大正うなぎの正体は?
お話を伺ったのは、大正うなぎ研究会・会長の三宅正吾さん。
三宅さんに伺ったところ、明智町ではドジョウのことを「大正うなぎ」と呼んでいるそうです。
明智町の田んぼは、ひとつひとつの面積が小さく、農業に向いていないということもあり、段々と使われなくなっていきました。
そこで1990年に、三宅さんがその休耕田の活用対策を考え、田んぼでドジョウの養殖を始めました。
以後、ドジョウは年間100kgの生産量を誇り、明智町の特産品となりました!
「大正村」と銘打って観光に力を入れている明智町の名物になればと思い、ドジョウを「大正うなぎ」と命名したそうです。
大正うなぎの正体がわかりました。
明智町でどじょうすくい体験ができる!
特産品となったドジョウのことをよく知ってもらいたいという思いから、明智町ではどじょうすくい体験ができます。
「大正村浪漫亭」に利用日の一週間前までに電話予約をします。
当日はスタッフさんに車で案内してもらいながら車で5分ほど走らせた田園風景に到着。
その田んぼでどじょうすくいをします。
芸のどじょうすくいではありません。実際に田んぼでドジョウをすくいます。
持参するものは長靴、着替え。
どじょうすくいセットは無料レンタルしています。魚籠、ざる、手ぬぐいの3点セット。
田んぼを見る限りではドジョウがいる気配がありません。
泥の中に潜んでいるそうです。
ざるで泥をすくい、水面で泥を落としていくと…
いました!!
ドジョウ!!
感触はにゅるにゅる、元気いっぱい踊っていました…
捕ったドジョウは持ち帰って飼ってもよし。食べてもよし。
食べる際には泥抜きをしないといけないため、1、2日ほど餌をあげずに泳がせておく必要があります。
三宅さん曰く、ドジョウは唐揚げが一番美味しい!
私も頂きましたが、味は白身魚に似ていて、さっくさくで美味しかったです。
中継当日(7月20日)は、明智町でぎおんまつりを行っていました。
大正ロマンの歴史あふれる景観で、地元の方々はとてもあたたかい!
9月も明智町ではイベントを行うそうで、楽しみですね。
皆さんありがとうございました!
夏の楽しい思い出が一つできたな、とほっこりしながら名古屋に帰りましたとさ。
(小林美鈴)
「どじょうすくい体験」
予約 大正村浪漫亭に利用日の一週間前に電話予約
持ち物 長靴、着替え
料金 一人60分 1,000円
大正村浪漫亭
岐阜県恵那市明智町456
0573-55-0057