レポドラ日記

三重県への郷土愛がぎゅっと詰まった「まこもドッグ」

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CBCラジオのレポートドライバー、清水藍です。

三重県立四日市農芸高校 食品科学科販売情報コースの生徒さんが考案した「まこもドッグ」が、『第6回 ご当地!絶品うまいもん甲子園』(主催:農林水産省/一般社団法人全国食の甲子園協会)で準優勝に輝いた、ということで会いに来ました。



そもそも「まこも」とはなんでしょう?

3年生の水谷ゆきさん・落合ふうかさん・兵頭はるなさんにインタビューしました。

今回皆さんが出場した『ご当地!絶品うまいもん甲子園』とは、地元の食材を使い30分で料理を作り、その味を競う大会です。
5分間のプレゼンテーションタイムもあり、料理の魅力や食材が地元とどのような関わりがあるかを説明します。

先日、東京で行われた全国大会では「郷土愛が伝わってくる」と評価され、準優勝に輝きました。

大会出場のきっかけは、高校で育てている「まこも」をもっとPRしたい!という思いから。

こちらが「まこも」ですっ!



「まこも」とはイネ科の植物。
四日市農芸高校がある四日市市の隣、菰野町の特産品で町名の由来でもあるんです。

見た目はネギのようで味は甘く、食感は筍に似ています。



水煮は"しゃきしゅくしゃく"といった食感でとっても美味しかったです。

さらに、食物繊維やビタミンなどが豊富なのも特徴。

こちらは収穫後なので30cm程ですが、成長すると2メートルにもなるんです!

四日市農芸高校では、高校専用の敷地で「まこも」を育てていて、授業でも「まこも」のレシピを考案しています。

これまでに、味噌汁・肉まん・パイ包み・コロッケ・きんぴら・プリンなどなどたくさん作ったそうです。
食感も楽しめますし、優しい味なのでいろんなアレンジができますね。

そんな「まこも」のPRのために今回考案されたのが「まこもドッグ」なのです!



「まこも」の葉の粉末を練りこんだパンに、松阪牛や県産の豚肉を使ったソーセージを挟み、仕上げにまこも入りのカレーソースをかけたもの。

他にも、桑名のもちこむぎ・三重県産の卵・リーフレタスなど、80%以上の食材が三重県産。

ちなみにパンの生地が三色で三つ編みになっているのは、三つを重ねる…さんじゅう、「三重」すなわち「三重県」を表すため。
細かいところまでこだわりが満載ですね。

ふるさと愛がぎゅっと揺れる詰まった「まこもドッグ」です。



まこもは今がちょうど旬!
菰野町内の道の駅などでも販売されてるそうです。



また「まこもドッグ」にも使われている「マコモだけカレー」も、校内の販売所で購入することができますよ。
詳しくは学校の公式サイトをご覧ください。

まこもは美味しい上に使い勝手も良いので、今回の「まこもドッグ」の受賞を機に、もっと認知度がアップすると良いですね。



みなさん、ありがとうございました。
(清水藍)
 


三重県立四日市農芸高校
三重県四日市市河原田町2847番地

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