レポドラ日記

「口裂け女」発祥の地・岐阜でお化け屋敷

昭和50年代に一世を風靡した「口裂け女」。発祥が岐阜ということはご存知でしょうか?

そんな昭和時代の怖さを体験できるお化け屋敷が、岐阜県岐阜市の柳ヶ瀬で9月23日までオープンしています。
CBCレポートドライバーの石坂窓花がレポートします。

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「あのお化け屋敷ね!頑張って!」

実はおばけが大の苦手の私。手汗が止まりませんでした。
(※そして中に入るとは思っていない)

岐阜柳ケ瀬お化け屋敷製作委員会 やながもん代表 吉村さんにお話を伺いました。



8年前に始まって今回で5回目の「岐阜 柳ケ瀬お化け屋敷」。



到着するまでに地元の方にお聞きしたところ、「あー!あのお化け屋敷ね!頑張って!」と言われてしまいました。
市内では馴染みのあるもののようです。

場所はドン・キホーテ柳ケ瀬店ビルの7階。
ビルのエレベーターが開くと…すでに…怖い…





入り口では、中学生の女の子が「足が震える~」と言うほど怖い雰囲気が漂っていました。
 

柳ケ瀬愛が生み出したお化け屋敷

そもそもなぜ柳ケ瀬でお化け屋敷を開くことになったのでしょう?

昭和39年生まれの吉村さんや地元の方にとって、柳ケ瀬は本当に特別な場所なんだそうです。

百貨店の上に遊園地があったり、怪獣映画が上映されていたり、美味しいものがたくさんあったり…日曜日には必ず親に連れてきて欲しい場所だったとのこと。

その柳ケ瀬の商店街ですが、時代の流れとともに客足が離れ、お店も消え、だんだん寂しくなっていきました。

この状況に「何かをしたい!」と感じた吉村さん、「岐阜の夏の思い出作りを柳ケ瀬でしてほしい」「街の良さを知ってもらってこどもたちに戻ってきてほしい」との思いから、このお化け屋敷を企画したそうです。

制作委員会 やながもんのメンバーには専門業者はひとりもいません。

ちなみに吉村さんは建設業、他の方も電気工事業、呉服店、印刷業など、お化け屋敷とは無縁のお仕事に就かれています。
それぞれの強みを活かしながら情熱を込め、アイデアを出して作られたお化け屋敷なんです。

昭和時代の柳ヶ瀬の雰囲気も体感出来るようになっていますよ。
 

現代に甦った口裂け女

今回のテーマは「恐怖の細道 消えた子どもたち」。



…もう怖い。

柳ケ瀬商店街で発生した、こどもの連続失踪事件の影に見え隠れする昭和の都市伝説「口裂け女」の噂。
なぜ今、彼女は現代に現れたのか?何の目的でこどもをさらうのか…?


…こんなストーリー聞いたら震えるーっ!!

岐阜発祥と言われている「口裂け女」の他にも、ご当地妖怪が大活躍ということですが、前回よりも怖くなっていて、途中でギブアップする方もいるとか…!

しかし!スタッフの方にお聞きしたところ、中では「ギャーッ」と怖がっているお客さんも、最後は笑って出てくるそうなんです。

なぜっ!?

と疑問に感じたところ、「体験するのが1番早い」ということで中に入るハメに…




 

笑ってしまうほどの怖さ

床が揺れたり、背後から「口裂け女」に囁かれたりと、とにかく怖かった…
腰が抜けてしまいました…

とっておきの1枚を特別に…。
※おばけが苦手な方はご注意を!



レポドラ後輩の山本衿奈に引きずられながら、なんとか出口に!!
汗だくで髪の毛もボサボサになりました。

でも、屋敷を出た後は、不思議なことに私も山本も、他のお客さん同様に笑顔になっちゃうんですよ。

別にギャグとかオチとかがあるわけではなく、あまりの恐怖に叫んでしまった自分に対して笑ってしまったとか、外に出られた開放感と達成感というか…
うまく説明できませんが、なんだかスッキリしました。
この心境は、皆さんもご自身で体験してみてください。



心も身体もひんやりするスポット、そして笑顔になれる「岐阜 柳ケ瀬お化け屋敷」。
是非皆さんも足をお運びくださいね。
(石坂窓花)
 
岐阜柳ケ瀬お化け屋敷
岐阜県岐阜市徹明通1-15
ドン・キホーテ柳ケ瀬店ビル7階

9月23日まで開催中(※9月は土日祝日限定営業)
平日 11時~20時/休日 10時~20時
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