レポドラ日記

朝ドラで人気爆発!岐阜県恵那市が『五平餅マップ』を作成

現在放送中のNHK朝のテレビ小説『半分、青い。』では、岐阜県の東農地方が舞台となっていますが、このドラマをきっかけに注目を集めているのが、昔から伝わるご当地グルメ「五平餅」(ごへいもち)です。

今回はドラマのロケ地として観光客が足を運んでいる岐阜県恵那市にお邪魔しました。

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『半分、青い。』の序盤で、豊川悦司さん扮する少女漫画家がひと口頬張って「うまっ!」と大絶賛したのが五平餅。

恵那市では、この五平餅が食べられる恵那エリアのお店をまとめた『五平餅マップ』を作ったそうです。
詳しいお話を恵那市役所観光交流課の島崎貴弘さんに伺いました。



ドラマでメインのロケ地となった恵那市岩村町には、春から観光客が殺到。五平餅が売り切れの状態が続きました。
そこで市役所には「どこに行けば五平餅が食べられるのか?」と多数の問い合わせが寄せられました。

ロケ地だけでなく、恵那の他のエリアにも美味しい五平餅が食べられるところがあるのに、それが知られていないのはもったいない!
との思いから、マップが作られることになったということです。



もともと恵那市を含む東美濃地域では、秋の収穫の際に五平餅を食べるのが習わしでした。
秋の催事のお供え物として奉納する地域もあったそうです。

そして昔から五平餅はお店で買う物ではなく、家で作って来客や親戚にふるまう、まさに郷土の家庭料理でした。

古くから生活に馴染みのある五平餅。
今から13年前の2005年(平成17年)には、恵那・中津川エリアの五平餅について調べた観光パンフレット『五平餅味栗毛』が作成されました。



今回ドラマで人気に火が付いたのを機に、この冊子を基もとに最新の情報を加えたのが『五平餅マップ』なのです。





恵那ではひと口に五平餅と言っても、地域によって形や味の組み合わせが多数存在します。
北部は団子型でしょうゆ味が多く、南部ではわらじ型でみそ味やしょうゆとみそを合わせたミックスが多いんだそう。
他にもみそに刻んだねぎを加えたり、へぼ(蜂の子)を練り込んだりと多種多様。

また愛知県の奥三河地方ではサイズが恵那のものより大きいなど、形や味の違いも『五平餅マップ』には記載されています。

そして恵那市の12地域にある37店舗の、五平餅が食べられるお店が載っています。



取材では2店舗のわらじ型、団子型のしょうゆ味の五平餅をいただきました。





わらじ型はしょうゆの味が強いですが、団子型の方はとっても甘くてやわらかい味。
同じしょうゆ味でも、タレに入ったクルミの量などで味が全然違うのがわかりました…。

このマップを見ながら食べ歩き&食べ比べツアーに出かけるのも楽しそうです。
実際「マップを送ってほしい」という声も多数寄せられているそうです。

この『五平餅マップ』は、市役所や各振興事務所の他、市内観光案内所などで配布されています。

市のホームページにも掲載されているので、ぜひご覧ください。
(石坂窓花)
恵那市役所
岐阜県恵那市長島町正家1-1-1
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