現在、9月までの毎週金曜・土曜の午後6~9時は「半田赤レンガBBQテラス2019 ビアガーデン」を開催中。
ライトアップされた赤レンガ建物で音楽団の楽しい音楽ステージとBBQやカブトビールが楽しめます。
詳しくは半田赤レンガ建物の公式サイトをご確認ください。


館内ツアーでは、このような衣装で案内してもらえます。

最後に、私の「映え」な写真をどうぞ。


(CBCラジオレポートドライバー 當山日和子)
半田赤レンガ建物
愛知県半田市榎下町8番地
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2019年08月22日16時46分~抜粋

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