レポドラ日記

スポーツ選手も愛用するユニークなマスク

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連日スポーツが盛り上がって興奮しっぱなしの毎日ですが、スポーツ選手も愛用するユニークなマスクが愛知県豊橋市で作られている、と聞いてやってきました。

株式会社くればぁの取締役社長・中河原毅さんにインタビューしました。



スポーツ選手も使っているユニークなマスクとは、様々な機能を持つフィルターを10層重ねた"bo-biカロリー"なる商品。



呼吸に負荷をかけるフィルターが入れてあり、日本スケート連盟の選手にも提供しているんです。
スケート!今めちゃくちゃ盛り上がってますよね。

肌に触れる部分には、化粧品の付着防止やメガネ曇り防止、他にも吸水速乾・消臭・ウイルスカットなど様々なフィルターを10層に重ねているんです。





実際に触ってみると…とてもしっかりしているのがわかります。
耳にかけるところはゴムになっていて自分の顔とフィットして隙間がなくなるのが特徴。
これにより、ちゃんとフィルターを通して空気を吸うことができ、程よく呼吸に負荷がかかるのだとか。

ドラッグストアに行くと「耳が痛くならないマスク」や「呼吸しやすいマスク」などが売られている中、どうして呼吸しづらいマスクを作ろうとしたのかというと「全く逆の発想をしたら、どんなマスクができるかと考えたことがきっかけ」だったそう。

大学や病院と一緒に共同研究を行った結果、この呼吸しづらいマスクを装着すると、消費カロリーが3倍、肺活量が2倍に増えたそう!
その結果を受け、呼吸筋を鍛えてカロリー消費を促すマスクを商品化することになったそうです。

鼻の高さや横幅、鼻の下から顎までの長さなど5か所を測ってオーダーメイドのマスクを注文することも可能。

「逆転の発想のマスクは、需要は小さいかもしれないが、どこかにニーズがあると思って作っている」と話す中河原さんです。

作業は全て手作業で、1つのマスクが1万円以上!と決して安くはないんですが、今は大人気で1,200人(約3週間)待ちなんだとか。





中には北海道や沖縄からオーダーのため豊橋にいらっしゃった方も…

そんな大人気マスクを販売しているくればぁですが、元々は網などのメッシュのフィルターを製造販売している会社。
ガソリンのオイルフィルター、化粧品や食品の粉をふるう際のものなど、ろ過フィルターや特殊なフィルターを企業に売っていました。



取り扱っているフィルターは実に10万種類!

しかし、インターネット販売が手軽にできるようになったことを受け、一般向けにフィルター技術を活かした商品を作ろうと思いマスクの制作を開始。
永く培った独自のフィルター製造技術を使ってもっと社会に貢献できる製品はないか、と豊橋から世界へ発信しています。

そんな豊橋市、実は繊維の街。
今後も豊橋の方と協力し、技術を活かしながら地域の未来を牽引していきたい、と中河原さん。

今は口元が透けて見える「透明マスク」やマフラー型のマスクも製作中で「世界に一つだけ、世の中の人のためになるものを作っていきたい」と話してくださいました。





これからも豊橋から世界に!
素敵な商品を届けてくださいね



(清水藍)
 


株式会社くればぁ
愛知県豊橋市大村町藤田4-1
0532-51-4151
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