レポドラ日記

懐かしの給食の味「ミルメーク」はメイドイン名古屋

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CBCラジオレポートドライバーの清水藍です。

給食の牛乳に入れて飲む、甘くて美味しい「ミルメーク」。
愛知県の小中学校を中心に使われていた大人気な給食の定番です。

地域によっては給食に出なかったところもあるそうですが、懐かしい~!と感じる方も多いはず。

そんな「ミルメーク」について、製造している名古屋市守山区の大島食品工業株式会社 常務取締役の中根勇さんにお話を伺いました。



「ミルメーク」は、1967年(昭和42年)、学校給食が脱脂粉乳から瓶牛乳へ変わりはじめた頃、カルシウムやビタミンの栄養不足を心配した栃木県の栄養士さんの声がきっかけとなり、大島食品工業で開発されました。

合成着色料を使わずにカルシウム・ビタミン・鉄分などが取れ、牛乳が苦手という子や牛乳が余ってしまう冬場でも飲めるようにと”ミルク”で作る="メイク"するということで、「ミルメーク」と名付けられました。



一番人気は定番の「コーヒー」で、他にもココア・いちご・バナナなど8種類の味があります。

多くのこどもたちには「甘くて美味しい」という理由で人気だったのですが、学校給食での栄養を考えて作られたんですね。

実は私の出身地・広島では給食に出なかったのですが、実際に「ミルメーク」を使って牛乳を飲んでみました。



作り方は簡単です。牛乳と粉末を混ぜるだけ!



瓶牛乳の場合は、そのまま粉を入れると溢れてしまうので、一口牛乳を飲んでから入れたり、紙パックの場合は、ストロー口から入れられる液体を使用したりと「ミルメーク」界隈には様々な知恵があるそう。

そして、味はと言うと…



わあー美味しい!!
こどもの頃に出会いたかった(笑)

しかも栄養面もバッチリということで嬉しいですね。

今も多くの方に愛されていますが、少子化問題に加え、学校給食の牛乳消費量自体が減っているため、「ミルメーク」の消費量も減少しているのが現状です。

そこで大島食品工業では新しい商品も開発しています。

それが上郷SA限定販売のロールケーキ。





優しいコーヒーの味に癒されます。

他にもキャンディなども発売されていますし「ミルメーク」自体もスーパー「イオン」や100円ショップ「ダイソー」など小売店でも販売されています。



是非、懐かしい味を感じてくださいね。

昨年、誕生から50年を迎えた「ミルメーク」。
「これからもこどもたちの栄養や食育を考え、安心・安全な商品を作るとともに、大人向けの栄養素の入ったミルメークも作りたい」と中根さん。

こうして今も変わらず、みんなの健康を考えていらっしゃるんです。



中根さん、ありがとうございました。
私も「ミルメークめの大ファンになりました。
(清水藍)
 


大島食品工業株式会社
名古屋市守山区小幡南2-2-5
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