CBCラジオレポートドライバーの石坂窓花です。
今日は愛知県豊川市の、とあるカフェにお邪魔しました。
豊川市と言えば豊川稲荷。
中継前に稲荷前の商店街をぐるっと回って来ましたが、寒さにも関わらずたくさんの人で賑わっていましたよ。
いなり寿司の食べ歩きをしている方もいらっしゃいました。
さて、近頃「インスタ映え」だとか「フォトジェニック」という言葉をよく耳にします。
思わず写真を撮りたくなるようなカフェが人気ですよね。
今回お邪魔したカフェも、入口に入る時から写真を撮りたくなるようなお店です。
そのお店の名前は「狐面ギャラリーカフェ 伍ん」。
詳しいお話を、店長兼狐面作家の林菜央さんに伺いました。
現在25歳の林さん。お着物にベレー帽を被った可愛い女性です。
「伍ん」の前には、そこかしこに狐のお面が飾られています。
さらにお店の中に入っても壁の棚やショーケース、お店の至るところに狐のお面が飾られています。
デザインを学んでいた林さん、将来は絵を描く仕事をしたい、とずっと思っていたそうです。
そして林さんが生まれ育った豊川では稲荷繋がりで狐が有名ですが、意外なことに狐にまつわるお店が少ないのです。
そこでもっと豊川の狐を広めることが出来ないかと考えたのが、狐のお面に絵付けをして販売することだったのです。
「狐のお面」と聞くとおどろおどろしいというか、目がつりあがっていて口元がニッと笑った、夜に見ると怖そうなお面というイメージでした。
「伍ん」に飾られている狐のお面には、一見そういった物もありますが、よく見ると…
綺麗で鮮やかなお花とかが大きく描かれていたり、なんだか仮面舞踏会に行けそうな華やかさがあるんです。
最近は若い方からファミリー層まで、様々な方が手に取っていかれるとのこと。
お部屋のインテリアとして購入される方が多いそうですよ。
飾った時にパッと雰囲気が明るくなるような色使いもこだわりの一部、と語る林さんです。
お面には2種類あって、こちらの「半面」は真っ白なお面を仕入れて、林さんが絵付けをしたもの 3,000円~
もう1種類は「オリジナル」8,000円~
こちらは林さんが独自に作った型に、和紙を貼って乾燥させるのを何度も繰り返す「張り子」という技法。
およそ1週間かけて作ったお面に林さんが絵付けをするそうです。
この作業、林さんがおひとりでされているんですよ(価格は変動するとのこと)。
そして「伍ん」ではワークショップも行っているんです。
購入するだけではなくて「半面」に自分好みに絵付をけすることが出来るんです。
時間制限はないので2~3時間かけてじっくり書く方もいるそうですよ。
カフェでは白い狐型のモナカを浮かべた「おきつねぜんざいセット」が人気で、それを食べながら絵付けを楽しむ方も多いとのこと。
やってみたいけど時間がないという方はお持ち帰りもできます。
お面と筆、絵具がセットになっているので、お土産としてもいいですね。
今後は狐のお面を「日本の文化」として海外の方にもっと知ってもらうことが林さんの夢なんだそうです。
和紙で作られていて、実際に触ってみると、和紙の凹凸がそれぞれ違っていて、なんだか温かみが感じられる狐のお面でしたよ。
皆さんも是非お店に行って林さんの作品を見て触ってみてくださいね。
ステキな時間をありがとうございました。
機材担当をしてくれた小林とも撮らせていただきました。
(石坂窓花)
「狐面ギャラリーカフェ 伍ん」
愛知県豊川市幸町9
0533-55-6072