CBCラジオレポートドライバーの清水藍です。
今回は岐阜県美濃市にお邪魔しました。
美濃市の特産品といえば「美濃和紙」。
この寒い時期も作業は続きます。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7330-e1518169485942.jpg?v=1526432537)
美濃和紙を作っていらっしゃる「紙漉き職人大光工房」の千田 崇統さんにお話を伺いました。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7371-e1518169546898.jpg?v=1526432541)
改めまして、和紙は"コウゾ"という植物から作られています。
このコウゾはクワ科の植物で、幹を刈り取ってその皮を和紙の原料に用います。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7366-e1518169583896.jpg?v=1526432541)
皮の表面を削り、肌色の部分を煮て柔らかくし、叩くなどして繊維状にし紙を漉きます。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7346-e1518169631761.jpg?v=1526432540)
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7348-e1518169660797.jpg?v=1526432540)
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7336-e1518169687623.jpg?v=1526432539)
また「ブランド和紙」というのは原料・コウゾの産地に関わらず、基本的にはどの地域で紙が漉かれたか、ということに由来し呼び方も変わってくるそうです。
そして、原料となる肝心のコウゾが現在、全国的に減少しており、中国やタイ産などの外国産のものを使っている工房もあるそう。
地元産コウゾで作られた美濃和紙は全体の10%くらいなんだとか。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7331-e1518169737594.jpg?v=1526432538)
そもそも美濃地方は水が綺麗だったことから、紙を漉くことに特化して繁栄した背景もあり、近年は、手間と時間がかかり換金率として安いコウゾの栽培を進んで行ってこなかったのだそう。
しかし、純粋な美濃和紙を作りたいという想いから、30年ほど前に地元でコウゾの生産を行おうと「こうぞ生産組合」が発足。
「美濃和紙」は1300年の歴史があると言われています。
きっと昔は近くのコウゾを使って、近くの山や川、井戸水を使って人の手で漉いていたはず。
「便利になって忘れてしまった、純粋な美濃の和紙を作りたい」と千田さん。
千田さん、実は美濃市ではなく各務原市の出身なんです。
千田さんのように外から美濃市へ来る方がいる一方で、後継者不足問題も課題となっています。
また、紙漉き職人が注目される中、和紙の原料となるコウゾの生産者は中々注目されません。。
しかし、コウゾがなければ和紙はできませんよね…。
コウゾ栽培はどうしても体力仕事となってしまうので、高齢化が進む現状に若手の力が必要なのです。
農家に憧れる若い世代の方も多いと感じるので、コウゾにも、もっと興味を持ってほしいと語る千田さんでした。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7358-e1518169788875.jpg?v=1526432540)
コウゾ栽培は、時間や手間もかかる為、大変。
ということですが、まずはこの地方の大切な宝。
美濃和紙の原料「コウゾの現状」を、多くの方に知ってもらうことが必要だと感じました。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7335-e1518169824132.jpg?v=1526432538)
千田さん、お話をありがとうございました。
(清水藍)
今回は岐阜県美濃市にお邪魔しました。
美濃市の特産品といえば「美濃和紙」。
この寒い時期も作業は続きます。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7330-e1518169485942.jpg?v=1526432537)
美濃和紙を作っていらっしゃる「紙漉き職人大光工房」の千田 崇統さんにお話を伺いました。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7371-e1518169546898.jpg?v=1526432541)
改めまして、和紙は"コウゾ"という植物から作られています。
このコウゾはクワ科の植物で、幹を刈り取ってその皮を和紙の原料に用います。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7366-e1518169583896.jpg?v=1526432541)
皮の表面を削り、肌色の部分を煮て柔らかくし、叩くなどして繊維状にし紙を漉きます。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7346-e1518169631761.jpg?v=1526432540)
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7348-e1518169660797.jpg?v=1526432540)
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7336-e1518169687623.jpg?v=1526432539)
また「ブランド和紙」というのは原料・コウゾの産地に関わらず、基本的にはどの地域で紙が漉かれたか、ということに由来し呼び方も変わってくるそうです。
そして、原料となる肝心のコウゾが現在、全国的に減少しており、中国やタイ産などの外国産のものを使っている工房もあるそう。
地元産コウゾで作られた美濃和紙は全体の10%くらいなんだとか。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7331-e1518169737594.jpg?v=1526432538)
そもそも美濃地方は水が綺麗だったことから、紙を漉くことに特化して繁栄した背景もあり、近年は、手間と時間がかかり換金率として安いコウゾの栽培を進んで行ってこなかったのだそう。
しかし、純粋な美濃和紙を作りたいという想いから、30年ほど前に地元でコウゾの生産を行おうと「こうぞ生産組合」が発足。
「美濃和紙」は1300年の歴史があると言われています。
きっと昔は近くのコウゾを使って、近くの山や川、井戸水を使って人の手で漉いていたはず。
「便利になって忘れてしまった、純粋な美濃の和紙を作りたい」と千田さん。
千田さん、実は美濃市ではなく各務原市の出身なんです。
千田さんのように外から美濃市へ来る方がいる一方で、後継者不足問題も課題となっています。
また、紙漉き職人が注目される中、和紙の原料となるコウゾの生産者は中々注目されません。。
しかし、コウゾがなければ和紙はできませんよね…。
コウゾ栽培はどうしても体力仕事となってしまうので、高齢化が進む現状に若手の力が必要なのです。
農家に憧れる若い世代の方も多いと感じるので、コウゾにも、もっと興味を持ってほしいと語る千田さんでした。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7358-e1518169788875.jpg?v=1526432540)
コウゾ栽培は、時間や手間もかかる為、大変。
ということですが、まずはこの地方の大切な宝。
美濃和紙の原料「コウゾの現状」を、多くの方に知ってもらうことが必要だと感じました。
![](https://dqqyksukcoz0h.cloudfront.net/files/user_img/wp/2018/02/DSCF7335-e1518169824132.jpg?v=1526432538)
千田さん、お話をありがとうございました。
(清水藍)