レポドラ日記

愛知県一宮市の小学4年生が「城の自由研究コンテスト」で最高賞!

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CBCラジオレポートドライバーの小林美鈴です。

「第16回城の自由研究コンテスト」という小中学生が城をテーマに研究発表するコンテストが行われました。

そのコンテストで最高賞にあたる文部科学大臣賞を受賞した、一宮市の鵜飼航君に会いに行ってきました!

「尾張名古屋は城でもつ」は本当か?


名古屋市が国内主要8都市で「行きたくない街ナンバーワン」になってしまったニュースを聞き驚愕した航君。

「名古屋には名古屋城があるのに!」

と思ったのが研究に取り組むきっかけでした。

研究テーマは「『尾張名古屋は城でもつ』は本当か?これであなたも名古屋城博士」

航君は、『尾張名古屋は城でもつ』…尾張の名古屋は名古屋城のおかげで保つ、つまり繁栄しているということは本当なのか?という調査を行いました。

調査期間は1年!
7回名古屋城に訪れ、来場者37人にアンケートをとったり、ボランティアガイドと名古屋城を見て周ったり、新聞記事を切り抜いたり…
調査結果は模造紙5枚にもわたる超大作!



集めた資料はファイルに保存。これも辞書のように分厚い…



模造紙に使用されている写真は全て自分で実際に足を運んで撮ったもの。
この努力も最高賞ものです。

城に行ったら石垣ですよ!


日本城郭検定の4級と3級の資格を持っている航君。
お城めぐりが大好きで、行ったお城は50箇所以上!
愛知県のお城は全制覇したそうです。

航君、城に行って見るところは「石垣」。

天守閣などは復元などがほとんどされていますが、土台となる石垣は昔のまま時代を駆け抜けた石垣を見て歴史の醍醐味を感じることが好きなようです。

お城を好きになったきっかけは小学1年生の時に訪れた京都の二条城。
そこの壁画などの美しさに惚れたようです。

航君「レオナルド・ダヴィンチよりも綺麗だった!!」

航先生の語る、名古屋城の魅力とは


1年に渡る名古屋城の研究をした航君。
そんな航君が考える名古屋城の魅力は

「石垣」

名古屋城の天守台の石垣は上に行けば行くほど急になる設計になっており、その形が美しい!

そして石垣の様々な色も魅力の一つです。
20人の大名が全国の様々な場所から崗岩、花崗閃緑岩、砂岩という3種類の岩を集めて作られました。



この3つの岩石が使われているためカラフルな石垣になっているそうです。

なんと九州から持ってきた石に九州で見られる植物がくっついていた!
今でも石垣の下から緑を見せているそうです!

また、大名の刻印が入っている岩石が500以上あるので、それを探すことも楽しみの一つ。
航先生、ありがとうございました。

将来は歴史学者になることが夢の航君。
中継の帰りに最近ハマっているマジックを披露してくれました。
目指せ、マジック歴史学者?



(小林美鈴)
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