必要なのは見極める力
東海学園大学経営学部3年、TOPSのリーダー・佐藤陽太郎さんにインタビュー。
サイバーパトロールとは、SNSを定期的に巡回して、有害な書き込みを見つけて通報する活動のこと。
様々あるSNSの中でも、TOPSがパトロールしているSNSはTwitterなんだそうです。
ネットのコミュニティをパトロールする仕方自体は意外と簡単!
こちらが活動の様子です。
「援助交際」「パパ活」などのワード検索をしてヒットした有害な書き込みを、Twitterの運営と県警に情報提供するだけ。
ボランティアの委嘱があったため、県警にも特別に報告をしていますが、Twitterには有害な書き込みを報告する機能がついているので、その機能を使ってTwitterの運営に報告をしているんです。
ということで、サイバーパトロールそのものに特別な技術や許可はいらず、私たちでも行うことは可能です。
しかし、隠語を巧みに使っている書き込みもあります。
サイバーパトロールは誰でもできますが、この書き込みは有害?無害?という判断をする、書き込みを見極める力も必要なんですね。
ヒーローたちの想い
このTOPS、もともとネットに限らず、様々な防犯活動を行なっている学生団体です。
週に3回、地元の低学年の児童を対象に見守りパトロールを行ったり、小学生を対象にした体験型の防犯教室も開催しています。
そのような様々な活動の一環として行っているのが、このサイバーパトロール。
「若い人の力でこの地域を良くしたい、という想いが根底にある中で、同世代の人が悪質な書き込みによって苦しんだりしている現状に心が痛み、少しでもそういった被害をなくしたいと思ったので、参加を決めました」
力を込めて話してくれた佐藤さん。自分自身の正義感で活動されているんですね。
SNSのヒーローでもあり、街のヒーローでもあるTOPSのリーダー・佐藤さん。
今後もTOPSメンバー50人の若い力を結集して、この地域の安全安心を守っていきたい、と爽やかな笑顔で教えてくれました。
若きヒーローたちの今後の活躍に期待ですね!
(小林美鈴)