レポドラ日記

岐阜県可児市に有名アーティスト御用達のギター工場が!

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ポールマッカートニーや桑田佳祐さんなど、日本のみならず、世界の有名アーティストたちが愛用している「ヤイリギター」。

このヤイリギター、実は製造工場が岐阜県可児市にあるんです。
CBCラジオレポートドライバーの石坂窓花が工場へお邪魔し、ヤイリギター クラフトマンの森幸久さんにお話を伺いました。

これからギターになるんだよ


ギターは、ボディとなる木材をじっくりと乾燥させ、それから部品に切り分けたり、板を曲げたりしてギターの形に作っていくんです。
それから塗装して、最後に弦を張って完成!

木材を乾燥させてからギターが仕上がるまでに、3~5ヶ月かかるんだそうです。
多くの方々が愛用するヤイリギター、1番のこだわりは、ギターの元になる木材の乾燥だそうです。



他のメーカーでは、人工的に短い時間で乾燥させてしまうことも多いそうなんですが、ヤイリギターはすべて自然乾燥なんです。

乾燥に要する期間は2~3年。
長いものだと5年、10年と長い時間をかけて乾燥させることで、木の個性を活かしながら、木にストレスを与えることなく、ギター材として熟成することができるんだそうです。



すべての工程で人の手が掛けられていて、職人がギターと向き合いながらしっかりと丁寧に作っています。







他にも、製造途中にギターを保管しておく部屋がありまして、その部屋の中では大音量の音楽がかけられているんです。



製造中にも音楽を聴かせることで「これからギターになるんだよ」と教えているそうです。
生きているみたいですよね。
ギターへの愛とこだわりに溢れているのがわかりますね。

ミュージシャンから選ばれる理由


プロが楽器を使う時、ライブハウス、アリーナ、野外など、様々な場所でギターが使われますが、どこで演奏しても自分たちの音楽を自在に表現出来る楽器が必要です。

ヤイリギターはこだわりの素材を使い、職人の手作業で丁寧に作られているので、その人が求める音を出すことができて、そして軽くて持ちやすいんだそうです!
持ち手の部分も手で削ることで、機械で削るよりも温かみが出るそうなんです。



「たくさんのこだわりを持って作っていて、それがプロから選ばれる楽器の信頼性につながっているのだと思う」

どうして可児市に工場が?


そもそもどうして岐阜県可児市に工場を構えたのかと言いますと、工場の場所が少し小高い丘になっているので、風通しがとても良く、木材の乾燥にぴったりだったからだそうです。

さらに中京エリアは、木曽の林業が培ってきた木材の流通の土台や名古屋港からの輸入木材が入手しやすいなど、材料を入手するにも、製造するにもぴったりの場所だったんだそうです。

そして、ギターの製造過程を見たことがある方は少ないのではないかと思うんですが、ヤイリギターでは工場見学ができるんです。

毎週土曜日の午前10時からと、午後13時半からの2回。それぞれ10名程度の定員制です。
約40分かけて、ギターを作る職人の作業をすぐそばで見られますよ。

工場見学の予約は電話で受け付けているそうです。
ショールームでは100本以上のギターを自由に触ることもできるんですよ!



職人さんにヤイリギターを弾いて頂きましたが、優しくて、吸い込まれるかのような心地いい素敵な音色でした…。
興味のある方は是非!足をお運びください!!



矢入社長と、出演してくださった森さんと記念撮影。

素敵な時間をありがとうございました。
(石坂窓花)
 


株式会社ヤイリギター
岐阜県可児市下恵土3230-2
TEL:0574-62-1138
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