豊橋鉄道田口線 廃線から50周年

レポドラ日記 / ニュース

愛知県豊橋市の豊橋鉄道株式会社にお邪魔しました。

豊橋鉄道と言えば、豊橋の街を走る路面電車の東田本線(市内線)と、田原市を結ぶ渥美線ですが、かつて「田口線」という路線があったんです。
1968年(昭和43年)に全線が廃止されて、今年で50周年となります。

それに伴い、豊橋鉄道では田口線の様々なイベントが開催されているんです。



お話を鎌田さんに伺いました。お忙しいところありがとうございました。

田口線とは、1929年(昭和4年)に開業し、新城市にある本長篠駅から設楽町の三河田口駅までの約22キロを11駅でつないだ路線です。

もともと奥三河の地域では林業が盛んで、この鉄道も通っていた設楽町には「御料林」と呼ばれる宮内庁の森があったこともあり、切り出した木を運搬する目的で田口線は始まりました。
木の運搬だけでなく、地元の人たちの足としても非常に重宝されていました。

しかし、昭和40年代に入るとモータリゼーションにより道路も整備されていき、田口線を使う人も年々減っていきました。
また、廃線の前年には台風の影響で線路が流されるなどの被害を受け、営業区間が短くなったりもしました。
このような影響を受け、昭和43年8月31日に田口線は運行を終了し、廃線となりました。
 


奥三河を50年前に走っていた電車ですが、その存在を知っている方は現在もいらっしゃいます。
高校時代に通学で使用した方や豊橋へのお買い物で利用した方などなど…

また、今回の廃線50周年のイベントの発端は、一般の有志の「田口線50の会」という団体がきっかけだそう。
そこからどんどん大きくなっていったそうで、地元の方から親しまれていたことがわかりますね。

そんな懐かしの田口線ですが、50年経った今でも遺構が見られます。

飯田線本長篠駅から歩いて10分程の場所に「内金トンネル」という当時の趣が残る遺構があるのだとか。
また、終点である旧三河田口駅には、当時の駅のホームの遺構が残っていますが、周辺ではダム工事が行われるため見られるのは今年いっぱいの見込みだそうなんです…!
他にも、新城市内~設楽町内にかけて廃線敷の一部が道路となっており、歩きながら当時の面影をたどることができます。

異空間のようなとっても神秘的な場所ですが、これらの遺構は当時のままの場所が多く、車を止める場所がありません。
田口線に沿う形で路線バスが走っていますので、公共交通でのお出かけがオススメだそうですよ!



こういった状況もあり、廃線50周年のイベントとして観光バスツアーも開催されます。
9/2(日)と9/20(木)と開催予定だそうですが、9/2は既に満席。
9/20も残り僅かだそうです。

そこで、豊橋鉄道では10月にもツアーを計画中だとか。
今後告知していくそうなので是非お見逃しなく!

さらに記念グッズもあります。
まずは田口線の駅名板がデザインされたキーホルダー。



それぞれ駅名が書いてあり、当時使っていた駅のものを見つけたらうれしくなりますね!

そしてもう一つが文鎮。こちらは田口線で実際に使用されていたレールを加工したものです。



レールを厚さ1センチで切断したもので、豊橋鉄道のマークと「田口線廃止50年」という文言が刻印されています。
こちらは実際の線路ということもあり、数に限りがある上に大人気!
渥美線の新豊橋駅で販売されているそうですので、ゲットしたい方はお早目にどうぞ。

こうしたグッズはもちろん、ツアーなどで自分の目で見てもいいですよね!
田口線を知っている方や鉄道ファンはもちろん、知らない方も新たな魅力を発見できそうです。

田口線を辿ることで歴史を感じてみてくださいね。
(松本結花)
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2018年08月21日16時48分~抜粋

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