CBCラジオレポートドライバーの小林美鈴です。
昨年の12月10日(現地時間)、ハワイでホノルルマラソンが行われました。
42.195キロのこの大会を日本人最高齢で完走した方が、犬山市にいると聞いて会いに行ってきましたよ。
馬場武雄さん・90歳。
ご本人の魅力に迫ってみました。
改めて、すごいぞ馬場さん
馬場さんが手に持っているのは
ホノルルマラソンを完走した証のメダルと
年齢別部門で男性1位の記念ボックス。
なんと馬場さんは、90歳~94歳の参加者の中で、9時間34分19秒で1位のタイムを出したのです。
しかも70代までは、フルマラソンを5時間で完走していたそうです。
成績から馬場さんがマラソンを愛し、愛されているのがわかります。
マラソンを始めたのは58歳
意外にも馬場さんのマラソン歴は、58歳で機械製造会社を退職した後、と遅れてのスタート。
こどもの頃は川遊びなど、身体を動かすことが大好きでしたが…
馬場さん「会社に勤めてからは運動の"う"の字もしてこなかったなあ」
馬場さんは「健康のため」という理由で、はじめは土日に少し歩くところからトレーニングを始めました。
鈍ってしまっている身体で、58歳から始める…
これは相当な努力の賜物…と思いました。
馬場さん、ハワイアンスピリッツに恋をする
馬場さんはこれまで18回、海外マラソン大会に参加してきました。
なぜ海外ばかりなのか?
まずホノルルマラソンは時間制限がないことが1番の理由だそうです。
自分のペースで楽しく走れることが魅力的なんですね
日本では制限時間は基本5時間ほどですが、海外だと7時間なんだそうです。
馬場さん「あとはですねえ、バナナとかくれるんですよお」
ホノルルマラソンの開催地のハワイではスタッフたけでなく、現地の方が差し入れを用意してくれたりしてくれるようで、皆で一緒に楽しく行う様子がお好きなんですって。
ホノルルマラソンについてお話しされている時が、1番良い笑顔でいらっしゃってました。
どんな練習をしている?
90歳でフルマラソンを走り切る馬場さん。
1か月のうち20日ほどは朝5時に起きて1時間ほど走り、15分しっかりストレッチをするそうです。
月1回は犬山から名古屋まで自転車を牽きながら走るんだとか…
そのおかげで大きな怪我や病気は0!
ご自宅の改装をご自分でされるそうですよ。
馬場さん「脚立や鉄の柱を運んだり壁にペンキを塗ったりするんですよお!」
うーん、マラソンのトレーニングの域を超えているなあ。
ランニングハイがたまらない
改めてマラソンの魅力について伺いました。
走り始めは疲れるそうなんですが、5キロほど走ると「ランニングハイ」という、なんともいえない爽快感がやってくるそうです。
それがたまらない!
馬場さんの次の目標は5年後の95歳の時に開催される、ホノルルマラソン50回記念大会に参加すること。
100歳を超えても走り続けてほしいな…
ありがとうございました!
(小林美鈴)