鳥羽水族館(三重県鳥羽市)が飼育するジュゴンの「セレナ」の飼育日数が世界新記録(11,476日)を更新しました。
そこで鳥羽水族館へお邪魔し、学芸員の杉本幹さんにお話を伺いました。
今も世界記録更新中

鳥羽水族館で飼育されているジュゴンの「セレナ」。

9月15日、ジュゴンの飼育日数が1万1476日となり世界記録を達成しました。
ちなみに、当たり前なんですが今も世界記録更新中で31年と5ヶ月半なんです。
鳥羽水族館へ来た当初はまだ1歳ほどで幼く、寂しがり屋の甘えん坊だったそう!
そのため、飼育員さんが付きっ切りで水槽に潜り一緒に泳いでいたんだとか。
そんなセレナも今では立派な水族館のアイドル!
水槽の中で悠々と泳いでいましたよ。

そもそも、ジュゴンの飼育は難しい?
実はジュゴンの飼育をしている水族館は、現在日本では鳥羽水族館のみ。
また、世界の水族館でもオーストラリアに1頭しかいません。
飼育するのは世界での前例が少なく、はじめはエサとして何を食べるのかも分からなかったそうです…。
いまはアマモという海藻を与えているそうですが、身体が大きいため、エサを食べる量も多い!
1日に約30キログラム食べるのでエサを用意することも大変なんだそうです
また、いまジュゴンは絶滅危惧種に指定されているので、水族館にジュゴンが行くこと自体が稀!
自然界でも間近でジュゴンを観察することが難しいため、鳥羽水族館にも世界中から多くの研究者の方がいらっしゃるそう。
その研究結果が飼育へ活かされ、その先の自然界のジュゴン保護へと巡っていくのです。


また、世界の水族館でもオーストラリアに1頭しかいません。
飼育するのは世界での前例が少なく、はじめはエサとして何を食べるのかも分からなかったそうです…。
いまはアマモという海藻を与えているそうですが、身体が大きいため、エサを食べる量も多い!
1日に約30キログラム食べるのでエサを用意することも大変なんだそうです
また、いまジュゴンは絶滅危惧種に指定されているので、水族館にジュゴンが行くこと自体が稀!
自然界でも間近でジュゴンを観察することが難しいため、鳥羽水族館にも世界中から多くの研究者の方がいらっしゃるそう。
その研究結果が飼育へ活かされ、その先の自然界のジュゴン保護へと巡っていくのです。


まだまだ謎の多いジュゴンですが、寿命は約70年とのこと。
まだまだ元気いっぱいに過ごして欲しいなぁと思いました。
杉本さん・セレナちゃん!ありがとうございました。
また会いに行きます。


鳥羽水族館
三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
0599-25-2555(代表)
(レポートドライバー 清水藍)
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